多民族社会=CANADA

こんにちは、Kaorukoです。

皆さんは多民族社会と聞いて何を思い浮かべますか?

 

今回はカナダの多民族社会性についてお話しようと思います。

カナダは多くの移民を受け入れている国で、200以上の民族が住んでいます。

 

カナダの全体人口は29,639,035 人で、その中でカナダで生まれた人は約80%です。ですので、5人に1人は外国で生まれた人となります。移民の中では一番多い人種が中国人の1,029,395人、南アジア人が917,075人、日本人が73,315 人です。やはり中国人は多いですね。日本人の割合は全人口の0.2%となっています(カナダ統計局調べ、2012)。他にもヨーロッパや南米、中東、アフリカ等の様々な国からの移民が多くいます。この様に様々な文化背景を持った人たちが一緒に共存している社会のことを多民族社会、または多文化共生社会と言います。

 

カナダの文化はその“共生”さが特徴となっています。よく言われているのがアメリカが「メルティングポット」であるのに対してカナダは「サラダボウル」であるということです。「メルティングポット」とは多くの野菜を入れてスープを作ると溶けて全てが一緒になってしまうという現象のこと。「サラダボウル」とは”野菜”それぞれの特徴がそのままになっている現象のことです。カナダはサラダボウルであり全民族が尊重されているというのが特徴です。実際のところはどうか分かりませんが。最近はカナダもメルティングポット化していると言う人もいます。

 

何故こんなに色々な文化背景を持った人がいるかと言うと、カナダは多くの移民を受け入れているからです。移民になるには投資移民、個人移民 、 CEC “CANADIAN EXPERIENCE CLASS”、 企業家移民 、自営業 、 家族移民 があります(カナダ政府調べ、2012)。また、移民以外でも多くの難民も受け入れています。先ほどの南アジア人は難民も含んだ人数です。カナダは申請数に対して57.8%も受理しています(UNHCR調べ、2012)。しかも、何年かカナダに住むと難民から永住権へのステータスへ変更することができ、普通に仕事も始められるようになるのです。日本も難民を受け入れているのですが、まだまだ制度がしっかりと整っていないのが現状です。

 

この様にカナダには多くの人種が住んでいてお互いが尊重し合って生活をしています。しかし、その中で問題もいくつか・・・。

 

一つ目は先住民の問題です。先住民とは、日本で言うアイヌ人のような人たちでIndianと呼ばれています。日本で普通に生活していたらカナダのIndianの存在について触れる機会は少ないのではないでしょうか。Indianは彼ら独自の文化と言語(Cree)を持っています。しかしヨーロッパからの移民がカナダに住みだして彼らの文化保持は脅かされています。今ではIndianの文化を保護をする為の法律がある程です。そして、法律がなければいけないということに疑問がもたれています。例えば、国に申請しているIndianは補助金が貰える、学費が安くなる等があります。また、職場ではIndianをある程度の割合雇用する、大学の専門的な学科(医学部、歯学部、看護学等)である程度の割合を入学させるという決まりもあります。社会学の分野ではこの様な決まりがあること事態が平等性に欠けているのではないかという疑問を抱えています。

 

しかし、多民族社会であることにより多くの人種と共存していくことが必要となってきます。それにより「みんな違ってみんな良い」というカナダ人の国民性が表れているのではないかと思います。それでも、やはり偏見や差別の問題があります。偏見や差別を完全に無くすことは難しいと言われています。私自身のカナダ留学中は自分が外国人であったことから偏見をもたれているのではないかと感じたこともありました。私自身はそんなに嫌な思いをしたこともないのですが、色々国や所属先に対してのイメージというのは誰にでもあると思います。嫌な発言をされていちいち取り合っていては良い関係が生まれないのではないかと思い、偏見に基づいた発言をされたときは相手がどういうイメージを持ってそういっているのかということに逆に興味を持って受け止めていました。

 

多くの民族や人種が一緒に生活をしているので、異文化接触は毎日の様におこります。

しかし、いちいちびっくりしていては限りがありません。私はカナダでの生活で人と接する時に対民族とではなく対個人でとして考えようと心がけていました。何か嫌な発言をされても、何かびっくりするようなことをしても、それは○○人だからではなく、その個人の性格であると考えるようにしています。そうすることで変なステレオタイプを構築しなくてすむのではないかと考えました。

 

様々な文化背景をもった人が一緒に生活する多民族社会。それぞれを尊重しつつ良い面も見られますが、やはり悪い面もあります。でも、その社会の中でどうやって悪い面に対応していけるかが異文化の中で生活する重要なキーとなってるのではないかと思います。 

多民族社会=CANADA” への1件のフィードバック

  1. 私が多民族について語ったら一晩かかる!(笑)
    多民族の都市、トロントに住み働いてはや10年(以上)になります。細かいことを言ったらキリがなく、どんな民族でもいい人もいれば性格悪い~!人もいます。だから一概には言えない、民族でなくて個人の性格、と考える気持ちは本当によくわかります。

    でも、同じ民族の人達が持っている共通の性格、考え方は絶対にあります。同じ民族は雰囲気が同じ。いい悪いは別にして、私達がよく言う「ステレオタイプ」は当たっています。わたしはそれぞれの民族のそういった特徴、考え方を理解した上でそれなりに付き合っています。だから驚くこともないし、むかつくこともあまりありません…相手に悪気がないので、私一人でむかつくことになる(泣)。

    ですから、違う民族の人達と心の底から信頼しあえる友達をつくることはなかなか難しいです。お互いにそれぞれの民族性を100%尊重しあってなければならないと思います。
    尊重しあうというのは「そんなもんだ」と思うこと。そういう国民性だと思ってしまえばあまり気にならなくなります(笑)

    そして、やはり同じ民族同士でつるんでしまうんですね。それには色々理由がありますが、それについては長くなるので今度コラムに書きますね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です