自由の国アメリカ目指して裏通りを行く! ー その1


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写真右がメキシコのティファナ、左がサンディエゴ

カリフォルニア南部で生活をしていると、公用語が2つあるのではないかと錯覚するほどスペイン語がよく使われています。もともとロサンゼルスやサンディエゴを含む南カリフォルニアは、スペインによって開拓された土地で、それが1848年のメキシコ戦争の結果、メキシコが2000万ドルほどで、カリフォルニアやネバダなどの土地をアメリカに売っぱらったそうな。

なので、カリフォルニアはスペインに由来する名前が非常に多いんですよ。San Diego、Los Angeles、San Jose、San Fransciscoなどはすべてスペイン語です。ちなみに、Sanはスペイン語で「男らしい」を意味する言葉らしいです。で、DiegoとかJose、Franciscoは男の人の名前です。

 

スペイン語が第二公用語となっているようなカリフォルニア、ヒスパニック系の移民がたくさんいます。他の人種から言わせると、「メキシカンが多くてかなわん」だそうで、それほどスペイン語を話している人たちが多い。でも、南カリフォルニアにいるスペイン語を話す人達は、必ずしもメキシコ人であるとは限らないらしいです。比率にすると中米、南米の他国出身者と比較すればメキシコ人はうんと多いですが、でも、メキシコ出身者からすると、「スペイン語を話す人間が誰でもメキシコから来たと思ってほしくない」そうです。

 

さて、前置きがかなり長くなってしまいました。

 

そんなメキシコと接している南カリフォルニアには、違法入国者もたくさんいます。つまり、ボーダーパトロールの警備を逃れて、国境を超えて自由の国アメリカに流れてくる人たち。

話によれば、毎年100万人以上の違法入国者がいるとか。もちろん、メキシコ人に言わせれば、「違法入国者はメキシコ人だけではない!」ってことですけどね。メキシコ人が8割くらいは占めるそうです...はい。

海から寿司詰めの船で上陸するもの、国境の有刺鉄線をうまく乗り越えてくるもの。トンネルを掘ってやってくるもの、いろいろと方法があるようです。ボーダーパトロールの守備範囲が大都市周辺なので、警備が手薄になっている砂漠などの僻地とか、海とかから侵入する人がおおいんでしょうね。

運が悪ければ、熱射病にかかったり、低体温症になったり、あるいは溺死したりで、越境途中に亡くなる人も年間300人を超えるそうです。

アメリカに渡ったとたんに逮捕されて、強制送還される人たちもいますし、うまく逃れて、夢の地アメリカで「違法移民」として生活を始める人たちもいます。テレビで違法入国者のニュースを見ることがたまにありますが、おそらく、警察の手からうまく逃れてアメリカで生活をしている人の方が圧倒的に多いと思います。

 

そんな夢の国アメリカで生活を始めた違法移民の人たち。世の中それほど甘くはありません。アメリカに来たからといって、いきなり自由になるはずがありません。生活するためにはお金が必要になりますし、もちろん住居も必要ですよね。ではどうしてるんでしょう。ホームレスと同じような生活をしている...らしいです。

他の地域についてはよく知らないのでサンディエゴ地域の話に限りますが、サンディエゴにも想像を絶するほどの違法移民がいるようです。彼ら、どのように生計を立てているでしょう。

 

まずは、住まい。アパートを借りたり、家を買ったりすることなどできるはずはありません。じゃぁどうする。サンディエゴと言っても、都会もあれば、田舎もあります。田舎だと、ちょっとした雑木林のようなところがあるわけで。コミュニティーとコミュニティーの境なんかには結構荒地があるんですね。そこが彼らの住まいになるようです。それこそ、日本のホームレスと同じように、どこからからか拾ってきた段ボール箱やら、シートやら、木片やらで「家」を作ります。私も見たことがあるのですが、そりゃ、ホームレスの住まいそのもの。日本のホームレスのように、テレビがついてたり、ガスコンロがあったりするようなことはないと思いますけど。

 

寝泊まりが出来る「ねぐら」ができたら、次はお金を作らなければなりません。どうやってお金を作っているでしょうか。

 

次回はそんなお話です。 

自由の国アメリカ目指して裏通りを行く! ー その1” への4件のフィードバック

  1. 国境付近の砂漠へハイキングに行くと、やっぱりそのあたりは不法入国してくる人たちが通るところなのでしょうね、メキシコから持ち込んだであろうスペイン語の書かれたジュースの空き缶やら、お菓子のパッケージやら、いっぱいごみが落ちてます。

    彼らが通るルートは砂漠の中でも大体決まっているようで、いつも決まったところにごみが固まってます(なのでそこへハイキングに行くときは大きなゴミ袋持参で行って、帰りに拾ってくるんですけど)。寝袋が岩の下に隠してあるのを見つけたこともあります。

    夏の砂漠を歩くなんて、本当に命がけ。無事に安全なところまで行けたかなぁ。。と違法入国者ではあっても、彼らの身を案じてしまいますね。でも、そういう彼らを助けるためにスペイン語で「Agua」と書かれたウォータージャグが置いてある場所もあります。これはアメリカの人道支援団体などがやっているのかな?

    彼らの痕跡はよく目にするんですが、でも、砂漠で実際に不法入国者にあったことはないです。まぁ、もし近くにいても、彼らは身を隠すでしょうし、ハイカーの多い土日には多分いないんでしょうね。国境近くの砂漠へ行くときは、ボーダーパトロールのチェックポイントを通るので、パスポート(またはグリーンカード)持参しないといけないんですが、以前そんなことも知らずにパスポートをもってなかったら、怒られました。。。そんな、ハイキング行くのにパスポート要るっておもわないじゃん~。

  2. そっか、Maki-Kさん、あっちの方でもキャンプすることがあるんですね。確かに砂漠超えは命がけですね。多分、人目につかないようなところでたくさんの不法移民者が亡くなってるんじゃないですかね。キャンプしてたら、そばに人骨があった。。。なんてことありませんでした?

    パスポートいるんですね。聞いてて良かったです。今度行くときはパスポート、持って行こう。

  3. Masaさん

    Anza-Borrego砂漠も北の方なら関係ないんですが、南の端から出て、帰りにI-8を走ってサンディエゴへ戻るルートだと、I-8の途中でチェックポイントがあります。でもここは、主に麻薬の密輸入を取り締まっているので、一時停止(または一時停止するほどゆっくり走る)するだけで、そのまま通過できます。あ、もちろんなにか疑われたら止められるでしょうけど。

    あと、行きにI-8を通って砂漠に南の端から入るときは、I-8のチェックポイントはImperial Countyのボーダー手前あたりにありますが、これは営業(?)してないことも多いし、ほぼ素通りです。パスポートorグリーンカードの提示を求められるのは、I-8をOcotilloの町からS2を走って砂漠へ入るとき。Anza-Borrego State Parkへ入るあたりにチェックぽんとがあって、ここは必ず車を止めて「US Citizenかどうか」聞かれます。UC Citizenでないと言うと、パスポートやグリーンカードの提示を求められます。

    一度、パスポートなくて、カリフォルニアの運転免許証見せたんですが、「免許証はイミグレでは身分証明書じゃない」って言われました。あ、でも、免許証でSSNやビザのステータスも全部引き出せるようで、OPTで滞在中とか全部分かったみたいです。10分くらい足止めされましたけど。

    砂漠で死体・・・見つけたくないです。。。あぁ、でもありえる。

  4. ↑↑
    すいません、文章おかしかったです。

    I-8をOcotilloで降りて、Ocotilloの町からS2を北へ走って砂漠へ入るとき、です。

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