アメリカを離れてしまったけどまたアメリカに戻りたくなったアラフォー研究者が就活するぞ:第3回「突然オファーが来る。」

第2回「突然クビを宣告される。」はこちら

 

そのメールの送り主は、アメリカの中西部にある大学のPIからでした。

すぐにそのPIの名前をPubMEDで検索したりしてどのような研究をやっているか調べたところ、ボクがこれまでやってきた研究とは違った分野を対象にしていることが分かりました。なぜボクのCVに興味があるのか不思議でしたが、メールのやりとりをした結果どうやらボクがその大学のJOB PORTAL SITEに登録しておいたCVをみて、そこにあげていたスキルが今まさにそのラボで必要としているテクニックにマッチしているとのことでした。しかも、ボクが登録していたDepartmentとは違うDepartmentの人でしたが、そのPIはその中からボクのCVを見つけ出してくれたのです。

しかし、ボクがこれまで扱ってきた研究対象とはだいぶ変わるのでその点が不安でしたが、研究なんてものは興味さえあれば、対象は変わってもスキルを生かせばなんとでもなります。すぐさま返事を書きました。

「先生の研究内容に大変興味を持ちました。ぜひ、一緒に仕事がしたいです。」

そして、推薦状を書いてもらう先生方にも連絡をとりました。

またすぐその先生から連絡があり、

「推薦状を受け取りました。ぜひ来て頂きたいと思います。」

 

うおぉぉぉぉーーーー!!

 

skype面接もなしでアッサリ決まってしまい少々不安ではありましたが、ボクの持っているスキルが今進めている研究テーマに必要だと言うことを説明され、ボクみたいなのを必要としてくれている人がいるという事だけで嬉しくなってしまいました。

ただ、ここで問題になったのはビザでした。

というのも、以前アメリカに渡航した際にすでにJ1ビザを使っていたので、今回はH-1Bしか使えないことが分かりました。このH-1Bというのが手続きにとても時間がかかるのです。その上、最近アメリカは従業員に対する給料の設定に関する規定が特に厳しく、ビザの申請の前に、雇用主が Prevailing wage requestというものをUSCISに提出して、支払われる賃金が妥当かどうかの審査をしなくてはなりません。

ただラッキーなのは、ボクのようなアカデミックで働く人たちは H-1Bビザ発給の制限枠(年間約80000人)から外されているため、いわゆるロタリーによる選別を心配しなくてもいいのです。

それでも、プロセスのあいだはずーっと心配で生きた心地がしませんでした。ただ待つことしか出来ず、もしアプリケーションが却下されたらどうしようとか、ネガティブなことばかり考えてしまいます。気を紛らわせるために待っている間いろんな大学のウエブサイトに掲載されているH-1Bに関する情報を調べまくったり、ビザに関する掲示板みたいなのを毎日一時間ごとにチェックしたりしていました。

 

結局、通常は2ヶ月ほどかかるプロセスに3ヶ月かかったものの、なんとか面接にまでこぎつけることが出来たのでした。

 

つづく。 

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