コミュニティのヒアリング

アメリカにはホームオーナーアソシエーション(HOA)と言うのがあるんですね。全米にあるのかと言うと...ないところもあります。



日本で言えば「~組」とか言うのかなぁ。それともXX町内会かなぁ。



ようするに、その地域に住む人たちが参加しなければならない組織なんですね。住宅地に100軒とか200軒とか家が建つとそれが1つのコミュニティになって、そこでHOAと言う組織が出来るのが普通です。



毎月コミュニティ費として各ホームオーナーが100ドルとかをHOAに支払い、HOAはそれを使って、コミュニティ内の施設を管理します。



前置きが長くなりました。



昨日、コミュニティのミーティングに初めて参加しました。と言うか、強制的に参加させられました。理由は...



うちのコミュニティは、毎月1回、ウォークスルーと言って、HOAが1軒1軒、フロントヤードは汚れていないかとか、コミュニティのルールに違反しているようなことをしている家はないかとかを見て回ります。家の中はチェックの対象外です。



そこで違反している家を見つけた場合、警告を発します。警告を受けた家庭は、30日以内にそれを直せば問題ないのですが、30日後、次のウォークスルーの時に改善されていない場合には、HOAミーティングのヒアリングへの参加を指示されます。ヒアリングでは、なぜそうなっているのか、なぜ改善できないのか、いつまでに改善するのかを説明することが義務付けられています(コミュニティの規約で決められています)。



そこで、改善する意志がないと見なされると罰金となります。うちの場合、30日で50ドル、60日で100ドル...改善しなければ、どんどん罰金の金額が上がっていきます。最終的には多分逮捕されるんでしょうね。



で、なぜ、私がヒアリングに参加しなければならなかったのか。



うちのフロントヤードのあるエリアが汚れていたから。



落ち葉とか草とかで汚れていたんです。それを30日以上ほったらかしにしておいたため、ヒヤリングに来いと言うことになりました。



うちのフロントヤードは隣の家との境がはっきりしていなくて、隣の雑草がうちに侵入していることが結構あるんですね。それを汚いと見なされたのではないかと思います。



ヒアリングのレターをもらってからヒアリング参加前までに、とりあえず、だれが見ても「手入れはしてある」と見えるように、花を植えてきれいにしました。



で、昨日、ヒアリングに参加。



ヒアリング参加者は、4人。そのうちの2人は常習犯のようでした。



アメリカの文化は、自分の正当性を訴えるために、とにかく言い訳を並べることが許されます。今回は、私もアメリカの慣習に則り、思い切り言い訳をしました。自分が恥ずかしくなるほどの言い訳(笑)。週末は子供のアクティビティで忙しいとか、かみさんが忙しいとか、雨が降ると手入れが出来ないとか。



で、ポイントは、いつまでに改善を終える予定かをはっきりさせること。私の場合には、すでに改善は終わっていますので、今週末と言うことにしました。



50ドルの罰金は払う必要はないとの結論でした。まぁ、よほどのことがない限り罰金を取られることはありません。その2人の常習犯はすでに50ドルの罰金を支払済みのようでした。



今回は良い経験になりました。たまにはこう言うのも良いです(笑)。

 

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2 comments on “コミュニティのヒアリング”

  1. 町内会、
    私の所の町内会は、そこまでの厳しい規則はありません。

    殆ど任意で加入をしています。

    そこで、色々なイベントをしているみたいです。
    一応入っていますが、イベント自体には出たことがありません。

    毎月、町内会費2000円取られます。
    ま、隣近所の付き合いみたいな感じです。

  2. TATSUさん、コメントありがとうございます。

    普段はミーティングがあっても行かないのですが、罰せられて罰金を取られるわけには行きませんので、しぶしぶミーティングに出席しました。

    町内会費2000円ですか。安い...。

    うちのコミュニティは100ドル払ってます。何に使うのかよく分からないんですけどね。

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