強制送還は紙一重!?本当は怖いアメリカ入国

ホリデーシーズンですね。多かれ少なかれ、旅行や帰省で空港を利用する方もいるでしょうか。

今回は私が経験した空港でのアメリカ入国トラブルについて、数回に分けてお送りします。

(これはあくまで一体験談で、記載されている情報は都市によっても変わりますし、人から聞いた話も含まれていますので、参考程度に読んでみてくださいね。)

 

今まで何度となくアメリカ国内に入国していますが、とても怖い目に遭ったことがあります。

学生のころや、当時の彼と遠距離恋愛なんてしていたころは、それはそれは年に何度も(しかも幸せに)帰国しては渡米して…を繰り返していました。空港でのトラブルなんて、乗り遅れやキャンセル便、麻薬密輸とかテロリストでもない限り自分には縁がないと思っていました。

 

恐ろしいトラブルに見舞われたのは、husband太郎と結婚して初めて訪れた、現在住まいのある都市の空港で。

 

3年前の当時、職場内恋愛?で婚約ホヤホヤだった太郎と私は、婚約報告の後すぐに太郎のアメリカ赴任が決まり、私は仕事を辞めてついていくことにしました。

その時会社側からは、「婚約の状態では、現地で万が一のことがあったときに会社として対応できないから、早く籍をいれなさい。」とのアドバイス。

しかしこの時点で出発まであと2週間!ということで急いで入籍。

 

今すぐに現地で必要な存在の太郎は、ビザが付与されるまでの間日本にいては仕事になりません。そこでビザ申請から発行されるまでの約半年間はビジネストリップという形で、ビザなしの(観光)ステータスでアメリカへ入ることになりました。ビザなしで滞在できるのは90日間ですので、90日直前に一度帰国し、1週間ほど日本に滞在してからまた渡米という形をとります。

これは一見、働けるビザを持っていないのにアメリカで働くのは違法では?と疑問に思いますが、あくまでも所属が日本の企業で、お給料を支払ってくれる会社はアメリカの企業ではないので、これは違法ではないんだそう。そしてこの業界では実はよくあることなんです。

 

ただ、それについていく私は・・・観光ビザもその名のとおり、観光が目的となります。

 

詳しい方なら、もう薄々恐ろしい予感がしているかも?

そう、この時点で、私のアメリカ入国時のステータスが

・ビザなし

・日本で職なし

・アジア人で独身の雰囲気ムンムン(日本人と結婚している証拠なし)

・合法の90日以内といえども約3ヶ月は長期滞在

そして滞在先も、会社の提供するホテルはかなり田舎町のため、ダウンタウンに近い場所に住む太郎の友人(男性)の家に3ヶ月滞在する予定でした。もちろん太郎も一緒にね。

入国時の航空機も予約がいっぱいで同じ便が取れず、太郎とは別々の一日遅れで渡米。

 

いよいよ入国。

まず飛行機を降り入国審査の列に並ぶと、外国人用の窓口は長蛇の列。

数人の審査官が列のほうに出てきて、予め簡易の質疑応答を始めました。

質疑が私の番になり、まず聞かれました。

 

「アメリカに入国する目的は?」

「観光です」

 

今まで入国でトラブルなんて考えもしなかったので、ウェルカムされること前提で最高の笑顔で答えました。今思えば素敵な笑顔なんてサービスしなければよかった!

