「寒いなら走って来いッ」

以前から書いてますが、アメリカでは様々なものが日本とは異なります。

細かいですが「醤油の味が違う」とかは代表格ですね。最近(値段がなぜか安いので)「Organic」と表示されたアメリカのブランドを自然食品を扱う店で買うようになりましたが、なんとなくアメリカの「キッコーマン」よりは日本のに近い気がします。それでも「なんか違う」という違和感は払拭できず、醤油にパンチが足りないと思いますが。

もちろん「お米」や「魚」、「野菜」は有名な話ですね。

「サッポロビール」なども酒屋で普通に買えますが、カナダで作ってアメリカ国内に送って「輸入品」しているので、はっきり言って味はまったく別物です。
その他で言うと、「車の内装がなんか大ざっぱ」とか。あ、家の作りも日本に比べると雑ですかね。

結局「なんでもアリで大らかな人達が多いのから」なのでしょうけど。

また、よく聞く(特に日本人女性陣がよく語る)のは「美容院」の技術の低さ。ま、あまりお金をかけるほうではないのですが、床屋さんも基本「まじで?」というレベルの人が多い気がします。

アジア人の髪質に慣れてないとかもあるだろうし、元々自分で切ったり、安いところでしか切ってなかった小生にはあんまり語れる内容ではないのですが、先週土曜の朝、ちょっとした事件が…

起床後、「あ~サクッと散髪だな」とここ二年くらい不定期に通っている「Old Town Barber College」に行きました。

以前は下手な人にお金払って任せるなら、自宅でバリカンやハサミを使いちょこちょこやるほうが経済的とか思い込んでいたのですが、「でもなぁ~後片付けを考えるとな~、この値段払ったほうが得なような…」というのが始まりでした。

最近まで収監されていた元・犯罪者の矯正施設のひとつとして使われている、この職業訓練校。ウェブサイト上の写真とは結構かけ離れた世界が広がっております。

歴史は古く、あるレベルに達した(はずの)学生達が切ってくれるため、カットのみは「6ドル」という叩き売り。おじいちゃん、子供、障害者はさらに割引きなるので、いつも混雑しています。

「ネオナチ?」という首から頭のてっぺんまで刺青だらけの白人に、たぶん「アジア人の髪には対応できないであろう」黒人とヒスパニックの学生。使われてる英語も「(主に黒人特有の)イボニクスebonics)」というものだったり、ヒスパニック系の強い訛りのあるものだったり。話している内容も自分の環境とはかけ離れ過ぎて、あまりに興味深く面白いので、それが好きで通ってるのもありますが。

さらに、こっちの学生の仕事なので、基本その雑さは笑えます。

とりあえず「違う角度から見る」という作業、ここでは「散髪する側」が「椅子に座ってる我々」をグルグル回してくれます。

切ってる過程は基本チェックできないように(?)彼らが鏡を背に立ち、自分はひたすら「チョキチョキ」という音だけが聞こえる状態。

大体ひと通り切り終わると、研修を担当するベテランの床屋さん(この人達は基本上手い気がする)が「ここをこうしろ、あそこはあぁしろ」などと修正したりします。生徒がまだまだな場合、ここからさらに切られるので、ほとんど「注文された長さ」にはなりません。

