アリゾナに一番近い海。

メキシコビーチ

お久しぶりです、Junです。
先月の話になってしまうのですが、今回はアリゾナから行ける素敵なビーチの紹介です。灼熱の砂漠アリゾナは内地なので、海はありません。ですが、実は、3時間ちょいのドライブで、美しいビーチに行けるのです。

それは何処か?というと、国境を跨いで南下した、メキシコ。
フェニックスでは「Rocky Point」、メキシコだと「Puerto Penasco」と呼ばれている場所です。アメリカ人の友達がFBに美しいビーチの写真をアップしているのを見て、「一体何処のビーチ?」と訊いて教えて貰ったのがキッカケです。フェニックス在住のアメリカ人には、結構ポピュラーなビーチリゾートのようで、夏だけでなく、冬でも行っている知人をチラホラ見かけます。

メキシコビーチ
ホテルの部屋からの眺め。基本オーシャンビュー。

夫はビーチが大好きなので、いっちょ行ってみよう!という事になり、去年は2人で行ってみました。平日ならビーチ側のホテル、Penasco Del Sol Hotelが一泊$99と安かったので、火曜出発の金曜帰りで行く事にしました。豪華なホテルではなかったですが、オーシャンビューだし、プールの中のバーでは一杯買うともう一杯無料で付いてくるサービスをやっていたので、2人で飲んでも一種類$5~。ホテルから離れれれば離れるほど、ゲットーっぽい風景にはなりますが、歩いて行ける範囲内は問題無し。

で、そんな話を日本人の駐在友人夫婦と飲みながら話していたら、彼らも共に行きたいと言うので、一緒に行く事になりました。ただ、あちらのご主人が仕事の休みを取る関係上、金曜午後出発の日曜戻り、という日程しか不可能との事。それで検索すると、同じホテルでも倍以上…。やっぱり週末はえらい上がります。

コテージも見てみましたが、こちらも高い上に、実際の金額がいくらになるのだろうかとチェックしてみたら、基本の宿泊料金に掃除代等の追加料金が$70位上乗せされ、むしろホテルより高い! 人数がもっと居て、もっと早く予約を入れれば割安になりそうだけど、4人では損なので却下。結局、去年と同じホテルを倍以上の価格で取りましたが、一部屋を2組で割れば大して差は出ないので、4名一部屋という事で話はまとまりました。

夏のフェニックスはクッソ暑いですが、実は紫外線は大した事はなく、日常生活程度であれば、日焼け止め無しでも火傷するような事態にはなりません。が、去年の初メキシコビーチでは、5分で尋常でない熱さを肌に感じ、慌てて腕や背中に日焼け止めを塗ったものの、時すでに遅し。塗った範囲はまだしも、手が届かなかった背中の一部分は真っ赤になり、寝返りが打てない状態に。元がそれなりに灼けていた故に油断していて、海から戻って来た後に日焼け止めを塗った夫は、背中一面が真っ赤になって更に酷い事になりました。

日焼け止めは必須です! 全身むらなく塗るようにしましょう。特に足の甲。また、湿度がかなり高く、湿度10%を切る事もざらなフェニックスから行くと、蒸し風呂のように感じます。


さていよいよ出発。金曜午前中働いて午後休を取った友人夫婦の車に乗り込み、いざ南下。

国境。メキシコへ向かう方は、窓すら開けずにアッサリ走り抜け状態。

ホテルにチェックインしてすぐ、2日めの夜に「海賊船サンセット・クルーズ」を申し込みに行くため、向かいにあるツアー代理店にGO。その名の通り、海賊船っぽい船に乗って、海賊の格好をした人達にお酌をされつつ海に出て、サンセットを見て帰って来るというツアーです。マルガリータ、テキーラサンライズ、ビールが飲み放題で、軽食(サンドイッチ)もついて1人$30。出航前からガンガンお酒を注ぎに来てくれるし、色々なイベントも船の上でやってくれるし、何より海に沈む夕陽もキレイで、とっても楽しいツアーだったのです。

海賊船ツアー
出航中。カピタン(船長)が舵とり。

今年はその代理店はどこぞのリゾートと提携したらしく、「明日の朝食付きで90分のバケーションレンタルの説明を聞いたら、$30×4人のクルーズ代$120を$50にするけど、どう?」というオファーが…。でも、バケーションレンタルって押しが強くて面倒なイメージ有るし…と夫共々悩んでいたら、「断ればいいだけ、テキーラも1本付けるから!」と言うではないですか。友人夫婦にも訊いてみたら「面白そうだし、そんなに安くなるなら良いですよ♪」と言うので、説明会にも行く事に。

