アメリカ在住主婦 おススメ アレコレ 第二弾!

Maki-Kです。

前回の【アメリカ在住主婦 おススメ アレコレ】なかなか好評いただきまして、ありがとうございます。

記事を書いた後に、そういやこれもお勧めなんだよな。あ、これも、あれも・・・という物が結構出てきまして・・・

で、第二弾行ってみたいと思います!

まず最初に大物。
★Reverse Osmosis System
おススメ度👍👍👍👍



リバースオスモーシス(リバースオスモシス)やROと呼ばれている浄水器です。

これ、日本ではあまり知られていないかもしれませんが、アメリカではまぁ比較的ポピュラーな浄水システムです。

①水を浄化するフィルターの入ったチューブ(2-3本)、
②貯水タンク、
③浄水された水を出す専用の蛇口

のセットで、値段はホームセンターで安いものだと150ドルくらいからあります。高いものは1000ドルを超えるものも。うちで使ってるのは300ドルくらいかな??


・フィルターの種類
・タンクの大きさ
・フィルター交換の簡単さ
・ブースターポンプの有無
などが選ぶ基準です。

我が家がリバースオスモーシス(以下RO)を設置したきっかけは、水道水がまずかったから。うちは市内でも早くから開発された地区に住んでいて、市の水道管も家のパイプももう何十年前の物だろう?? とにかく水道水がまずくって💧 錆の味はするは、カルキの匂いはするわ。体に悪そう・・・。ということで10年前に子供が生まれたのを機にROにしました。


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ここでリバースオスモーシスとは何か、私の理解している範囲で説明してみます。

まずOsmosis(オスモーシス)とは浸透という意味。

浸透、そして浸透圧・・・懐かしいですね~。高校の化学(だったかな?)で習いましたね。

浸透は溶液が半透膜(小さい分子は通すけど大きい分子は通さない膜)を濃度の濃い方から薄い方へ通過するという現象で、その時の濃い溶液側からかかる圧が浸透圧。

ナメクジに塩をかけるとナメクジの体の中から水分が出てきちゃうってやつですですね。

ちなみに塩をかけて縮んじゃうナメクジ。砂糖をかけたらまた元の大きさに戻ると思って砂糖をかけたことがあります。そしたら!・・・更に縮んで砂糖と塩の下で見えなくなってしまいました💧 残酷な実験をしてしまった幼い私。実は私は覚えている一番最初の記憶の一つがこれなんです。よっぽど衝撃を受けたんですね(笑)、砂糖でも縮むナメクジに。

しかし幼児が簡単に実験できる現象、なんで中学・高校になるまで教えてくれないんでしょう。小学三年の理科で簡単に教えてくれてもいいのに。←小学校の周りからナメクジがいなくなりそうです。動物愛護の観点からダメか。

さて、ナメクジは置いといて✋
リバースオスモーシスはこの浸透圧を利用した浄水システムなんですが、リバースという言葉の通り・・・
高濃度の溶液(水道水)の方に浸透圧以上の圧力をかけて
  ↓
半透膜で不純物を取り除き
  ↓
純粋な水(飲料水)を得るという
水浄化システムです。

ROに使われているフィルター(半透膜)の穴は大体0.0001ミクロンという小ささ。
とにかくフィルターの目がすごく細かいから不純物が濾されてピュアな水が得られると思っておいたら良いと思います👍


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ROの良いところは、なんと言っても水の味


ROで浄化されて出てくる水はほぼ純粋なH2O無味無臭

そして不純物が除去されているという事で安心して飲める


除去率はROシステムにもよるようですが、鉛、ヒ素、アスベスト、カルキ臭、塩分など、とにかく水道水に混ざっている色々な成分の90%以上が取り除かれ、はたまたバクテリアやウィルスも効果的に除去してくれます(日本では放射能汚染物質を除去するというのが売りになってたりするようです)。


不純物が少ないおかげで花瓶に生ける切り花もROの水を使うととても長持ちします。花瓶の水って腐っていや~な匂いがしたりしますが、ROの水だと水が汚くなるまでの期間が非常に長い(というかほとんど水は腐らない)。切り花に付いてくる花を長持ちさせる粉薬を使う必要全くなしです。

・・・っと、力いっぱいROをお勧めするのですが、

ただこのシステム、いくつかマイナス点もありまして✋

 

 

シンクの下でタンクの占める大きさはこれくらい。

ROの難点その1.
タンクがでかい💦

ROは水が膜を通過してろ過されてくるのに時間がかかります。なので必要な量の水をある程度前もって作って溜めておく必要があります。そのタンクがでかい。

タンクの大きさは商品によって色々なんですが、うちで使っているのは4ガロン(15リットル)のタンク。家族で不足なくROの水を飲もうと思ったら、やはりある程度の大きさのタンクが必要。これが場所をとります。 

 

 

 

最初から専用蛇口がデザインされてないシンクだと、設置がちょっと大変。


難点その2.

専用の蛇口を設置しなければならない。設置やフィルターの交換をするのに水道を止めなければならない。

設置自体は業者さんに頼まなくてもハンディな人なら自分でできるんですが、給水管へのパイプの取り付けや専用蛇口の設置などやはり半日仕事なので、ハンディでない人は業者さんに頼むのが無難だと思います。設置する時に一旦水道を止めなければいけないので、戸建てなら問題ないんですが、集合住宅だと自分のユニットだけ水を止めることができなかったりする。。。となるとこのシステムは難しいですね。フィルター交換とシステムの洗浄(大体年に一回)の際も、モデルによっては水を止めなければいけません。

 

難点その3.
無駄になる水がある。
ROシステムでは100%の水がフィルターを通って浄化される訳ではありません。浄水される過程でフィルターを通らずに排出されて行く水があります。その量が結構多くて、1ガロンの浄水を作るのに3-5ガロンもの水が排出されます。かなり水がもったいないです。この排出されてしまう水、グレーウォーターとして庭の野菜畑に使えたらいいんだけど。。

難点その4?
OSの水を飲んでいると、他のどこへ行っても水がまずく感じる!

いや~、レストランで出される水、友達の家で飲む水、すべてがカルキ臭かったり錆臭かったり、はたまたしょっぱかったり。とにかく舌が無味無臭に慣れているので、微妙な水の味の違いが良くわかります。ワインのソムリエなんか目指してる人には味覚・嗅覚が研ぎ澄まされて良いかもしれませんね。



なんか難点を書き出したら本当におススメなのかわからなくなってきましたが(笑)

一度設置してしまえばあとは年に一度のフィルター交換と洗浄だけで、ケアフリーで美味しい水を楽しめます!

アメリカで「水がまずい!」っとお困りの方、お店で水を買ってきて飲んでいる方、リバースオスモーシス設置の一考をおススメします👍!

 

あれ?リバースオスモーシスの紹介だけで長くなっちゃいました・・・
ということで今回はここまで✋


次回は第三弾!

 
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