 

「滞在期間は?」

「約3ヶ月間です」

 

このとき、この審査官が入国カードに赤ペンで何かを書き記し、おもむろに私の顔を見上げました。体感温度が3℃減少。

 

「どこに滞在するの?」

「友人の家です」

 

審査官が冷たい目つきで私の目をまっすぐに見つめます。自分の顔が引きつっているのを感じますが、笑うことも笑うのをやめることもできません。

 

「その友人は彼氏?」

「いえ、主人の親友です」

 

「えっ?結婚してるの?ご主人はどこ?」

「彼は昨日の便でアメリカに入っています。」

 

「ご主人の仕事は?」

「**職です。アメリカの○○社とパートナー提携している日本の□□会社の社員です」

 

「ご主人はアメリカ人?」

「日本人です。」

 

「旦那さん不法移民?」

「・・・はっ!?」

 

単純に考えれば、やっぱり怪しい人物だったのかも・・・。

簡易の質疑応答のはずが、既にかなりつっこんで聞かれ、しかも傍からまったく信じていない様子で若干喧嘩腰に・・・そのときの私は、違法になることも悪いことも何もしていないんだから、おかしな方向へ進むはずがないと思っていました。

そして窓口へ。

 

窓口に立った途端に、先ほど入国カードに書かれた記号を見た審査官の手の動きが止まりました。

「この記号、誰が書いたの?」

「後方で質疑をしているあの審査官です。」

そして入国の目的、滞在期間などを超軽~く一通り質問された後、パスポートの間に赤いプラスチックのカードを挟まれ、次に向かうように指示されたのは・・・出口の手前にある小さな部屋。

 

これがまた、まるで取調室。

 

手荷物を全て没収され、30分ほど部屋に一人残されポツン。

もう不安爆発しそう。

手荷物の中には、パスポート、入国カード、手帳、日記帳、携帯電話、そして出発前に「アメリカについてから太郎ちゃんと一緒に読んでね」と言って母から渡された手紙が入っていました。

 

ちなみに手紙の内容は「初めての二人での生活がアメリカという特別な場所で、それは普通の人には中々起こりえないこと。二人で力を合わせて素敵な家庭を築いてください。そして太郎ちゃん、念願の駐在、叶ってよかったね!二人とも、(結婚)おめでとう!」というもの。もちろんこのときの私はこの手紙の内容をまったく知らないので、母の書いた言葉に「アメリカに住む」とか「アメリカで仕事」とかが入っていないことを祈っていました。

同時に、まさかこんな封をされている封筒を開けてまで人の手紙を読まないだろうと思っていました。

 

審査官が戻ってくるまでの間、このあと自分はどうなるんだろうという不安で、もう泣きそうでした。

本当に、泣きそうでした。

泣かなかったけど!

 

この時点で彼らの睨みは、私が偽装結婚で永住権を得ようとしている不法移民!ということだったんですね。

身もプルプル震える体験は、審査官が取調室に戻ってきた後も続いたのです。

 

第二弾へつづく・・・ 

強制送還は紙一重!?本当は怖いアメリカ入国” への8件のフィードバック

  1. Kazumiさん、こんないいところで止めないでくださーーい!
    やっぱり、独身のアジア人女性が1人でアメリカに
    やってくると目を付けられてしまうんですね。
    日本人と結婚していると言っても疑われるなんて
    恐ろし過ぎます。

  2. KAZUMIさん
    お気持ちよくわかります。私も2度「赤プラ」もらいました。
    しかも高校生の時に・・・
    続きを楽しみにしております!

  3. 怖い~!!!
    続きが読みたいような、読みたくないような・・・。

  4. yukiさん
    ビザなしはやっかいですよね。この後続けてビザなしで入国した際は、帰国便が変更できるタイプのチケットであえて目に見える滞在期間を1週間に見せて、後日帰国日を90日直前に延ばすという方法をとりました。これのほうが本当は嘘つきなのに安全って、摩訶不思議な話です(笑)

  5. Miyashinさん
    高校生!!それは心に深い傷を負ったんじゃないですか??
    大きなトラブルはこの一回だけだったのに、私は未だに入管を通るときにハラハラします。もしどこかの空港でキョドっているアジア人女性を見かけたら、それは私かもしれません(汗)

  6. Masaさん
    いえ、ワクワクドキドキではありません、ハラハラドキドキの間違いです(笑)ついでにソワソワ。

  7. Erina
    これだけでも怖いでしょーー!続きもぜひ読んで~!

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