サンフランシスコの裏の顔

みなさん、こんにちは。サンクスギビングはいかがお過ごしですか? こちら、シリコンバレーはすっかり寒くなりましたが、昨晩のブラックフライデーの出だしでは、モールの前に黒い人だかり&行列が。。お正月の福袋目当ての行列顔負けなくらいでした。

これから年末年始にかけて、冬休み、クリスマス、お正月と、連休が取れるシーズン到来なので、旅行を計画している方も多いのではないかと思います。そこで、今日は、私がアメリカに来て過ごした最初の街、サンフランシスコの治安についてお話ししたいと思います。

アメリカは危険!と言う方もまだまだ多いかもしれませんが、サンフランシスコは観光地だし、日本人も多く住んでいるので比較的安全なのではないでしょうか。でも、市内どこでも安全というわけではありません。

私が最初に通った学校はコミュニティ・カレッジだったので、学生寮がありませんでした。なので、こちらに来る前にインターネットで住む場所を決めなければならず、実際の環境等は現地に到着するまで判りませんでした。なので、「日本人=安全」という根拠のなき単純な思考の元、私はサンフランシスコの日本町から通りを隔てたところでルームメイトを探していた日本人女性が借りているコンドミニアムをシェアすることにしました。

私が到着したのは7月上旬。余談ですが、夏のサンフランシスコは霧が濃く、とても寒いです。カリフォルニア=Tシャツ+短パン+パームツリーだと勝手に思っていた私はかなり軽装だったので、空港から外に出た途端、凍死するかと思いました。

そんな霧の濃いサンフランシスコの夜は、夜景どころか何も見えません。そんな中、外で「パンッ」と音がしました。夏だし、いよいよお祭りシーズン到来か♪とワクワクしてベランダへ出ようとした私をルームメイトが部屋の中へ引きずり戻しました。銃声だというのです。そして、その辺りの治安のこと、行ってはいけない場所など、サンフランシスコの裏の顔を話してくれました。

彼女曰く、日本町の南側は危険。新しいのできれいに見えても低所得者向けの住宅街が広がっているので、例え昼間でもむやみに歩き回るのはおススメしないとのこと。しかも、その住宅街を挟んだ反対側にスーパーがあるのですが、遠回りでも大通りを通るよう言われました。「特にあなたは、顔も着ている服も日本から来たばかりの日本人だと一目見てわかるから、住宅街の人に顔を覚えられないようにしたほうがいい」と。一体、どれだけ危険な地域なんだ。。。

確かに、バスに乗ったとき、乗客が私に注目してました。ある時は、バスのドライバーの方に、奥には行かず、自分のすぐ後ろにいるように言われたこともあります。日本町の近くではないのですが、在サンフランシスコ日本総領事館のHPには日中であっても立ち寄らないほうがいいエリア等が書いてあります。

無茶な冒険をしなければ、安全に過ごせるのかもしれませんが、地元の事情はそこに住んでみないと分からないものなので、地元以外の街に出掛ける時は気を付け過ぎなくらいでもいいのかもしれませんね。楽しいホリデー・シーズンをお過ごしください。 

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4 comments on “サンフランシスコの裏の顔”

  1. 来てすぐにそんな体験するとは、またまた珍しいお話をありがとうございます。苦笑

    サンフランシスコに限らず、アメリカでは、富裕層が住むエリアと貧困層が住むエリアというものがすっぱり分かれています。混じることはほとんどないですよね。
    大きい町になればなるほど顕著で、アメリカに来たばかりの日本人はそれを見分ける(というか勘づく)のは難しいかもしれません。

    やっぱり現地の人の話を聞くこと、最初は常にレーダーを張って歩くこと、大事だと思います。

  2. Erinaさん、こんにちは。

    表面的には日本と大差ないように感じられても
    やはり来て間もない者にとっては外国ですから、
    気を引き締めて、色んな情報を入手しないと危険ですね。

  3. 以前サンフランシスコへ行ったとき、ホテルでチェックインの際に「行ってはいけない場所」を教えてくれました。それが通りを二つはさんで反対側の地区だったり・・。夜、銃声も聞きました。。。。ってそういえばそういうことがあったなぁ、と思い出しました!

  4. Maki-Kさん、こんにちは。
    やはりサンフランシスコとは言え、アメリカですね。
    私は生まれて初めて銃声を聞きました。
    景気が悪いと、人々の心も荒んでしまって
    犯罪率が上がるのでしょうか。
    世知辛い世の中ですね。

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