マスクとうがい

molnlycke.comより、マスクといえばこんなイメージ?!

日本ではそろそろ花粉症の話題が盛り上がるころでしょうか。

アメリカでももちろん、花粉症=Pollen Allergyは大きな問題です。

アレルギー症状を抑える薬、注射、民間療法・・・日本と同じようにいろいろありますが、ひとつ大きく違うのは「マスク」ではないでしょうか。

日本のようにマスクをした人をあちこちで見かけることがありません。

これは花粉症に限らず、風邪をひいたときも同様なんですけど、アメリカではあまり、風邪をひいた=マスクをしよう、という考え方がないようです。

マスクというと手術室にいるドクターとか、相当危険な伝染病の場合とか、深刻な場合のイメージがあるので、マスクをしてそのへんに出かけると、ちょっと「この人・・・大丈夫かしら?!」と周囲に警戒されてしまいそうです。

実際のところ、どんなに細かいフィルターのマスクをしても、周囲からの風邪菌を防ぐのにはあまり効果がないという記事を読んだことがありますが、マスクって自分が風邪をひいたときは口元が乾燥しないので呼吸が楽だったり、マスクして寝ると喉の痛みが和らいだり、メリットはいろいろあるんですよね。

このメリットを一般のアメリカ人たちにも広めたくて、会社の同僚に力説しているのですが、みんなあまり納得してくれません。一度、日本人駐在員の人がマスクをしていて、アメリカ人から「あれって一体何の意味があるの?」と聞かれ、ちゃんと説明したのにゲラゲラ笑われて「そんなのでほんとに効果があると思ってるの~?!」とまったく真剣にとりあってもらえないことさえありました。

私が現在働いているのは日系企業なので、冬のFluシーズンになると人事部からマスクが配られ、「Fluを広めないように咳き込むときはこれを着用するように」と指示がでましたが、やっぱり、おとなしく従うのは日本人社員だけ。アメリカ人社員にとっては相当抵抗があるようです(あるいは効果を信じていない)。

もうひとつ、花粉症じゃなくて風邪対策の違いなんですけど、「帰宅したら手を洗うこと」というのはこちらでも非常に強調されますが、これに「うがい」が付け加えられることはめったにありません。

日本では風邪予防といえば「手洗い、うがい」ではないでしょうか。

私は渡米してから一度、のどが痛くて「イソジンうがい薬」みたいなものがアメリカにもないかと薬局を探したのですがどうしても見つかりませんでした。

ただ、のどにスプレーをして痛みを和らげるという薬があったのでそれを使ってみました。

すると・・・、なんとスプレーするとピタリと痛みがとまって、すごく効果的。

これは便利、と思ってよく成分を調べてみると「局部麻酔」の成分が入っていたのでした。皮膚の表面の感覚を麻痺させる薬なのです。そりゃ一瞬で痛みもとれるはずです。

私としてはイソジンのように、風邪菌を殺して症状を改善するスプレーだと思って買ったのですが・・・・、ただ表面的に感覚を麻痺させても、逆にこまめなうがいをしなくなって症状が悪化しそうだし、口の中に麻酔をスプレーするなんて怖かったのですぐに使用をやめてしまいました。

そして結局、日本スーパーでイソジンうがい薬を発見して買ってきたのでした。

イソジンでうがいすると喉を消毒したっていう気分になるし、しばらく痛みを和らぐし、これもぜひアメリカ人に良さを知って欲しいと思い、夫にも使ってもらったのですが・・・

感想は、「ふーん、なんかすっきりしていい感じ。でもほんとこれで風邪の予防になるの?」

って、明らかに風邪予防になるに決まってるじゃない!なぜアメリカ人にはマスクとうがいの良さが伝わらないの?と本当に不思議です。 

Visited 38 times, 1 visit(s) today

3 comments on “マスクとうがい”

  1. なんてタイムリーなんだろう!と思ってこの記事を読んでいたら、アレルギーでひどいことになりました・・・。
    病院に行くにも、マスクをして行こうかな?と思ったけど、ものすごく警戒されそうで怖いし。会社になんてしていったら「帰りなさい!」なんて言われそうです。

    私も主人に塩水でうがいのことを初めて話したとき、「何それ?」って鼻で笑われましたが、今は仕事から帰ってくるとリステリンで(笑)うがいしています。がらがら~って。
    年中過保護なホストマザーもうがいは薦めてますし、ドクターには鼻リンスも薦められました。(Sinus Rinseおすすめです)

    今年はカリフォルニアの花粉もひどいそうですよ・・・。

  2. うちも、リステリンでうがいしてます。超強力ですよ。

    私は夫を教育して、彼はおもてから帰ってくると、必ず手洗いうがいをしています。「Wash your hands and gargle!」が帰宅時の口癖です。

    アメリカの喉スプレーものど飴も、喉が麻痺して、変な感じですよね。うへ。

  3. そっかーリステリンでうがいすれば良かったんですね。イソジンをわざわざ探しにいかなくても(笑)
    ここ一週間ほど、何か飛んでますよねー。会社でもあちこちでくしゃみしている人がたくさん。
    あ、エリナさん、私鼻うがい機持ってます。正確にはNasal irrigatorって言うんですけど、よく歯磨き用の水がびゅーって出てくるやつ、あれの鼻用って感じ。塩水にすると全然痛くないの。アメリカで買ったんですけど、日本では探したけど電気式はなかったんですよねー・・・。凝る人は凝る、というのがアメリカだからかなー?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です