今回の事件というのは、その「長さ」の話。

先週バリカンで横を切り始める際に「あ(Oops)」と聞こえました。「切ってる最中に『あ』言うなよ」とか思い、「どうしたどうした?」と尋ねると…

「やっちゃった」と言わんばかりにグルっと鏡に自分を映してくれました。

…え~と、真ん中にサクッとバリカン入ってんすけど。

しかも、すげぇ短けぇし。

我ながら笑えてきて、「なんで横を切るはずが、ど真ん中いくんだよ」と突っ込んでみたが、「ま、丸坊主も良いかな」と苦笑しながら悟る。

日本では幼稚園から2008年の渡米までしたことのない髪形でしたが、今回のようなバリカン事件もアメリカでは二回目(前回は自爆)。慣れました。

こういう時に限って、「ズ~」とバリカンがパサパサと髪を落としながら頭を走り抜ける様を鏡に映して見せてくれたし。

「見なくていいし」とかも突っ込みたくなったが、まぁいいや。

昨日(月曜)出勤したら、ボス(女性)と女性陣に「お~触っていい?」とペチペチされました。「ペチペチすな~」と自分のオフィスに逃げましたが。

さて、これからが冬本番(最近妙に暖かいが)。帽子を買いに行こう。そうしよう。
2008年夏の自爆時の模様(今と同じ)。 

「寒いなら走って来いッ」” への9件のフィードバック

  1. 床屋に言われる”oops”ってすごい嫌・・・。
    私はベトナム人の女の子に10ドルで切ってもらってます。日本人が好きそうなスタイルもわかっててありがたい。

  2. はい、女性にとってはかなり重要問題です。
    今は日本人の多いLAにいるので日本のヘアサロンそのまま輸入してきたようなお店に行けますが、田舎に住んでたころ、中西部にいたころ、苦労しましたねぇー・・・わざわざ飛行機でNYまで行って切ったりしてました。一度マンハッタンのビダルサスーンで、こんな大手なら大丈夫だろうと思って前髪を切ったらいまどありえないパツーン!!ストレートにされて泣きそうになったり。アメリカで技術が高い=アジア人の髪が切れる、と限らないんですよね。
    しかし出所した人のヘアサロンって未知の世界なのでこの体験談おもしろかったです。女性にはなかなか冒険するのに勇気がいる選択肢ですね 笑

  3. 私も、日本にいるときは最低月1でヘアサロンに通っていたのに、こちらに来てから全く行かなくなりました。美容師が日本人!と思っても、こちらでの免許しか持ってなかったりするので、3Dカットで…とかもっと空気感を出して…どころか、こちらの希望すら聞き入れてもらえなかったりします。私は毛髪量人の3倍+剛毛+くせ毛なので、とても悲惨なことになってます

  4. ちなみに「丸坊主」なだけで「はげてきた」わけではありません。そこだけは強く否定したい、みたいな。

  5. たつやさん、それ、坊主にした男の人、みんな言いますよね。笑
    坊主頭の常套文句なんですか?
    女にはその危機感(?)にイマイチ実感が湧かないのですが・・・。

  6. 男は、いつでも危機感をもって生きてます。
    「はげ出したら剃る」とか言う派が多いですが、実際その境地への一歩は遠いみたいな。はい。あ~恐い怖い、みたいな。

  7. こんにちは。
    アメリカの美容院には泣かされた経験があります。
    私のように太くてまっすぐなアジア人の髪になれていない美容師。なりたい髪の写真を持っていくと、OK!と言って切り始めました。が、髪をすくことができない。すきバサミでもないのに、横にはさみを入れるので、ジグザグなバーコードみたいな髪型になりました。しかも最後は自画自賛。「私ってすごい!」と独り言。泣きながらチップも払ってしまう私でした。こちらに来てすぐのこと。まだ若かったです。

  8. あの美容院とか床屋に貼ってある「髪型モデル写真」みたいの、よく「なんか古過ぎでね?」てよく思います。「短めで」以外に何も言わないと「入隊したの?」みたいな軍人カットにされます(いつも「スタァップッ!」と寸止めしてましたが、今回は間に合わなかった、みたいな)。
    こっちの美容院も高いらしいですし、女性は死活問題ですね、まさに。
    僕はよほどのことがない限り床やでチップは払わなくなりましたね、なんか…

  9. あ~、私もあるなぁ。男の場合、ふつーに髪の毛を切ると、耳の部分は耳の形に合わせてまーるくカットしますよね。それを四角にされたことがあります。あとは、もみ上げのところを短く切りすぎたってことも。あれ、結構みっともない顔になるんですよね。

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