アメリカの子育て Mika編

アメ10ファンのみなさま、お久しぶりです。

忙しさにかまけてブログをお休みしてしまい申し訳ありませんでした。またがんばって書かせていただきますので読んでくださいね。

子育てについてのリレー投稿ということでわたし、Mikaのワーキングマザーとしての視点でみた「アメリカ人にとってのファミリー」ついて書きます。

他ブロガーによるアメリカの子育てリレーの記事はこちら

 

アメリカと日本の大きな違いは子供を持つことに対する社会、一般の価値観の違いが大きい気がします。少子化が懸念される日本に比べ、アメリカでは子供を持つことを社会全体が奨励していて、母親が働くことを特別視することもない、と思います。ワーキングマザーにとって働きながら子供を育てるのにハードルが少ないような気がします。

 

アメリカのワーキングマザー

 

あえて大まかに言ってしまえばアメリカ人の理想の人生像は、結婚し郊外にある庭付き、スリーカーガレージ付きの大きな家に住み、子供を2~3人もち、週末は子供のスポーツの応援にでかける。子供が成人して結婚してからもクリスマスやサンクスギビングには集まって、その後は孫の成長を見守りながら老いていく、というものです。

そんなお家に住むにはダブルインカム(夫婦二人の収入)が必要だからでしょうか、うちの三人のこどもたちの高校時代の友人の親たちの中で母親が専業主婦=ステイホームマムだという人は皆無だったような気がします。

 

わたしはワーキングマム歴16年ほどですが、職場でアメリカ人同僚からアメリカ人のファミリーについての価値観を学んだなぁ、と思います。日本のように公私のけじめといったことが必要ないこともありますが、「へえ、こんなのあり?」っていうのが多いです、正直言って。日本での常識なんて取り出したらおおげさになるけれど、日本じゃこんなこと許されないよな、ってことが平気でありました。

 

ちょっと子育てからははずれますが、まず一番へえ?は妻、夫が職場に電話かけてくる回数が多いこと。それがまったく当たり前になってる風潮はもしかしたら職場によって違うのかもしれませんがわたしの職場はそうです。

リタイヤ(引退)した上司の妻はほとんど毎日数回かけてきていて、まったく残業なんかしたことない上司に何時に帰ってくるか聞いていたようでした。それにたいして上司は明るく、「ハイ、ハニー、これからオフィスをでるから30分後には帰るよ。」ってな調子で毎日返事していました。日本だったら、「馬鹿、そんなことでわざわざ電話してくるな!」ものですよね?(今の日本は違います?)

アメリカ映画をご覧になってオフィスの机に恋人や家族の写真をフレームに入れていくつか飾っているのに気がついたことはありますか?あれってアメリカでは当たり前のことだけど日本ではないですよね。(って、わたしの日本の情報は80年代で終わっているのでもしかしたら変わってきているのでしょうか?読者の皆様情報くださいね!)

それひとつとってもアメリカでは家族を大切にすることがとても大切なのです。大統領選挙でオバマ大統領がかわいい娘二人と美しく聡明な奥さんをつれてステージに立つことにはパーフェクトファミリーを持っている男=尊敬できる男、というイメージつくりにも多大な意味があるのです。余談でした。

 

うちの職場は女性が多いので働く女性が結婚したり、赤ちゃんができれば同僚がベイビーシャワー〔パーティーですが招待された人からのギフトがシャワーのようにつぎつぎと貰えるのでこう呼ばれます。〕を企画します。

形式でお祝いするのではなく、その後、生まれた赤ちゃんが数ヶ月になり、歩けるようになり、ハローウイーンのコスチューム見せに、と年中子供をオフィスにつれてきては顔見せをするのが恒例。おかげで同僚たちは子供の名前や歳をちゃんとおぼえて、子供たちもそんな大人たちとのコミュニケーションを通して大人との会話を学ぶといった「いい関係」ができます。

実はこれがもうひとつの「へえ、こんなのあり?」でした。仕事中に子供がこんにちわと来たときに「わあ、○○ちゃんおおきくなったね~。いくつになったの?」などという会話は時間の無駄で仕事のじゃまでしょう?と思っていた私でした。(日本人として洗脳されてましたね。)今となってはそんな風に同僚の子供の成長を一緒に見守って行けるのっていいな、と思えます。

確かに「勤務時間中に・・・?」と疑問をとなえるのは正論ですが、ほんの5分のロスをしてそんな会話をすることで同僚の大切な子供とのつながりができ、職場でのファミリーの輪が広がるのならそんな5分はとても有意義な時間の使い方ですよね。(と、今やっと思えるようになりました。)

 

わたしは今のこの職場に慣れてからも子供たちをつれてくることはしなかったのですが、(まだ日本での洗脳が残っていたので)こどもの病気で早退したり病欠をとったりしてもおおめに見てもらえましたし、学校での行事(月に一回あるアワードセレモニーで「クラスでいい子でした賞」や「先生にお手伝いしました賞」を貰える)参加やスポーツの試合観戦するときにも自分の有給を使って何時間か仕事を抜けることも前もって連絡してあれば問題なくできました。

 

うちの職場の話なのでまったくちがった社風の会社もあるかと思いますが、一応わたしなりのアメリカ・ファミリー重視論でした。こんな社会なのでアメリカでのワーキングマムはあまり悩むことなく仕事と子育てを両立(そんな表現も英語で聞かないかな?)させているのでは、という結論で終わりたいと思います。

でも、わたしは子育てひと段落の「のど元過ぎて熱さ忘れる」状態からの視点なので、甘い!かも知れませんね。みなさんのご意見聞きたいです。お待ちしています。

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2 comments on “アメリカの子育て Mika編”

  1. はじめまして☆
    偶然このブログを見つけました。
    実は10月にサンディエゴに移住するのでお近づきになれればと思い、連絡させていただきました。
    まだSDにお住まいですか?
    そして私も岐阜出身です☆彡

    よろしければ是非メールお待ちしています(^^)/

  2. とにもこさん、コメントありがとうございました!
    まだサンディエゴに住んでいますよ。相変わらすグロスモントカレッジで働いています。www.grossmont.edu10月にいらしたら即連絡ください。職場の連絡先です。メールmika.miller@gcccd.edu 電話619-644-7182 

    引越しが落ち着いたら、Japanese Family Support Center, JFSCの集まりにも参加してください。http://japanesefamilysupportcenter.org/jp/ いろんなイベントやワークショップに参加しながら新しいお友達つくるのに最適です!

    岐阜は市内ですか。わたしは市内から明郷中学、加納高校へ通いました。(なつかし~)
    では、またブログ投稿します。。。(反省)

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