海外のスーパーでよく見る、アレ。

こんばんは、バンクーバーのスーパーで働くYumiです。

今回は、海外のスーパーでよく見かけるアレについて。

Eating-chips

そう、アレ・・・お会計前に食べ始めちゃう外国人さんたちです。日本のスーパーではほとんど見かけない光景ですよね。

他の同僚がそうしているように私も、食べかけのチップスの袋をレジに出されても何も言わずにピッとスキャンして済ませますが、私個人的にはあまり好きじゃない行為。スーパーの従業員としての立場からだけではなく一個人として。どっぷり日本式のしつけを受けてきた私にとって、「お行儀が悪い」と感じずにはいられないのです。「お行儀が悪い」なんて、外国人に英語で説明して分かってもらうのってすごく難しそう。

学生時代に留学生仲間数人とスーパーで買い出しをしていたときも、店内をショッピングしている間中ずーっとお会計前のブドウをつまんでいたメキシコ人の友人を、”Stop it.” と叱責していたしっかり者の韓国人の友人を心の中で応援していたものです。こうゆうときに韓国人の子とは感覚が似てるんだなって実感します。メキシコ人の彼女はそんなのも、”Sorry, but I can’t stop!!” なんて言って聞きませんでしたが。

さて、とある日職場で、例の如く若い女性が会計前に開封して飲み始めていたドリンクをレジに持ってきてお金を払おうとしました。ところがバッグの中に財布が見当たらない、どうも家に忘れてきたみたいです。彼女は “I’m so sorry.” ととても恥ずかしそうでした。私は、ほらほら、こうゆうことが起こるから、買う前に食べちゃダメなんだから~。と思いながらも、 “It’s okay.” とカナディアンがやるっぽく、おおらかに彼女を解放してやりました。

その話を休憩室で、ロシアからの移民のミラとパキスタンからの移民のファティーマに話したところ、ベイカリー・セクションで働いているミラは、会計前にパンを食べながら店内を歩いているお客が嫌だと言って、私に共感してくれました。ところがファティーマは “Sometimes I’m really hungry and then, I start to eat them. And if it tastes bad, I don’t wanna buy it.” というのです。スーパー自己中な、ストレートな彼女の意見には圧倒されたものの、全く悪ぶれた様子も無く言うので、やっぱりこれが文化の違いなんだなぁと、そこに落ち着くしかないんだなぁと肌で感じました。

もちろんそこは文化ってゆう大きな枠組みだけじゃなくて、個人間での違いもあります。会計前に子供にお菓子を食べさせといて自分がゆっくり買い物できる時間を作ってるママもいれば、”I want chocolate!!” と騒ぐ子供に “I said No. At home.” と言い聞かせているママもいて、そんなときは心の中で「いいぞお母さん!」と応援している日本人の私がいます。 

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4 comments on “海外のスーパーでよく見る、アレ。”

  1. ボクはたまに、WholeFoods MarketなどのCafe&Deliで買ったコーヒーを飲みながら買い物することがあるのですが、これも見苦しい・・・?

    あと、ボクがアメリカに来て間もない頃は、日本人の女性に買い物に連れて行って貰っていたのですが、その日本人が、売っているブドウをつまみ食いしていたのを見て驚きました。聞くと、「これは味見だからいいのよ。アメリカ人もみんなやってる。」っていわれてのですが、本当なんですか?

  2. Dr. Kaz さんコメントありがとうございます。
    コーヒー片手にショッピング風景は、こっちにきてあまりに普通になりすぎて気にもしていませんでしたが、どうでしょうかね?私はコーヒーは大丈夫だと思いますよ!あの、飲み終えたあとの紙コップを、商品棚の空いてるところに置き捨てさえしなければ!!

    ぶどうのつまみ食・・・じゃなくて味見、たまにやる人見ますね。みんなやってる、とは言わないけど、1つや2つつまむくらいなら結構自然かもです。Deli(お惣菜コーナー)の方ではBBQ chicken(鳥の丸焼き$10くらいでどこのスーパーにも置いてある定番メニュー)の試食さえ頼まれると、同僚が言っていましたから。もちろん試食、させてあげるみたいです。

  3. 娘がまだ3歳くらいだったころ、カートに座らせて買い物をしていて、気がついたらカートにいれたフルーツをかじっていたことがあって。日本人としては青ざめて(もう、万引きしてしまったくらいの罪悪感で)キャッシャーに平謝りしたのですが、満面の笑顔で「Oh, it’s okay! Don’t worry!」と言われた上にバルーンまで無料でくれてびっくり。そしてアメリカのスーパーの寛容さに心から感謝しました。その後は別に積極的には食べさせませんでしたが、「だめ」と言うと泣き叫んで買い物が進まないので、それよりはちょっと食べさせて静かにしたほうが私も周りのお客さんも助かるってことで、食べ散らかさないものならあげてました。5歳になった今は言い聞かせて食べさせませんけど。
    というわけで日本人としての感覚もわかりますし、小さい子供の親の立場としてはアメリカで良かった~、と感謝もしてます。

  4. Hanaさんコメントありがとうございます。

    小さいお子さん連れのお母さん達にとって、スーパーでのお買い物は想像を絶する大変さでしょうね。あのアメリカンサイズのバギーにお子さんとグローサリーを乗せて会計してまた積みなおして・・・頭が下がります。

    周りのお客さんの迷惑にもならないって考え方はそうですね。物心のついてない頃の子供にとって、お腹が空いてて、しかも大好きなお菓子が目の前にあるのに食べちゃダメって環境は、拷問に等しいのかもしれませんからね。

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