アメリカで出産 【ホスピタルツアー】

こんにちは、Maki-Kです。

私のアメリカでの妊娠・出産の体験を数回に分けてお届けするアメリカで出産シリーズ。アメリカで初めての出産を控えている妊婦さん、将来的にアメリカで子供を産もうと考えている方、どうぞ参考にしてください。

第3回目の今日ははホスピタルツアーです。
第1回目の【両親学級】、第2回目の【母乳教室】はこちら。

ホスピタルツアー(hospital tour)とは文字通り、出産をする病院の施設を前もって見学してまわる病院見学です。

アメリカでは、普段の検診は産婦人科のドクターのオフィス(クリニック)で、実際の出産はそのドクターが提携している病院で、と検診と出産する場所が違います。なので、前もって出産予定の病院に行って、駐車場の場所やチェックインの方法を確認したり、病室や分娩室などを見せてもらうホスピタルツアーというものがあります。

※アメリカでhospital(病院)というと大きな総合病院を指します。日本では「風邪引いたからちょっと病院行って来る」なんて「病院」という言葉が個人の開業医や町の診療所にも使われますが、アメリカでは通常ドクターに見てもらうときに行くのはclinicやdoctor’s office。Hospitalは日本で言う大学病院や市民病院のような大きな総合医療施設です。そしてhospitalにはよっぽどのことがないとお世話になりません(風邪でホスピタルに行くということはまずない)。

ホスピタルツアーは通常無料。事前に申し込みをしてグループで病院内を案内してもらいます。参加者はだいたい妊娠後期の妊婦さんとそのパートナー。

では、以下、私が実際に行ったホスピタルツアーの内容を詳しく書いていきます。ちなみに病院はサンディエゴのUCSD Medical Centerです。

まず参加者は案内人について病院内をぞろぞろ歩いて廻りした。

★駐車場の場所、駐車券の自販機の場所をチェック。私の病院の駐車場は有料でした。

★入り口のチェック。通常営業時間外にチェックインするときは入り口が違ったりする。。。。

★カフェテリア見学。

★病院内の産科(labor and delivery)への行きかたをチェック。

★★次にメインの陣痛・分娩用の部屋を見せてもらいます。

ホスピタルツアーで分娩室などが見学できるのは、もちろん使用されていない部屋があるときだけ。ちょうどこの日は出産ラッシュだったらしく見学できる部屋が一部屋しかありませんでした。しかもその部屋も「今ヘリコプターで運ばれてくる妊婦さんがいるから、もしかしたら見学できないかも知れません」ということだったんですが、どうやらヘリコプターより先に私たちが部屋へ到着したようで、分娩室の見学が出来ました。・・・しかしヘリコプターで病院に来るなんて劇的!聞いてるだけで興奮して産んでしまいそう・・・。

私の病院ではlabor and delivery(陣痛・分娩)を部屋を移動せず一つの部屋でできるようになっていました。日本の産院は産むとき(delivery)になると出産用の部屋へ移動するのが主流でしょうか?

★産後に入る部屋(recovery room 回復室)の見学。

通常は一人部屋だそうですが、込んでるときは二人部屋になるときもあるそうです。

★birth center(助産所)の見学。

私の行った病院は、病院の中に助産所を併設していて、メディカルサポートは出来るだけ少なく自分の力で赤ちゃんを産みたいという人も受け入れていました。助産所を利用できる人は、リスクがない人に限るそうで、私ははなからだめ(高齢出産)なのでした。

見学は以上で、後は病院の医療体制についての説明を受けました。

★出産後すぐskin to skinのコンタクトをとって、授乳をします。
よほど赤ちゃんに問題がない限り、すべての医療処置は後回しで、最低でも出産後45分間は赤ちゃんとお母さんが触れ合う時間があります、とのこと。私は特にこだわりはありませんでしたが、この「babyを産んですぐに自分の胸に抱きたい!」と思っている女性は多いようですね。

★母乳育児オンリーの病院なので、ボトルは用意していません。
徹底してますね。

★赤ちゃんに医療処置をする時間以外は、赤ちゃんは母親と一緒に過ごします。
赤ちゃんが新生児室にずらっと並んで寝ている・・・という風景はここにはありません。赤ちゃんは常にママの隣。産まれたとき(いや産まれる前から)からずーっと一緒。

★赤ちゃんが病院の産科以外に移動すると、警報が鳴ります。
babyの腕についてるタグにセンサーが反応するようになってます。誘拐防止。なるほどな~。

★高血圧や糖尿病の妊婦の出産には、それぞれ専用のドクターがいます。

★帝王切開は、帝王切開専用のオペ室で行います。

★ナースは、ローリスク出産・ハイリスク出産専用のナースがいます。

★カーシートにうまくbabyが乗せられるか、カーシートのチェックをします(babyのサイズによっては角度がだめだったり、いろいろあるそうです)。
出産入院の際にカーシート持参すること!

などなど。

古くからある病院なので、施設がちょっと古いかなという感は否めませんでしたが(私立の病院みたいにお金かけてゴージャスな入院生活がおくれる感じでは全くないです)、医療体制的にはとっても信頼できそう、というのが私のホスピタルツアー後の感想。実際に病室を自分の目で見て説明を聞いて、自分の出産がより細かくイメージできるようになって良かったです。

これ以外でホスピタルツアーの際にチェックしたのが、

★自宅から病院までのルートと所要時間。

私は自宅から病院までかなり距離があったので、渋滞に巻き込まれたときの別ルートもチェックしておきました。

両親学級も行ったし、母乳教室もいったし、病院の見学もしたし。
さー、ここまできたらあとはもう産むだけですね! 

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3 comments on “アメリカで出産 【ホスピタルツアー】”

  1. こんばんは。
    私は帝王切開になりました。
    アメリカですと帝王切開でも5日間で退院。
    2日目から傷口が癒着すると困るからと、
    廊下を歩かせられましたねぇー。
    痛かったー。

  2. >FinallyFast.comさん

    コメントありがとうございます。

    帝王切開で二日目から歩かせられたんですか!
    スパルタですね~、こっちの病院。

    日本と比べてしまうと、ええー!ということも多いですが、医療はやっぱりアメリカの方が進んでいると思うので、彼らのやり方を信頼して従うしかないですね。うちの夫も先週入院してたんですが、ICUに入っているときでも歩かされてました。びっくりした。。

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