その後はビーチ、プール、海を見ながらジャグジー、と一通り楽しんで、夕食へ。去年行ったクーラーが効いている店はイマイチだったので、オープンタイプの混んでいる店に行ってみました。やはり混んでいるだけに、美味しくて安かったのですが、お酒は置いてありません。ピナコラータがあったので頼もうとしたら、それもノンアルコールとな。それってただのパイナップルココナッツジュースやないけ!という事で却下。この店は、カルネ・アサダが特に美味でした。しかし、夜でもかなり蒸し暑いので、スパイシーなメキシカン料理を食べていると汗がダラダラ流れて来ます。

メキシコでは付きだし的な感じで、サルサ、チップス、生野菜、ピクルスが出て来ます。
レングァ(牛タン・皮は取って欲しかった)とカルネ・アサダのタコス。自分で付きだしのサルサや野菜を好きなだけ乗せます。

2日目の朝は、代理店の前集合で、バケーションレンタルのリゾートまで「メキシカン・リムジン(という名のボロっちいバン)」で連れて行かれました。他にもかなり人々が連れて来られていて、受付まで暫く待たされ、担当者と挨拶後、まずは朝ご飯。リゾートのレストラン的な所に入って「好きなものをお好きなだけどうぞ」はいいのですが、パン、フルーツ、シリアルの他にあったのは、野菜入りのスクランブルエッグ、プレーンのスクランブルエッグ、少し肉入ったスクランブルエッグ、の3つのみ。何でスクランブルエッグ3連発やねん? これはもうちょっと頑張りましょうよ…。

夫はのっけから担当者に「良いディールを貰ったから来たけど、我々いつ日本に帰るか判らないから、買う気はない!」と先制攻撃をし、担当者も「了解了解、でも仕事だから一応案内するね」と世間話をしつつ施設を案内してくれました。現在6年経っているらしいけど、まだまだ大分発展途上で、ゴルフリゾートと銘打ってはいるものの、ゴルフ場なんていつになったら出来るのやら?という感じ。プライベートビーチと言えば聞こえは良いが、周り何にも無いし、飯とかどーすんの?的なロケーション。

一通り説明が終わると、契約書等が並べてあるテーブルへ案内され、ここでも一通り説明を受けて、夫が「言った通り、無理だから」と言うと、担当者は「だよね、最後にお偉いさんが挨拶だけしたいっていうから連れて来るね」と、年配の男性を連れて来ました。この人の英語は訛り過ぎてて何を言ってるか聞き取り辛い事この上ないのですが、流石ラスボス、押しが強いのなんのって。

「No.」と言えば「Why no?」って返してくるし、「すぐ日本に帰るかも知れない」と言えば、「他のリゾートとも提携していて、好きなホテルにも泊まれる、日本にもこんなに泊まれるホテルがあるぞ」と資料を見せてくるのです。日本には全然魅力的な土地に契約ホテルが無かったので、マイナス要因以外のナニモノでもなかったのですが…。そしてどんどん値下げが始まり、しまいには、日本へ帰る飛行機チケット2枚付ける!とまで言い出す始末です。

「90分話聞いたし、もう良いでしょ」とキッパリ跳ね除け、海賊船のチケットを貰い、代理店まで連れて帰って貰いました。が、「テキーラまだここにない。1時間位したらまた来て!」と言われて、半信半疑で1時間半後に行ったら、ようやく1本くれました。どうせ安いヤツだろ~と思いつつ早速試飲してみたら、意外にもすごく美味しいではないですか。何処で買ったのか聞けば良かったと後悔したのは、言うまでもありません。

その後は、去年行って気に入った樽の形のタコトラックに行ってランチ。ここのシュリンプタコスは、しっかり味のついた衣で揚げてあり、プリップリの身がたまりません。当然シュリンプケサディーヤも同じエビなので美味。メキシコのタコトラックにしては割高だし、注文してからイチから作り始めるので、時間もそれなりにかかりますが、オススメです。トラックの横は屋根があって簡易テーブルもあるのでそこで食べられます。湿気があるから暑いけど…。

樽の形のトラックで見た目も可愛い、タコトラック。メニューも結構豊富。
シュリンプタコス。本当に美味しい!
名前忘れたけど、魚介類のカクテルみたいな…。結構スパイシー!

