アメリカ企業、上司への咬みつき方

アメリカ企業、上司への咬みつき方

上司のやり方が気に入らないとか、怠慢に我慢ができないとか、そんなフラストレーションが溜まっているときには、上司に咬みついてやろうと思うとき、ありますよね。

 

「あんたのこういうところが納得いかない!説明してくれ!」

「なぜ、あの時、こう言ったのに、それができてないんだ!」(上司と部下の立場が逆転してます)

 

なんて言いたくなること、ありますね。

 

ま、どこにでもそんなことはあるわけでして。国や文化を問いません。

もちろん、アメリカにだってあります。うちの会社にもあります。

どーにも我慢ならねぇ!ってことがあります。

 

実は…最近、久しぶりに上司に咬みついてやりました♪ 気分すっきり♪

なので、今日は「上司への咬みつき方」について話してみましょうか。

 

咬みつくためには、それなりの理由がなければなりません。その理由も、自分勝手なものであってはならず、どこの誰がみても、

 

「そりゃぁ、そうだろう」

 

ってものである必要があります。

どんなにはらわたが煮えくり返っていても、怒りのあまり震えがきていても、しっかりと公平な立場に立ってみて、誰がみても自分が正しく、さらに回りすべてが自分の見方についてくれる場合に限ります。そこから少しでもずれていると、大変なことにもなる可能性がありますからね。

 

咬みついたとたんに、人事の人間が段ボール箱を持ってきて、「身の回りの物をここに入れてください」みたいなことになることも…。日本のように、「あ、君、明日から、地下室の倉庫横の窓際の席に座ってもらって、苦情処理係をしてもらうから」なんて甘っちょろいことは多分ないと思います。以前あったんですよね、そう言うことが。同僚が首を切られた。彼の場合、「その線」からかなりずれていることを自分で気がついていなかった。気の毒…。

 

どんな場合でも、どこの国でも、どんな文化でも、咬みつく場合には、外堀から固めていきます。そして、これは必須。

 

「常に論理的であること」

 

準備のために多少の時間が必要になりますが、普段の仕事の中で、咬みつくための材料(情報)を調べておくようにします。なんて根暗なやつなんだ…俺…なんて思うこともあるかもしれませんが、あなたは正義の為に咬みつくんです。安心してください。

仕事の中で、自分の不満を同僚との会話の端々に匂わせながら、自分の不満に正当性があるのかどうかを確かめます。もちろん、仕事はいつも以上にがんばってください。自分は誰から見ても常に正しい存在でなければなりません。

 

さて、不満に正当性があると確信した場合に、次のステップに移ります。

まずはちょっとジャブを打ってみます。

 

「数ヶ月前に依頼したXXXについてですが、まだいただいていないんですが、どんな状況でしょうか。」

 

すでに結果は見え見えでも、とりあえず、ジャブを2,3発入れて、相手の気をこちらに向かせて、自分がこの上司に対して何を聞いているのかをしっかりと理解してもらいます。

 

「ああ、それについては、今までに何度も話しているように、YYYだ、覚えてるだろ?」

 

などと、よくありがちな、自分を『正当化』する理由を話し始めるはずです。

 

「だって、俺、上司なんだもん、絶対に自分が正しいんだもん、そうでしょ?」

 

って言うスタンス。

そこであなたは、

 

「いえ、その話は聞いていません。ずっと結論を待っていたのですが、3ヶ月経った今でも頂いていません。その間、数回、フォローアップしましたが、それについてもお返事はいただいていません。」

 

ここで大切なことは、できる限り、彼を公の場にさらすことです。決してためらってはいけません。ミーティングの場でやるのも良いですが、メールでの会話がお手軽です。

メールでやる場合には、その件に関わる人間をCCに入れることです。さらに、自分の上司を入れることも忘れないように。で、書き出しはこんな感じ。

 

「この公の場で、このような話をするのは、ちょっと気が引けるのですが、今がタイミングと思いますので、お話します。失礼があったらお許し下さい。」

 

とあくまでも低姿勢、冷静さを保ちます。常に、上司を敬う気持ちを忘れずに、しかし、バシッといきます。

そして、今までの話を論理建てて話します。論理の展開が大切です。

こうだったから、こうなった、あれをしなかったから、結果がこうだった…など、ロジカルな説明をするように心がけます。

そうすると、相手は、公の場ですから、自分を何とか正当化しようと、返信メールを書いてくるはずです。

 

「あのとき、こう言う話をしたはずだ。こういう依頼をしたが、それに対しての返事を聞いてない。いつそんな話をしたんだ?」

 

などなど。手持ちのあらん限りの情報で自分を正当化しようとします。

そこで、次のメールでおもむろにこう切り出します。

 

「ここで、このような非生産的な議論を続けるべきではないと思います。今の我々にとって最も大切なのは、XXXを作って製品を納期に間に合わせることですが、でも、あなたの質問はそれに関連していますから、答えなければならないと理解します。」

 

と言って、ありったけの証拠メールを返信メールに添付します。ありったけと言っても、10個も添付したら嫌味になりますから気をつけましょう。要点がまとまっているメール3〜4個がいいでしょう。で、

 

「これらの依頼メールに対しても返信は頂いていませんし、なんのコメントもありません。明確な指針がないことが、今のプロジェクトをスタックさせる原因になっているはずです。」

 

と畳み掛けます。

常に冷静さを保ち、論理的に議論を展開させ、相手に言い訳をさせる隙を与えないようにすることが大切です。このころには、あなたは、勝利間近でワクワクのはずです。

で、最後に、

 

「これ以上、私は、この議論をこの場で続けません。もう終わりにしましょう。」

 

と言って、相手に言い訳をさせないように押さえつけます。

そして、最後に、自分がこれまでに彼の怠慢さに悩み続けた原因となることの解決策のみを話します。

 

「では、すでに依頼している、XXXをいついつまでに、あなたのグループの誰かにお願いしていただけますでしょうか。許可をいただけるのなら、明日、彼にコンタクトしますが、それでよろしいでしょうか。」

 

これで議論は終わり。

敗北を認めた上司は、

 

「OK」

 

とだけ返信してくるはずです。

 

ま、ここに書いたことはかなり脚色が入っていますが、アメリカ企業で働く場合に必要になる、5つの重要な要素を含んでいます。それは、

 

1.何事に対しても常にロジカルであること。

2.何事に対しても常に冷静であること。

3.回りの人間に自分を理解してもらっていること。

4.誰が見ても正しいと思うことは、相手がどんな立場であっても意見できるようになること。

5.常に回りに良い影響を与えられるように振る舞うこと。

 

もちろん、他にもいろいろと大切なことがありますが、この5つを持っていれば、絶対に回りとうまくやっていけるはずです。 

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