死ぬのは日本かアメリカか - アメリカで老後について考えてみる

アメリカで老後について考えてみる

ご無沙汰です。Masaです。ここに登場するのは2か月ぶりくらいでしょうか。

最近、歳を取ったせいか、よく思うことがあるんですよ。

 

「死ぬんだったら、日本か、アメリカか」

 

って。

つまり、

 

「骨を埋めるんだったら、日本のお墓か、アメリカのお墓か。」

 

ってこと。

あまり大したことではないかもしれませんが、私にとっては結構深刻な話だったりします。

先日、Japanese Family Support Centerの会合で、あるホテルを経営する日本人社長と会ったんです。彼は、もう69歳らしいのですが、私に言うんですよ。

 

「この先、どうしたらいいのか悩んでるんだよなぁ。日本に帰るべきか、このまま残るべきか。」

 

と。

アメリカに来たばかりのときは、とにかくアメリカ生活を楽しんでやろうと考えていたので、歳を取った時のことなど、まったく眼中にありませんでした。でも、人生の半分を軽く過ぎたような年齢になると、今後の生活(老後とも言う)がどうなっていくのか考えるようになるんですね。ましてや、ここは日本ではなく、アメリカですから、不安も出てくるのは当然かもしれません。

友達によく聞かれるんですね。

 

「Masa、お前、歳とったら、日本に戻るのか?」

 

と。老後の計画を真面目に立てていない私は、うまく答えられないんですよね。

 

「う~ん、まだわからない。まぁ、死ぬのは日本って考えてるんだけどね。」

 

などと、かなりあいまいな答えになります。

うちのかみさんもその辺りはやはり不安に思っているらしくて、たまに、

 

「これからどうする?老後の資金も十分じゃないし。日本に帰る?」

 

みたいな話になります。老後の資金は日本に帰ってもあるわけじゃないので、どこにいても同じなんですけどね。

たまに、心の中でシミュレーションをしてみたりすることもあるんですよ。老後、日本に帰ったらどうなる?って感じで。

 

家: とりあえず実家があるので何とかなる。
生活: お金さえあれば何とかなる。
家族: かみさんがいれば何とかなる。でも、子供たちはアメリカにいるだろうから、里帰りとなると、大仕事になるな。お金もかかるし。
健康: 保険がないので、国民健康保険に入るしかない。
お金: 税金払わなきゃいけないし、年金は出ないし。
運転: 運転免許は失効してるからなんとかしなきゃ。

 

まぁ、とにかく考えなきゃならないことが山のようにあるってことを理解します。でも、気分的には楽なんでしょうね。だって、自分のまわりすべてが日本人ですし、「日本」なんですから。叫べば誰かしら自分のことを見つけてくれる人がいるでしょうから(って、甘かったりして...)。

逆に、日本に帰らずに、アメリカに骨を埋めるとしたらどうなるか...

 

家: ローンさえ払い続ければ、今の家で何とかなる。
生活: お金さえあれば何とかなる。
家族: かみさんがいれば何とかなる。子供たちもこちらにいるだろうから、何かあった時には面倒は見てもらえるだろう。
健康: 定年後は保険料が高くなるのでそのための積み立てが必要かも。
お金: 稼げるときに稼いでおく。
運転: かなり歳を取ってもとりあえず運転はできそう。

 

とまぁ、一見大丈夫そうに見えるのですが、見えない不安がたくさんあります。老後のシステムをまったく知らないと言うことがあります。言葉の問題があるので、情報収集もかなり大変でしょう。何でも話せる友達もそれほど多くありませんし、親戚も子供たち以外はそばにいないし。

冗談で、子供たちが結婚したら、はなれに住まわしてくれとか、孫の面倒はすべて我々で見てあげるから、養ってくれとかね。ま、あながち冗談でもないんですけど。

今のところは、まだまだ働けるつもりでいるし、かみさんも健康だし、子供たちにもなんの問題もないし。そうやって感じているから、老後のことを真面目に考えられないんですよね。でも、不安なんです。

日本の方から見ると、ある意味、アメリカ生活は華やかに見えるし、自由はたくさんありそうだし、格好良いし。でも、その裏には、結構不安もたくさんあるんだと思うんですよね。

今回は、少し「老後の不安」についてつぶやいてみました。 

死ぬのは日本かアメリカか - アメリカで老後について考えてみる” への10件のフィードバック

  1. あ、この話題。僕みたいな若輩者(と思いたい…すでに中年か?)でも結構考えます。
    この「弁当は、サンドイッチなのか、おにぎりなのか」的な差というか、「朝はトーストと目玉焼きなのか、海苔と焼き鮭と白米と味噌汁と漬物なのか」的な差というか。

