駐在生活、もがきました。で、出会いました。

 

【もがいた日々】
私の駐在生活、出だしは最悪でした。

不法移民と疑われて入国の際にトラブル発生。
(来たくて来たんじゃないし~!的なね。)
ま、これに関しては辛すぎて涙が出るので書きませんが(笑)夫の太郎は朝から晩まで仕事だったので、完全にひとりぼっちの寂しさに初日から日本に帰りたくなりました。

7年働き続けて常にどこかに所属していたのが、結婚と同時に駐在が決まり突然無職。

人生初の最大の疑問:
友達ってどうやって作るんだっけ?

嘆く前に努力はしてみないと!

ということで、まずは語学学校に通います。
私立の語学学校でしたが、ESLという英語専門の授業の他に、大学へ行く前の予備校的なアメリカ人向けの授業もやっている全国展開の学校でした。

語学学校としてのクラスでは、生徒はもちろん外国人(英語を母国語としない世界中の人たち)。

大学を休学して来ている学生さんや、アメリカの四年制大学に入学することを夢見て来ている学生さん、バケーションを利用して来ている人など様々でしたが、みんなとにかく若い。(いや、私も若かったよ?汗)

そして私は溶け込めなかった。

何ていうかみんな「ほにゃらら青春白書」なのよね(笑)私はドラマは求めてないわけです。

加えて毎週のように新しく学生が到着しては自己紹介。
どうしてアメリカに来て、今後どういう進路を希望する…こんな話をひたすら繰り返しました。
そしてその学生たちはすぐに去って行く。

唯一仲良くなれたのが、同じクラスにいたかなり年上のフランス人のフローレンス。
フィジカルセラピストの彼女はとっても賢い経験豊富な女性。今でも仲良しで、いつもたくさん面白い話を聞かせてくれます。
彼女は他のクラスメートとは違い、グリーンカード抽選に当選し、今後アメリカで仕事が取れるようにと英語を学びに来ていました。
やっと楽しい毎日が始まったと思ったら…

3ヶ月後に訪れた彼女の帰国。

大泣きするほどの寂しさに襲われて…そして私はその語学学校を辞めました。

教訓その1:
学生の立場でない場合、語学学校で友達を作るのは難しい。

いやいや、友達を作るにはやっぱりまずは人と出会わなければ。
人と会って話をするのには話題が必要…

そうだ!趣味を持とう!!

そして始めた写真。
元々写真は好きだったので、せっかく毎日フリーなんだから色んな写真を撮ろう!と決め込んで、カメラ小僧の毎日が始まります。

すごく素敵な親子がいた時に、勇気を出して声をかけてみる。

「あなたの娘さん、エンジェルみたいに可愛い!写真を撮らせてもらってもいいですか?」

ほーら、自分すごいぞ!お金出して学校に通わなくたって、アメリカ人と会話できるんだから!
(知らない人に英語で話しかけるって、実はすごく勇気がいるんですよね。)

でもそこから少しずつ、毎日必ず誰かと話すようになりました。

現像(古いフィルムカメラなのでプリントじゃないんです。笑)した写真をコーヒーショップで並べていたら、「写真見せて!」と声をかけられたり、写真が趣味の人は「カメラ見せて!」だったり。

うんうん、良いスタートかな。
…ってあれ?私、実はまだ友達いない。。。

また寂しさが込み上げてきます。

教訓その2:
道端で出会う人は、ドラマを求めていない。

バスで知り合ったおばちゃんに涙ながらに辛さを訴えたこともありました。
愚痴れば、みんな優しくしてくれました。
いつでも話聞いてあげるよって。

でも、それって同情なんです。彼らは家族じゃないし、私と仲良くなりたいわけでもない、けど泣かれちゃったから…みたいな。

こんなところにいても、誰も私を必要としてない。
こんなカタコトしか話せないアジア人、誰も友達になろうなんて思わない。
いつになってもスケジュール帳は空っぽのまま。
当時を振り返ると、かなり病んでたと思います。

【訪れた出会い】
そんなこんなで頑張り続けて1年半経ちました。
(その間に、妊娠と出産を経験しました。あの頃の不安定な気持ちは、今になればホルモンのせいにしちゃうよね。笑)

そんなある日、手作りの雑貨屋さんであるイギリス人の女性に出会いました。

3人の女性がそれぞれの分野で手作りしたものをまとめて、一つのお店として売りに出している場所でした。
アメリカ人2人+そのイギリス人の人。
とってもセンスのある人たちで、ファッションや流行に関して話がはずみました。
もう寂しい気持ちは表に出さないぞ!って思ってたのに、、、ウッカリその時、この人たちなら受け止めてくれるかもって、思わずホロリとこぼしちゃったんですね。

すると意外にも、そのイギリス人の女性が私の話に同意してきたんです。

「私もね、結婚がきっかけでアメリカに来たの。
母国での仕事を辞めて、慣れない土地に来て、友達もいないし、できないし。本当に苦しかった。
私なんて同じ英語を話すのに辛かったんだから、あなたはもっと辛いと思う。文化もかけ離れているんだから。

でも一つだけ、アドバイスできるの。

2年、2年だけ頑張ってみて!