Puerto Penascoの海は、干潮と満潮の差が凄まじく、朝夕はかなり遠くまで潮が引き、午後1時位にかなり満ちて来ます。ランチから帰って来た頃には潮が満ち始めていたので、早速着替えて海へ。今年は簡易テントも持って行ったので、交代で海に浸かって長めに遊べました。日陰がないとビーチに居るだけでも疲れるし、何より暑くて耐えられません。今年は結構波が大きかったので、浮輪を持ってくれば波に乗れたかも…と思いつつも、波と戯れ海を満喫しました。

簡易テント内から海を眺める。この後あっという間に潮が満ちてきて、移動を余儀なくされる

しかし、夕方、海賊船ツアーの港まで歩いて行くと、事務所が閉まっているではないですか。何か書いてある紙が貼ってあるけどスペイン語じゃサッパリ判らず、Google翻訳にかけたら、「強風で港がクローズしているのでツアーはキャンセルします。」との事…。確かに今日は船見かけなかったし、波も高かったからか…と、失意のまま代理店に戻り、「明日フェニックスに帰るからツアー代を返却して」と頼むも、「了解、5分待ってて。あ、メキシカン時間の5分だから」と言われたまま放置。結局20分後位に、最初に対応してくれた人がお金を持って来て、更に他の従業員からお札を借りて返してくれました。

この日の夜は、Yelpレビューの良い近場の店に行く事に。歩いても行けるけど、ちょっと遠いし夜は少し怖いので車で行きました。やはりホテルから離れるとゲットー色が濃くなり不安になりましたが、店の真ん前に車を停められたので良かったです。店の前付近なら見張ってくれるし、自分たちからも見えるので安心感があります(見張りには帰りにチップが必要)。
こちらもやはりクーラー、アルコール無し。色々頼んでシェアしましたが、ここのチキンは今まで食べた中でも断トツでした!焼いただけなのに、何であんなに美味しいんでしょうか。謎です。

オープンレストラン
オープンレストラン。やはり暑い!
再びカルネ・アサダ。シェアで十分な多さ…

最終日はどこで朝ご飯食べようかな、と周りを見渡していたら、ホテル付近のバーに「Free Breakfast」という垂れ幕がかかっているのを発見。とりあえずどんなディールか訊きに行ったら、何でも良いから飲み物を頼めば、ベーコン、卵2個、ポテトが無料でついてくるとの事。男性陣は運転があるのでコーヒー、若奥様はメキシカンコーラ、私はブラッディメアリーをチョイス。朝ですし(笑)。
ブラッディメアリーは勿論、朝食も普通に美味しいのに飲み物代だけで良いという事で、安くて大満足。その後、またしても樽トラックでシュリンプケサディーヤをランチ用にお持ち帰りしてチェックアウト。

さて帰りの国境越えですが、日曜日にも拘わらず車は前に2台しか居なくて、これまたスムースに抜けられました。我々グリーンカード組は、陸路はグリーンカードのみでパスポートは要らない、と去年ここで聞いたのですが、念のためにパスポートも一応持参。友人夫婦は、パスポートとビザの有効期限が書いてあるI-94という書類を印刷して持参していましたが、係員に「何これ初めて見た」と言われておりました…。I-94がないと、いつまでビザが有効か等知り得ないというのに、用意していない人が多いという事なのでしょうか。グリーンカードがない方は、パスポートとI-94のハードコピーをお忘れなく。


帰りは通りがかりついでに、オルガンパイプカクタス国立モニュメントに寄って、打って変わって乾燥した風を頬に感じながら、テイクアウトのケサディーヤを皆で食べて、私はちょこっとテキーラも飲ませていただきました。そしてモニュメント内を車で巡って満喫し、フェニックスに戻って来たのでありました。短かったけど、充実の3日間でした。

サボテンの花が、王冠のように見事に咲いていました。
オルガンパイプサボテン(右)。サワロより実はレアなのです。

やはりいきなりメキシコに行く、というのは躊躇する日本人も多いみたいですが、普通に行く分には基本問題はないので、綺麗なビーチに行きたい人にはお勧めです。高くはつくでしょうが、もっと高級なリゾートホテルに泊まれば安心感も増すのではないでしょうか。何より3時間半で行けるし、物価もアメリカに比べたら安いのでお財布にも優しいです。

最後に注意点を2つ。
1つめ。メキシコでの車の保険は絶対に入って行ってください。車種によりますが、$30~位から入れます。自分の入っている保険で特約で付けられるケースもあるし、ネットでもすぐに加入出来ます。
2つめ。こちらに帰って来て、うちの夫と駐在夫さんは暫く腹を壊したようです。他に行った友達で、生牡蠣を食べて入院した人も居ますので、くれぐれも生モノには気を付けてください。同じモノを食べた筈の、私と美人駐妻さんは平気だったんですけどねぇ。彼らは一体何に中ったんでしょうか…?

オマケ:I-94の取得方法
https://abc-campus.jp/i-94 

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