    でも日本在住の日本人の中にも同様の葛藤があるみたいです。両親は札幌出身で親戚も全部あちらな我が家。僕が小学校の頃まで「札幌に引っ越したい」を連発してましたが、今度年齢を重ねると「地元に帰りたい」よりも「友達も多いし、勝手を知ってる今の土地のほうが…」となるみたいです。てか、冬になると「わざわざ北に帰るのもな」と毎年言ってますし。

    保険制度は間違いなく日本のほうが楽そうですが…てか、お米からして全然美味しいし。

    でも、その「はなれに住まわしてくれ」という発想。やっぱ日本人的な発想ですかね、笑えました(ウチの母も昔そんなこと言ってましたが、今は敢えて少し距離を置いたほうが楽という結論で、今は夜な夜な遊びまくって好きな時間に帰宅してます)。

  2. Masaさん、すごく興味ある記事、飛びついて読みました。そうですね、わたしの場合多分日本で老後を暮らすことはないだろうと思います。理由としては、まずこちらが暮らしやすい、自分の子供たちがこっちで結婚して暮らしていくだろう、頼れる友人もこちらで多くなった、ってところでしょうか。暮らしやすいのは気候とか、電車に乗らなくていい、とかカレッジバスケットボールが見れなくなるといやだとかそんなくだらないことが大きいです。。。

  3. 私は、夫が死んだら日本に帰る、と決めてるんですが、あの元気な夫より私のほうが先にくたばる可能性高し。。。いや、私も大分元気ですけど。

    Masaさんと同じで、日本にもアメリカにも、とりあえず住む家が確保できるっていうのはラッキーですよね。

    実際にどちらに住むか・・・本気で悩まなければいけないときは、あと20年先くらいがいいな。それまで夫に元気でいてもらおう。

  4. ちょうどこんな「移民の葛藤」の記事を書こうと思ってたんですよ。渡米してきた私たち(一世)と、アメリカで生まれ育ったその子供たち(二世)の間のギャップって、ものすごく大きいですよね。
    そしてこういう悩みって、アメリカに来てみないとわからない。
    渡米前は「私は帰ってくるのか?」って考えないですもんね。

    私が思うに、骨を埋められる場所には3つ必要だと思います。(勝手に)
    ・食べ物
    ・パートナー
    ・笑いのツボ
    これが合う場所なら死ねる。笑
    そうじゃないとしんどいですね。

    私はアメリカです。旦那が先にいなくなっても、日本に帰ることはないでしょうね。日本で生活するということがもう想像できません。

    JFSCでリタイヤメントシステムのワークショップ、やりましょうか?笑

  5. ども、Tatさん、コメントありがとうございます。

    確かにうちの親を見てもそんなこと、ありましたよね。うちは愛知県一宮市ってところに実家があるんですが、両親ふたりとも三重県の田舎出身なんですよね。おふくろからは、あまりこういうこと、聞いたことなかったんですが、親父は、「俺が死んだら、あそこの墓に埋めてくれ」みたいな話、しょっちゅうしてました。どういうわけか、未だに、本籍はそこになってるんですよね。いつかは自分の故郷に戻りたいみたいな気持ちがあるんでしょうね。

  6. Mikaさん、ども。そうですか。最近結構考えるんですよね。日本は美味しい物がたくさんあるから、歳取ったら日本かなぁなんて話してたりします。でも、気候のことを考えると絶対にサンディエゴなんですよね。アメフトとかも見れますしね。私は仕事のコネクションも含めて、たくさん知り合いがいるので、かみさんに比べれば将来をそれほど不安に感じることはないんですけどね。まぁ、自分の夢を実現するために、もう10年はこちらにいると思います。今後共よろしくです。

  7. Maki-Kさん、コメント感謝です。あと、20年先なのかぁ…。実家があると言っても、両親が両方共いなくなったらどうなるのかわからないんですよね。いちお、姉家族が1時間ほど離れたところに住んでるんですけど。どうなるのかなぁ…。

  8. エリナさん、コメントありがとです。確かに「食べ物」は重要ですよね。あとは、周りの環境かな。年寄りにやさしい環境。気候とかだけではなくて、人とか、ものとか。確かに、今日本に帰っても、働けると思えないんですよね。だから、もし帰るんだったら、リタイヤしたからかなって思ってます。

  9. 同じような環境です。アメリカに住んで28年間、年取ってきて老後をしっかり考えなくてはなりません。 ただ夫婦揃って元気だと、何でも乗り越えられる気がしますが、一人になったらどうなんでしょうね。
    またお邪魔します。

  10. やまちゃんさん、コメントありがとうございます。アメリカに28年もいらっしゃるんですか。大先輩ですね。

    確かに今はかみさんがいるので、今後どうするのかそれほどまじめに考えていない気がします。不安ながらも何とかなるだろうって気軽な気持ちかもしれません。

    一人になったらどうなんでしょうね。

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