身をもって覚える英単語 “Respect”

どうもこんにちは、Erinaです。

みなさん、アメリカで生活してみて初めて、使ってみて初めて、聞いてみて初めてわかる、「単語の本当の意味」に出くわしたことはありませんか?

「日本の辞書にはそんなこと書いてないぞ?!」というシチュエーション、誰しも一度はあるはずです。

そんなわけで、「身をもって覚える英単語シリーズ」(になるかどうかはわかりませんが)第一弾は”Respect”です。

 

リスペクトの意味

 

どうしてこんな記事を書こうと思ったかと言うと、前述したように、「日本ではそんな風に習ってない!」というギャップが大きい英単語や、「やっぱり英語は生身の人間と使ってナンボだな」と感じた体験が最近、とても多いのです。

この記事が日本の高校・大学受験に役立つことはほとんどないだろうけど(笑)、その人の頭の中をちょっと理解するのに参考程度で読んでください。

英語に良く出てくる単語、”Respect”ですが、本当に意味をきちんと理解して使っていますか?

ご存知の通り、英和辞典で調べると、「尊敬」という単語がトップに出てきます。

他には、

  1. 尊敬・尊重・敬意・信望
  2. 尊重・配慮

・・・・以下省略

 

これを学んだ子供が、「尊敬している人は誰ですか?」という質問に英作文でこんな文を作ります。

“I respect my father.”「僕は父親を尊敬しています。」

一見、おかしくなさそうですよね。

しかし、実際の”respect”は、どちらかというと「(日本的な)礼儀をもっている」という意味合いのほうが近く使われています。

Thesaurus(類義語辞典)には、こんな言葉が載っています。

  • appreciation(感謝)
  • awe(敬意)
  • consideration(考慮)
  • deference(服従)
  • dignity(威厳)
  • esteem(尊ぶ気持ち)
  • fear(畏怖)
  • honor(栄誉)
  • recognition(認識)
  • regard(考慮)
  • reverence(畏敬)
  • tribute(賛辞)

難しいなぁ・・・・でもどれも違います。

 

これらの類義語を考慮すると、上の例文はアメリカでどう受け取られるかと言うと、

「僕は父親に対して礼儀をもっています。」

というニュアンスで、「お父さんと、何かあったの?」とちょっとビックリされそうです。(たとえばずっと喧嘩してたとか、無視してたとか、恐れ多かったとか・・・)

「私はオバマ大統領を尊敬しています。」と言う意味で、”I respect President Obama.”と言ってしまったら、「私は実はリパブリカンだけど、彼のやってることはリスペクトしてるよ。」とも取られかねません。respect = likeではないところに注意したいです

 

なので、実際にはどうやって使うかと言うと、

例1:

異文化間のカップルが

“I respect differences between us.” (私たちの違いをリスペクトしています。)

・・・・だから、違いに対して寛容なんですよ、ということを続けて話す。

 

例2:

ディスカッションのときにオープンな場であることを明確にするために

“We respect other opinions.”(他の意見をリスペクトします。)

・・・・だから、違う意見を持っている人は、ぜひここでシェアしてくださいね。

という感じです。

 

 

じゃあ、「尊敬している人は誰ですか?」という宿題に対して、「お父さんを尊敬しています。」ってどう言ったら良いの?というそこのあなた。

ぜひ”admire”を使ってください。

Admireは、「かっこいいなぁ」「こうなりたいなぁ」という「羨望による尊敬」の意味で使われるので、ベターです。「その人に憧れての尊敬」という意味ですね。

 

 

これだけでは納得いかないアナタ、”respect”についての我が家のエピソードを紹介します。

子供たちが成長し、なんでも自分の思い通りには行かないよ、ということを教える日が来ました。(笑)

私の長女(当時3歳)は、私の引き出しからこっそりと色々なものを出しては、使ってみたいという欲望に勝てない日々。

「あなたのものはあなたのもの、私のものは私のものであり、親しき仲にも礼儀をもつことは必要ですよ。」というレッスンを教えることになりました。

 

そこで、こう言いました。

私:”You need to respect.”

娘:(沈黙)

私:”Do you know what ‘respect’ means?”

娘:(首を横に振る)

私:(しまった!知らないのか!!←焦る母)

 

私:(たどたどしく)”Respect is to listen to other people what they want.” 「リスペクトは他の人が欲しいものがナンなのかきちんと聞き入れることよ。」

 

 

おぉ~、われながら素晴らしい説明!!というか超納得!!(笑)

これで娘も理解したよう。

どうしても他人のものを見てみたいとき、触りたいときは、「必ず聞く」”I have to ask.”ということもセットで覚えました。

 

子供に説明してみてわかる、(あくまで私にとっての)単語の本当の意味。

私が”respect”という言葉をそうやって理解していたとは、高校時代に英単語を苦労して暗記した頃とは想像もつきません。

このエピソードをアメリカ人旦那にもシェアしてみると、「うん、良いんじゃない?」とオーケーが出たのですが、これは英語力というより、彼もそれで納得できる範囲という夫婦間の価値観の問題のようです。

 

 

どうでしょうか?

