アメリカで出産【出産体験記Erina編 その6】

10人いたら、10人それぞれのお産がある。

アメ10人気シリーズ「アメリカ出産体験記」Erina編です。

 

12. 早く家に帰りたい・・・・一泊出産終了!

2008年4月1日

そのうちに朝になり、私の病室正面のナースセンターも活気づいてきたようでした。

朝ごはんを食べると、ナースが、これから小児科医・ミッドワイフ・事務職員がやってきていろいろと説明しにくる、と教えてくれました。

 

11:00am

旦那も朝一の仕事が終わると病院へやってきて、ドクターや事務職員の方たちの説明を一緒に聞きました。ベビーは他の予防接種と聴力検査を受け、割礼施術やbirth certificate(出生証明)の説明などを聞きました。

 

そんな中、なんと隣の病室で工事が始まり、急に騒音が・・・・・マジですか・・・・・・。

「出たい。退院したい。今日、今すぐ!!」

旦那も、私たちをそんな状況の病室にはいさせたくないと思ったらしく、ナースに話をしに行くと、退院許可を出してくれるドクターを探してくれるとのこと。

 

午後になり、友達が花を持ってお見舞いに来てくれました。 しかし、みんなあまりの狭さにびっくりして長居はできません。

ナースはベビーと私のチェックをしてくれるドクターを見つけて、書類を片付けると、私のX-ray(レントゲン)が終われば帰れるといってくれました。 日本ではツベルクリン(TB: Tuberculosis) の予防接種を受けますが、その抗体のおかげで、検査ではポジティブ反応がでてしまいます。 なので、実際には感染していないことを証明するために、X-rayを撮らなくてはいけないのです。

 

6:00pm

X-rayを終えると、出された夕食もちゃっかり食べて、我が家へ。

長男は、数週間前から車に取り付けてあったベビーシートにすっぽりと収まり、スヤスヤと寝ています。私は、家に帰ったらシャワーを浴びて、パジャマに着替えて自分のベッドにもぐりこみたい・・・・。

病院から車で15分、無事に家に着きました。出産から一夜明け、メンバーが一人増えての帰宅。ドクターもナースもいない、私たち3人家族の生活がはじまりました。 

 

 

<まとめ>

振り返ってみると、あっという間な出産体験でした。まぁ実際にかなりのハイスピード出産だったんだけど。一泊入院で自宅に戻ってくると、自分たちだけ、という家族の実感も生まれ、心細さよりも、他人と接しなくて良いという安心感だけがありました。

 

・立会い出産ということ

この出産は、私たち夫婦にとって「夫婦の絆」を深める良い体験にもなったと思います。

出産から数日後、「君があんなに強い人間だとは思わなかった。」と、(見直されたのかビビられたのかわかりませんが)女性の命がけの役目を間近で見た旦那は、また「夫婦」の見方が変わったようです。子供の出産に立ち会えたことはとても大事だった、と。

私も、あそこまでつきっきりでお産に参加した旦那を見て、父親になりたい彼の意志が見えたし、これからも積極的に子育てに関わってくれるという自信が持てました。

無痛にしようかな・・・・とこぼしたとき、彼に「もうちょっとだからがんばれ!」と言われたことは、きっとこれからも忘れられません。あのときに無痛の処置準備を始めていたら、また陣痛が15分、20分と伸びていたかもしれません。これも、prenatal classに毎週、二人で出席し、無痛の処置についてきちんと知識を得ていた彼だから言えたのだろうし、「あれは名アドバイスだった!」と産後に旦那に言うと、とても誇らしく感じていたようでした。いや、単なる他人事だったのかもしれないけど。笑

 

・無痛分娩と自然分娩

やはり、最初から「無痛で!」というママも多いこの国で、最後まで自然分娩は珍しいらしく、「ここまで自然なのは、しばらく見てないわ~」とか、”You are champion!”なんて言われました。いやぁ、日本はみんなこうなんですけどね~・・・。

でもきっと、アメリカ人の痛み受容レベルは日本人に比べてかなり低いということを、この体験で実感した私。出産前に、他のママたちから「痛いわよ~」なんて言われたけれど、実際そこまでか?というのが私の感覚でした。痛いと言えば、数日後に母乳ができてきて張ったおっぱいのほうが痛かったんですけど。

ドゥーラの貴代さんとも、産後にお話をしましたが、やはりその瞬間ごとで、自分の体とベビーにとってベストな選択ができるのが、理想のお産だと思います。「絶対にコレ!」と意気込んでいるのと、「まぁなるようになるし」とフレキシブルに臨むお産では、やはりスムーズさが違うのではないでしょうか。

 

・環境

旦那だけでなく、ドクター、ミッドワイフやナースへの信頼もあったし、「私は生むことだけに集中!」と思えたのは、本当に環境のおかげだったと思います。

検診時から、わからないことや不安に思ったことは、ミッドワイフのエレンに質問していたし、彼女はどんなことでもわかりやすく説明してくれました。英語がネイティブの旦那だって、こればっかりは初体験なので、私よりも熱心に質問していました。

産後病棟のナースのケアにも、本当に感謝。プロの落ち着き、手馴れた作業は、初出産のママの不安を取り除いてくれるんですね。

こうやってママ、パパ、ドクター、ミッドワイフ、ナースのそれぞれが自分の役割を全うしベストを尽くす「チームワーク」の出産は、本当に感動の体験だったと思います。

ちなみにこの工事作業が始まった病棟も、2013年からは新設され、全室個室で添い寝用のベッドも入れられるそうです。 

 

 

ここから一年半後に、二人目、長女の出産をもう一度体験することになるのですが、それはまた次回。こちらはこちらで色々と不安や悩みもあるのですが、近々、紹介できればと思います。

それでは、これから出産を控えている方、楽しんで、そして健康なベビーが生まれてくることを祈っています!

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