がんばれ、日本人!

アメリカ_日本人がんばれ

先日、オバマ大統領が米国民に対して一般教書演説をしたことはご存知だと思います。

すでにあちこちで話題になっている話ですが、

「日本に1度も言及しなかったことは、日本の政界に大きな衝撃を与えた」

そうです。中国については4度言及し、韓国については6度言及したと言う話です。

どう言うことかわかります?

「オバマさんは、日本に期待していない。」

「アメリカでは、日本は蚊帳の外。」

まぁ、ふつーはそう考えますね。確かにそうでしょう。最近の中国や韓国の勢いには日本も相当圧倒されますから。

私が今の会社にいてもそう感じます。韓国人、中国人、インド人を集めると、おそらくうちの会社の70%くらい占めるような勢いです。さらに、彼らは超アグレッシブです。日本人にあるような「慎ましさ」はなく、何にでも貪欲に取り組む。人を押しのけてでも前にでようとする。ここで、他の人間と対等に渡り合っています。まぁ、アメリカではそれが当たり前のことですけどね。できるやつはどんどん前へ向かっていく...。

でも....

これ、裏を返せば、中国や韓国、インドも含めたアジア諸国は、アメリカにとって今後ひじょーにヤバイ存在になる、それをアメリカは恐れているってことでしょう。

たとえば、アメリカにアジアからの留学生がどれくらいいるか知っていますか?

ちなみに、うちの息子の通うUCLA。アジア人(中国、韓国、日本、インドなど)は全体の約半分を占めています。白人、アフリカンアメリカン、ヒスパニックを合わせて、アジア人と同程度になります。このアジア人には、もちろん、母国からアメリカに留学している学生がたくさんいます。

このアジア人留学生たち、卒業したらどうしますかね。

アメリカに残ってアメリカ企業で働く人たちもいるでしょうが、ほとんどが母国に帰って母国の企業で働くことになるでしょうね。

これ、どう言うことでしょう。

アメリカで学んだ高度な技術、スキルなどを使って、母国の企業で活躍する。アメリカ帰りのスマートなやつら。今まで後進国と呼ばれていた国々は、今では他を脅かすまで大きく前進しています。その勢いは止まりません。このようなアメリカ帰りのスマートな人たちが、国を背負って前へ進んでいるんです。

これをアメリカから見るとどう見えるか。

頭の良い学生たちがアメリカにやってきて、アメリカの技術を持って母国に帰り、母国の発展のためにがんばっている。つまり、技術がアメリカから他国に流出している。

その「他国」の最たる国が、中国、インドですね。

だから、アメリカは中国やインドに脅威を感じているのです。

それに最近の韓国の勢いはものすごいものがありますね。車や携帯電話、テレビ...。あちこちにSamsung、LG...。

では、日本はどうでしょう。

うちの会社、アメリカにいる従業員は5000人くらいでしょうか。その中の日本人の割合は...多分、0.2%くらいですかね。10人もいるかなぁと言う感じ。どこの企業も日本人従業員はいっても数パーセントじゃないですかね。

また、留学生の数も、他のアジア諸国とくらべると、勝負にならないほど少ない。まぁ、日本国内でも良い大学がたくさんありますし、高いお金を払ってアメリカに留学してまで、高度な技術やスキルをつける必要もないからでしょうけど。

こんなえらそうなことは言っちゃいけないのかもしれませんが、外から見ていると、日本に対してイライラ感を持ってしまいます。文盲率は、他のアジア諸国と比べえれば、ゼロパーセント。日本人ひとりひとりは非常にスマート。ぐれた人たちだって、アメリカのぐれた人たちに比べれば、優等生。

そんな日本人がどうして他の国に負けている?

私の会社にいる、他国人(純粋なアメリカ市民ではない人たち 笑)に話を聞くと、今アメリカに来てがんばっている人たちは、大きな目標に進んでいると言うことらしい...です。自国のために野心があると言うか。

私も含めての話ですが、今の日本人、グローバルを視野に入れている人たちってどのくらいいるんでしょうか。国内に甘んじて丸く収まっている人たちが多いんじゃないか...。国内が悪いと言っているわけではなくて、外を見なければならない人たちが、中しか見ていないってことじゃないかと。政治家もそうでしょうし、いろいろな規格を決める団体もそうでしょうし、電気メーカーなどもそうかもしれませんね。

私一人が、

「おい!日本人、もっとがんばれよ!」

と叫んでみてもどうしようもありません。もっと影響力を持っていれば...。そんな影響力を持つ人になる必要がありそうですね。無理だとは思いますが、何事もやってみなきゃわかりません。

がんばりましょう、日本人! 

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