オハイオ猛獣脱走事件

日本でもニュースになっているようですが、10月18日火曜日の夜、オハイオ州トレドという町の近隣で、50頭を超える数の猛獣達が、脱走しました。

写真はフリーウェイで警告を呼びかける「猛獣注意!」のサイン。

(Photo by AP)

 

ニュースによると、これは、農家を経営していた60代の男性が所有していた猛獣たち(exotic animalsと呼ばれています)で、この男性が自殺する前に、自分で檻を開けて脱走させたとのこと。

郡の警察はこのうちの、

 

・18 Bengal tigers(ベンガルトラ18頭)

・17 lions(ライオン17頭)

・six black bears(ブラックベア6頭)

・one baboon(ヒヒ1匹)

・two grizzly bears(グリズリーベア2頭)

・three mountain lions(マウンテンライオンまたはピューマ3匹)

・two wolves(オオカミ2匹)

 

を24時間以内に射殺したそう。

 

写真はこの農場内で殺された動物達の死骸と警官達・・・すごい数。

(Photo by AP)

 

オハイオ州コロンバス動物園の園長は、記者会見で、「こんなもの見たことがない。まるでノアの方舟だ。」と苦笑いをしていました。

 

 

この記事を書いている21日現在では、あと一匹の猿が見つかっていないそうですが、おそらくネコ科の猛獣に殺されたのではないか?と報道されています。

近くには学校などもあり、近所の人たちには恐怖だったこと間違いなしですね。

 

この男性、どうやら借金がかなりあったようで、それも、税金の支払いがかなり滞っていて、68,000ドル分が未納だったそうです。

彼の農場は、「アニマルファーム」と呼ばれ、地元ではムツゴロウさんのような存在だったのかどうかはわかりませんが、自分の趣味でこれらの動物を集めたり、奥さんの誕生日にライオンの赤ちゃんをプレゼントしたりしていたそうです。

 

強烈な趣味にも驚きますが、それにしても・・・・・・「勝手に放すな〜!!(怒)」って感じですね。

無責任、極まりない。一体、どういう意図だったのでしょうか?

この男性は、銃で自分を撃って自殺してしまったので、逮捕もできないし、真相を解明することはできませんが・・・それにしても迷惑な事件。

 

それにしても動物たちが気の毒ですね・・・何のための命だったのでしょうか?

農場ではかわいがられていたことを祈るのみです。

 

 

この事件だけじゃないですが、ここ一、二年のアメリカは犯罪率が確実に上がっている気がします。

それもこの不況の影響を受けてるんだろうな・・・と思わせるような事件。

サンディエゴのローカルニュースでも、もともとは物騒じゃないエリアでの銀行強盗や、モーテル強襲事件など、聞かない日はありません。

みんな、「ちょっとお金が欲しかった」というような事件ばかりです。

お金はないのに、時間があるからこういうことするんだろうな・・・。

 

 

って話がずれましたが、人々の心が景気の影響で不安定になってるんじゃないか?と感じた事件でした。

誰にとっても大変な時期ですが、いつかは終わりが来るので、ハッピーにがんばりましょう!!

 

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3 comments on “オハイオ猛獣脱走事件”

  1. この記事を読むまで、こんなことがオハイオ州で起こっているなんてまったくたく知りませんでした。取り残されていた感じ。。。

  2. Masaさん、本当ですか?
    サンディエゴじゃなくてよかったですね!!笑

    じゃあサンディエゴにイギリス王室のハリー王子が来ていて、クラブに出没したことも知らないですか?

  3. >じゃあサンディエゴにイギリス王室のハリー王子が来ていて、クラブに出没したことも知らないですか?

    おお、それは知ってます。ローカルニュースで結構話題になってましたからね。インタビューされてた人曰く、「ふつーの人」だって。そりゃそうでしょう。

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