何気なく使ったり聞いたりしている言葉を、今一度こうやって見直してみると面白いかもしれません。

特に、簡単な言葉ほど、意味がピンポイントではないので、「私はこう思って使ってたけど、実はビミョーに違ってた」ってことも多々あります。(苦笑)

みなさんの「身をもって覚えた英単語」、ぜひ教えてください。

 

身をもって覚える英単語 “Respect”” への6件のフィードバック

  1. Erinaさんの娘さんへの説明、ほんと、そうですよね。
    AdmireはもっとUnconditionalで日本語の尊敬により近いけど、Respectは
    「I respect what you say, but…」って、butをつけたりするものね。
    Respectは「尊重する」ってことですよね。この日本語訳が私にはしっくり来ます。

  2. Maki-Kさん、そうですね、「尊重」も良いです。
    考えてみると、「尊重」と「尊敬」って全然違う意味なのに!っていうのがこの記事の主旨でした。笑

    Respectって、何かしらの人やもの(違う意見とか)があって、それに対して「リスペクトします」っていう自発的なアクションですよね。

  3. ちょっと種類が違うかもしれないけど、私がアメリカに来て初めて知った言葉の意味としてよく覚えてるのが「Cousin」です。

    Cousinって「いとこ」って日本では習いませんでした?日本語で「いとこ」ってすごく明確な定義がありますよね、両親の兄弟・姉妹の子供、っていう。

    でも英語のCousinって、それよりもっと幅広く「親類」っていう程度の意味なんですよね。だから「遠い親戚」のことをDistant cousinって言うんですよね。

    で、逆に日本語を学んでるアメリカ人が「親戚」と言いたくて「いとこ」っていう言葉を学んでしまって、あるパーティで、友達の一人を指して「なんと、彼は僕のイトコだということが最近わかったんだよ」って言ったんです。周囲の日本人はびっくり。「え、いとこだってことを最近まで知らなかったの?」「両親がきょうだいと疎遠だったとか・・・?!」と質問され、アメリカ人の彼は「いや、とおいイトコ・・・」と答えてさらに混乱。

    もちろん、Cousinは日本語のいとこっていう意味でも使うし、その意味で使うことが一番多いんですけど、とにかく親の兄弟の子供も、それ以外の親戚も区別をしないっていうことです。日本語はその違いに意味を見出す言語なんですね。

    ちなみに中国語はさらに「いとこ」の中に分類があり、年上・年下、男女、母方・父方で全部違う言葉があるそうで、やはりその区別にはきっと意味があるんだろうなぁと思います。

    こういう、対になっている二つの言葉の中で重なっている部分、重なっていない部分を比較することで文化比較にもなるのが、言語のおもしろいところですね。Respectについても非常にアメリカらしい概念で、日本語の尊敬だけにあてはまらない部分があるんでしょうね。

  4. Hanaさん、コメントありがとうございます。
    “cousin”もわかる気がします。
    私は日本語の「はとこ」って言いたくて、”cousin’s cousin”って言ったら、「言いたいことはわかるけど、そんな言い方はしない」って変な顔されたことがあります。笑
    「厳密に言えば違うけど・・・He is my cousin。」ってこともあるし、日本語の「親戚」という意味では、”relatives”ってあまり使わない言葉ですよね。

    血のつながりを大事にするアジア文化に比べて、ステップブラザー・シスターとかハーフシスター・ブラザーとかで複雑怪奇になってしまうアメリカ家族は、言葉を複雑にしないのかもしれませんね。

  5. ピンバック: “respect”と尊敬
  6. ERINA さん
    楽しく拝見させて頂きはじめました。

    私の身を持~た、経験です…
    一年間アメリカに滞在していた20年前、今思えば、毎晩パーティー(オモテナシ)を開いていたからか、多くの異国の友人達は私の中1レベルの英語を正面から、決して受け流さず聞き取ろうと熱心に…、また、時には三人称複数で行れル会話中などには、私の英和辞書を片手に「不理解度」を即座に察知しては、その都度親切に愛の杖を与えてくれていました。
    そんな中、忘れもしない
    友人が、目を丸くしてフリーズした
    私の一言
    「How do you think?」(お前、どう思うん?)

    正しくはhowではなくwhatだと
    いつだったか、随分と後になって気付き(知り)ました。
    きっと
    あまりにも堂々と間違って使っていたからなのか、気を遣ってなのだろう「そっとスルー」してくれていたのだろぅ…
    と後々になって反省ながら身を持って考えさせられたコトがありました…。。

    (*/□\*)あ~恥ズかしィー

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