2年したら、突然ガラリと変わったの!

それまでは毎日変わらない寂しさに包まれて、一生何も変わらない、このまま寂しい人生を生きていくんだ、なんて自暴自棄になったりもしたけど…だけど実は、毎日少しずつ変わってるの。いればいるだけ、人と出会ったり話したり、いつの間にか生活/人生(lifeと言っていました)ができ上がってるの!
でも少しずつ過ぎて気づけないのね。
でも絶対その変化に気づく日がくる。
それがきっと2年っていう月日なの!
私の2年の頑張りは、こんなに素敵な仲間と楽しい仕事ができる最高の環境を与えてくれた。
だからあと半年だけ待ってみて!!」

私はもうその頃もがくことに疲れて、目の前にいる3ヶ月の娘、小桃をしっかり育てることに集中しようとしてました。

だから、その人が
“共感してくれた”
“私の話に熱く、思いを返してくれた”
それだけで十分心の支えになったんです。

その後もしばらくは小桃の世話で忙しくて毎日が精一杯でしたが、小桃の1歳のお誕生日の数ヶ月前から、突然お友達ができ始めたんです。
色んな人と知り合って、色んな人が連絡先を聞いてくれるようになって…

今では毎日お友達との予定でスケジュールが埋まるくらい、【生活】が出来上がりました。

その最初に連絡先を聞いてくれたお友達との出会い…それは渡米して2年目を迎える2週間前のことでした。

もがいて良かった。

新しく赴任してきた人が、こうこぼすことがあります。
「何のためにここにいるのか分からなくなって、辛くて日本に帰りたい」
「どうやってそんなにお友達ができたの?」

そして私は答えます。

「2年、2年だけ頑張ってみて!!」

 

Kazumi

2011-08-01 21:55:23

駐在生活、もがきました。で、出会いました。” への55件のフィードバック

  1. こんにちは。私は駐在生活5年目になります。
    1年ぐらいのペースでスライドを繰り返していて、今は4都市目です。
    毎回、やっと生活や人間関係が楽しくなってきた頃に異動になるという繰り返しで、もう疲れました。
    何度も異動を繰り返しているなら、引越しにも慣れてくるのではと思われるかもしれませんが、私の性格のせいか環境の変化がつらいという思いは変わりません。
    夫のため、子供のため、家族は一緒にいさせてあげたいと思っていましたが、もういよいよ気力が湧いてこず限界を感じています。

    5年も頑張ったのだから、夫を残して日本へ帰ってもいいんじゃないかと思う一方で、もう少しだ!ここで弱音を吐いちゃいけないとも思い…。
    とにかく今もがいています。

  2. こんにちは。
    彼の駐在に伴い、結婚、ワシントン州に渡米してきました。
    こちらに来て2週間、友達もいず、することもなく、
    こんなのでいいのかな・・・と沈みかけていました(笑)

    ふらふらとこちらのブログにたどり着き、
    この文章を読んで元気をもらいました!
    まだまだ2週間です、ものね!2年!かけてがんばります!
    英語の勉強がんばります!

  3. はじめまして。

    東南アジアに主人の転勤で駐在妻してます。
    私は仕事を辞めついてきました。
    夫婦2人で住んでいます。
    ようやく1年過ぎ、最初は何とかなると思ってたのですが、思うようにいかない事も多く、今だに友達もなく、毎日なんとなく過ごしてしまい、「私何やってるんだろう」となんとも言えない気持ちに時々襲われます。
    そんな時にネットで検索してたら、こちらの記事に辿りつきました。
    私だけがこんな気持ちになるんじゃないんだと、とても励まされました。

    この記事お気に入りに登録してあり、1日のはじまりに毎日読んでます。

    素敵な記事ありがとうございます。

  4. 私もサンディエゴに来てまだ2週間です。5ヶ月の子供がいて、初めての育児と初めてのアメリカで心細いです。
    でも、この記事を読んで頑張ってみようと思いました。ありがとうございます。
    トライアンドエラーを繰り返して、なにか得られたらいいなぁと思います。

    お友達ができるよう色々自分からも声をかけてみようと思います!!

  5. こんにちは。
    初めて駐在妻としてニュージャージーに来て1か月過ぎました。
    この記事を読んで、ああ、自分はまだまだだなぁと思いました。
    そうですよね、2年、2年とりあえず踏ん張ってみよう♪と思えました。
    このようなブログを運営されている方、記事を書かれたKAZUMIさんに感謝です☆

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