アメリカ流履歴書-レジュメ上のキーポイント

普通、採用者は、何百ものレジュメを見なければなりません。



これ、すごく面倒臭いことなんですね。早く採用したい。でも、レジュメを見
るのに時間がかかる。しょうーもないレジュメもたくさんある。でも、見ない
と、良い候補者を見落とす可能性がある。だから、一応、すべてに目を通
さなきゃならない。



ジレンマとの戦いです。



採用者は、人事から送られてくるたくさんのレジュメのすべてに目を通し
ているんですね。少なくとも私の会社ではそうです。人事で蹴られる場
合もありますけど。



少しずれますが、じゃぁ、人事はどうやってレジュメを選り分けているか。
うちの場合だと「携帯電話設計」と言う言葉がレジュメの中にあれば、
必ずピックアップされます。ここで、選ばれることは、それほど難しいこ
とではありません。



で、レジュメにザーっと目を通している採用者は、その中に、何かしら
光るもの、目立つものがあると「あれ?なんじゃこりゃ?」ってな感じで、
もう少し真面目に見ようとするんです。



あなたのレジュメは、最初の数秒で採用者を印象付けなければ、その後
で、彼の目に留まることは絶対にありません。世の中は厳しい...。



私もやりますが、時間がない時は、今勤めている会社で担当している
職務が、うちのポジションに当てはまるかどうかを見ます。で、当てはま
らない場合は、その後は見ずに次に移る。



あるいは、これは後でお話することなのですが、レジュメの冒頭には、必ず
“objective”なるものを書くんですね。自分が就きたい職務の定義みたい
なもの。



で、私の場合、ここは必ず見るんです。しっかりと目標を持っているかとか、
目標がきっちり具体化されているかとか。だらだら書いてあるのも問題が
あるんですけどね。



多分、ほとんどの採用者は、レジュメの最初の方に光るものがあることを
期待しているんです。後ろの方、特に、2ページ目、3ページ目は、よほど
のことがない限り見ないですね。私だけかもしれませんが...。

じゃなきゃ、「人間スキャン機」にはなれませんよ(笑)、ほんと。



本当に効果的なレジュメを書くためには、しっかりと印象付けるために力
強いステートメント(声明とでも言いますか)を書く必要があるのです。こ
れはめちゃくちゃ重要なのですが、あなたは、自分自身を、過剰販売...
と言うか、褒めちぎるようなことはしたくないですよね、多分。日本人だか
ら。でも、控えめじゃだめなんですよね。



じゃぁ、どう言う風に書けば良いか...。



結局、自分に正直になって、自分についてのありのままをステートメントと
して書くのが良いでしょう。当然かな...。それなら自信もありますしね。



どう言う経験があって、それについての何に自信があって、それを使って
何をどうすることが、その会社に貢献できることだとか...。



例えば、今、あなたは、何かモノを持っているとしますよね。で、あなたは、
めちゃめちゃそれが気に入っている。毎日使っていて、友達にも是非紹介
したい。その友達にどうやって売り込みます?



それと同じなんですよ、あなたを会社に売り込むのも。...と私は考え
ていますが、反論もあるかもしれません(笑)。



いったんこのコツ(と言うか「感覚」と言うか)が分かってしまえば、あなた
の意中の企業から、結構な反応が得られると思うんですけどね。



あなた自身を商品としてうまく売り込むってことです。

 

Visited 11 times, 1 visit(s) today

5 comments on “アメリカ流履歴書-レジュメ上のキーポイント”

  1. 自分を商品化・・・そうしたら、自分の一番のセールスポイントを考え、いかに上手く高く売り込むか・・・ということですかね?

    しかし、会社の需要にあっていないと全くダメということですよね。

    商品も売り方一つで、その物が価値があるのか、価値があまり無いかの評価が変わりますよね。

    じゃあ、あの夜中の通販みたいにこの商品が必要だと思わせること、いかに魅力的な商品で相手にとって価値のかる商品かと思わせることが必要なんですね。

    自分を商品って考えると、なんか面白いですね。

  2. 誤字デス。

    「価値のかる」→「価値のある」です。
    失礼しました(笑)。

  3. SUKU!さん、毎度です。コメントありがとうございます。

    >いかに上手く高く売り込むか

    そうです。これが最重要になります。高くなくても(と
    自分で思っていても)高く見せる。

    >会社の需要にあっていないと全くダメということですよね。
    もちろん。需要がなければ商品は売れません。

    >評価が変わりますよね。
    ええ。セールスコピーライトの要領ですよね。

    >あの夜中の通販みたいにこの商品が...
    うまいこと言いますね(笑)。レジュメに限らず、実際の
    面接でも同じですよね。いかに自分を良く見せるか。

    中身が空っぽだと、いくら良く見せても意味がありませ
    んけど。中身を詰め込むのは、自分自身の努力でしょう。

    会社に入ってからも同じですよね。商品を価値あるもの
    にしていくには、いろいろな努力が必要ですよね。

    ちょっと、ずれました???

  4. >中身が空っぽだと、いくら良く見せても意味がありませ
    んけど。中身を詰め込むのは、自分自身の努力でしょう。

    これ、最も大切なことなんでしょうね。 確かに中身が空っぽの人間はいくら入社できたとしても、入ってから大変でしょうし、周りの人も評価してくれませんよね。

    会社以外でも中身が空っぽな人間はすぐに見破られてしまいますし、人間的にも魅力がないですものね。

    レジュメ以前に、まずは自分自身勉強し、いろいろ努力して自分を磨いて魅力的だと思われるような人間になっていかなければいけないのですね。

    奥が深いです(笑)。勉強になります m(- -)m

  5. SAKU!さん、コメントありがとうございます。

    >中身が空っぽな人間
    そうですね。少なくとも、自分を知っていなきゃ
    いけないと思います。どう言う人間なのか、何
    が出来るのか、何をしたいのか。

    意外にこう言う質問に答えられない人って多い
    と思うんですね。

    自己主張しすぎても良くないと思いますが、「こ
    れこれをしたいから、あんたんところで働きたい
    んだ」ってことをしっかり伝える必要があると思う
    んです。

    頑張りましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です