アメリカでの女性の立ち居振る舞い

こんにちは、Erinaです。

最近、アメリカで話題になっているあるニュースをきっかけに、日本人女性としての振る舞いと、アメリカでの振舞いというものを考えてみたので、今日はちょっとそれを書いてみようと思います。

 

先日、ある出来事がアメリカのホワイトハウス(大統領官邸)で起こりました。

オバマ大統領がホワイトハウスでスピーチをした際、同行した二人の娘(Malia, Sasha)の振る舞いが話題になっています。

オバマ大統領の初当選時代は、かわいらしい少女だった彼女たちも、今ではすっかり13歳と16歳のティーンネイジャー。ファースト・レディのミシェルと同様に、すっかり「アメリカの顔」となりました。

11月26日の大統領スピーチに参列したオバマガールズ(とニュースでは書かれています)は、スピーチをしている父・オバマ大統領の後ろに立ち、話を聞いていたのですが、その際の立ち居振る舞いに「品がない」と感じた女性が現れたのです。

その女性は共和党職員のElizabeth Lauten、31歳。若い政治家です。

彼女は以下のようなコメントをFacebookに残しました。

 

“Dear Sasha and Malia, I get you’re both in those awful teen years, but you’re a part of the First Family, try showing a little class. At least respect the part you play. Then again your mother and father don’t respect their positions very much, or the nation for that matter, so I’m guessing you’re coming up a little short in the ‘good role model’ department. Nevertheless, stretch yourself. Rise to the occasion. Act like being in the White House matters to you. Dress like you deserve respect, not a spot at a bar. And certainly don’t make faces during televised public events.”

 

「親愛なるサーシャとマリアへ

あなた方が大変なティーン時代の真っ只中にいることは承知です。しかし、あなた方はファーストファミリーの一員ですから、もう少し品を見せてはどうでしょうか。あなたの両親、あるいは国があまり気にしないとしても、『良いロールモデル』としては少し(努力が)足りないように感じます。場を理解するべきです。ホワイトハウスは自分たちにも意味があると示しなさい。バーにいるのではないのだから、礼儀をわきまえなさい。少なくとも、公共のテレビに映る場では、怪訝そうな顔をしないこと。」

 

“class”は日本語で言うところの「品」ですね。”Classy”は形容詞で「品がある」という意味になりますが、この言葉はとても日本語的だと感じるのは私だけでしょうか。

このコメントをした後、彼女はものすごい批判を受け、謝罪し、離職することになりました。

私はこのニュースを最初に聞いて、話題となったときのオバマガールズの写真を見てみました。

 

From newsobserver.com
From newsobserver.com

 

 

う~ん・・・・、確かにこの姿勢はどうなの?

私は服装はまぁ言うほどは問題ないと思いますが、ミニスカートを履いている以上、足を広げたりクロスさせた立ち方はやっぱりどうなの?と思った方はいらっしゃるはずです。

 

そしてこれは女性だけの問題ではありません。

もしこれが「大統領の息子」で、ゆるめたネクタイ、ジャケットのボタンは留めず、スピーチをする父の後ろでダラ~ッと立っていたら、どう思われるでしょうか?

父親である大統領自身が注意しなくても、誰かしらがその態度をとがめるでしょうし、世の男性たちは同じ男として「おいおい、それはちょっと無いんじゃないの?」と思うはずです。

 

私は今回、娘たちへのコメントを真摯に受け取るべき人は、ファーストレディのミシェルだと思います。

私は彼女の国政への熱意や、多くの市民を視野に入れた政治的観点は応援できます。しかし、一番のロールモデルになるべき娘たちに、このような基本的な立ち居振る舞いを教えられなかったことは、まず、何より母として、女として、「失敗だった」と思って欲しいのです。

「女性らしく」という言葉をむやみに使うことは、私も好きではないですが、やはりスカートやドレスなどの華やかな服装で、場に華を添えられる存在である女性は、それなりの立ち居振る舞いを知っているべきだと私は感じますし、それにおいては、誰よりも身近な女性である「母親」の存在は大きいわけです。

彼女が娘たちに、Elizabeth Lauten党員からのコメントについてどう話しているのか、気になるところです。

 

 

そもそも日本には、「師弟関係」という独特の上下関係が古くからあり、親子だけでなく、教師・先輩・上司などの周りの目上の人間から、行動を正されるというしきたりが存在します。

これは、物事の技術面だけでなく、「立ち居振る舞い」という人としての行動や理念も社会的な評価に含まれるからです。

この「立ち居振る舞い」という日本語を英語に訳そうとしても、適切な言葉がなかなか見つからないのは、やはりこれは日本文化に独特の概念と価値観だからでしょう。強いて言えば”Presence”とかでしょうが、日本ほど大げさには評価されない部分ですよね。

 

私自身のアメリカ生活を振り返ってみると、日本の義務教育+日本の体育会系で培われた基本的な礼儀や立ち居振る舞いは、アメリカでは弱点よりも長所として受け取られることのほうが圧倒的に多いです。

これは、アメリカで生活している多くの日本人が感じていることだと思いますが、「そんなの当たり前ジャン?!」と思うようなことが、この多様化社会ではできない人がごまんといます。

小学生の頃から当たり前にやらされた、私語をしないで体育座りや正座、みんな揃って行儀よく、5分前行動、他人の目を気にしなさい、という当たり前の日本人精神は、アメリカでは当たり前に存在せず、今回は私も母として、子供たちに教えるべきことがあると感じました。

 

 

Elizabeth Lautenさんのコメントは正論だとは思うけど、Facebookを使わなくても良かったんじゃないかな・・・。そうでなければ、彼女自身が、オバマガールズの良いメンターになれたかもしれないのに。

ちょっと残念なOutcomeですね。

 

アメリカでの女性の立ち居振る舞い” への2件のフィードバック

  1. ツッコミさん、つっこみありがとうございます。

    ちょっときつく感じたところがあったので、意訳してしまいました。
    どの部分をどう直したらよいか、提案してもらえますか?よろしくお願いします。

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