子供とおやじギャグ (バイリンガルの勧め)

こんにちは、美加です。今年もよろしくお願いします。

日本人女子会では親父ギャグ連発してうっとうしがられるわたしですが、わが家では電話がかかってくると、

私:「電話よ~!」

長男:「電話にでんわ~!」

長女:「あ~っはっは」

・・・・といういまどきの一般日本人家庭では起こりえない光景が繰り広げられ、そんなときわたしも大笑いしながら、「子供に日本語教えおいてよかった・・・。」と心から実感するのです。

と、いうわけで今回は「子供をバイリンガルにするには・・・」についてわたしの体験談を書いてみたいと思います。

わたしの3人の子供は現在長男23歳、長女21歳、次男17歳で、アメリカ人の夫の日本語はかたこと、挨拶ができるくらいです。それぞれの日本語度は、長男はなんとかバイリンガル、長女はわたしの日本語に英語で答える、次男はまったくちんぷんかんぷん。

バイリンガル教育について語る資格はないのですが、こんな例もあります、と参考までに。

簡単におすすめ事項は以下の通り:日本語学校で学ぶ、日本で体験入学、読み聞かせ、日本語ビデオと漫画

 

 

ではうちの子供たちの例を紹介します。

 

日本語学校

長男はみなと学園補習校に小1から中学3年まで通いましたので、日本語の読み書きと会話がそれなりにできます。とはいえ英語と日本語が同等にできるレベルには程遠く今もSDSU(サンディエゴ州立大学)の日本語科で作文の宿題を電子辞書を片手にいやいや書いています。

「みなとの時みたいだね。」と意地悪言ったら、「ほんとだよ・・・。」とため息ついてました。

まとめて言えば、長男はみなと学園で日本の文化や生活について学び、日本人の同級生たちとさわいだりけんかをしたりした体験をとても価値あるものと今となっては思っているようで、日本語が話せるようになったことはおまけのように考えていると思います。わたしも同感です。

今でも子供たちとみなと学園の思い出を話すときに必ずでるのが運動会。下のふたりは多分小学2年生くらい(長女は3年生途中?うろ覚え)でみなとを辞めましたがそこまで続いたのは運動会のおかげ、と本人たちも声をそろえて言います。一週間分の宿題をまとめてこなす魔の金曜日には「宿題しないんならもうみなとやめなきゃね、運動会もでられなくなるんだよ。」「いやだ~。」といった脅しが通用していました。下の二人は授業中はなにやっているのかさっぱりわからなかったけど休み時間が楽しかった、英語で会話してたと思う、ということなのであまり実がない投資でした。

では、なぜ長男だけがみなとを続けられたのかと考えてみると、彼はもともと言葉を習得する能力に長けていたのでは、と思います。特にスペリング。アメリカの小学校でもスペリングビーコンテストが得意でした。もうひとつは3歳のときに約1年弱、佐世保の保育園に通ったこともプラスになっているのでしょうか。砂場でダムつくりに精をだしたり、芋ほり遠足に行ったりした思い出とともに日本語を話すことに違和感がなかったのでしょう。

みなと学園では1年1組の担任をしてくださった阿野先生とクラスメートに恵まれました。運命的に1組に集まったわんぱくながき大将予備軍の男の子たちを阿野先生は暖かく見守ってくださり生徒たちはのびのびと楽しい授業を受けました。みなとイコール楽しい学校、と刷り込みができたのです。

その後なんども組み換えがあったり帰国してメンバーが欠けたりしましたがいまでもフェイスブックで連絡したりはしているようです。阿野先生をはじめ素晴らしい校長先生や先生方、スタッフの方に見守っていただいて、言語のみならず日本の文化や社会について学びました。

 

体験入学 かけがえのない思い出

長男は小学校中学校と4回ほど体験入学をしたと記憶しています。はじめての体験は5年生だったはず。わたしもとても緊張して彼を置いて学校を去るときは『大丈夫かな』と心配でした。友人の息子と地下鉄に乗っての通学もカルチャーショックだったようですがすぐに友達もできて給食も気に入っていました。

中学も2年連続で夏に体験入学し、バスケ部で2年目には遠征にも連れて行っていただいて、帰りに温泉にも連れてってもらっていました。自転車で友達が迎えに来たのでうちの母のママチャリ(おばさん自転車)に乗ってでかけたときは歩道で人を避けようとしてひっくり返る図を想像しながら、また『大丈夫かな』と心配でした。(そんな親の気持ちは親になってはじめてわかりますね。親の心,子知らず。)

 

読み聞かせ

わたしの育児はどちらかといえば手抜き。いつもながらきっちり計画をたててそれに進むタイプではないわたしですが、長男が生まれた時点で自分に誓ったことは、日本語がしゃべれる子にする、でした。英語はサンキュー(発音は三、九) しか言えないわたしの両親のために会話程度はできるようにすることが目標になりました。ほかにも高校時代の親友が中国留学中に知り合ったトライリンガルの子供の話をしてくれてバイリンガルは絶対にできるよ、とはげましてくれたこともよくおぼえています。アメリカ人とドイツ人のご夫婦の子供がお父さん、お母さん、中国人のベビシッターにそれぞれ相手によって三ヶ国語を使い分けていたということでした。

こどもたちが小さいころは絵本は英語と日本語両方読むようにしていました。読み聞かせはわたしも子供たちも大好きで、ついこの間も娘が「ママの読んでくれた絵本はまるで映画みたいだった。」と言ってくれました。簡単な言葉や音の繰り返しの本のせりふや文章はリズムがおもしろくなるようにてきとうに節をつけて読んだりしてたのでそれを娘がおぼえていて節を真似しました。「ああ、そういわれてみれば適当にメロディーつけて読んでたな」、くらいの記憶しかないわたしですが嬉しかったです。

 

日本語ビデオと漫画

ビデオと漫画は日本語を学ぶにはベストな教材。うちでは一番人気はV-6の「学校へ行こう」でした。夏休みに一時帰国したときに初めて見て3人とも大ファンになりその後番組終了まで約10年見続けました。漫画はクレヨンしんちゃんがそろっています。TVアニメのしんちゃんも良く見ました。一番日本語がわからない次男も学校へ行こうとしんちゃんのおかげで日本は大好きで、番組の挿入歌で知って好きな曲は井上陽水の「少年時代」。

ある晩急に息子がこの曲を口ずさんで聴きたくなり、Youtubeで検索し、ふたりで『いい曲だね』と聞き入ったのが『日本語教えてて良かった』とおもった瞬間でした。

 

 

わたしのバイリンガル教育はこんなどたばたで、投資としては見返り度が低いのですが、プライスレスな喜びには事欠きません。みなさんも楽しみですね!

 

子供とおやじギャグ (バイリンガルの勧め)” への1件のフィードバック

  1. いやぁ、その電話がかかってきたときのやりとり、素晴らしいですね~!!
    美加さん、おやじギャグ言うんですか?それは聞きたいなぁ。
    少年時代を楽しめる親子関係、素晴らしいです。うらやましい。私もそれはしたいな。
    読み聞かせ、旦那に任せないで私も日本語で参加していくことにします!
    貴重な体験談、ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です