バイリンガル教育


はじめまして!今日からアメ10ブログに参加します、Maki-Kです。

シニアでバイタリティ溢れるアメリカ人の夫と、高校生のように小憎たらしい日本語を話す3歳の娘と一緒にカリフォルニアはサンディエゴで暮らしています。

今日のお題はバイリンガル教育。アメリカに暮らしながらのバイリンガル教育です。

アメリカで子供を育てていると、日本の友達からは「子供が自然に英語が話せるようになって良いね~!」とか「将来はバイリンガルだねー!」っとよく言われます。

英語に関しては、はい。その通り。

英語は現地の言葉なので、これはこちらで育てば自然に身につきます。
テレビもラジオも学校の先生もお友達も近所の人もみーんな英語で会話をするんですから。

でもだからってバイリンガルにはなりません。
バイリンガルと言うからには、二つの言語を使いこなせなければ!

問題は日本語なんです。

就学前の子供たちは親が自分の母国語で話しかけていれば、だいたい年齢に見合ったレベルの親の母国語を話せるようになります。

うちの娘も3歳でまだプレスクール(日本の保育園のようなもの)にも通っていないので外界と接する機会も少なく、一日の大半を一緒に過ごす母親の私が話す日本語を上手に話します。

が・・・・

これがひとたび学校に行きだすと、日英の優劣が反転して英語が優勢になります。
周りを見ているとだいたいそうです。うちの娘もそうなるでしょう。

だって、テレビもラジオも学校の先生もお友達も近所の人もみーんな英語で会話をするんですから!おまけにうちの場合は夫も英語しか話しません。。。両親そろって日本人という場合はもう少し日本語も勢力が強いんでしょうけど。。

この状態を放って置くと・・・

英語はベラベラ(第一言語)。頭の中で考えるのももちろん英語。兄弟間の会話も英語。
でも日本語は・・・親が話しかけてくる日本語は一応理解できるけど、返す言葉は英語・・・ということにもなるのです。

自分の母国語である日本語を子供にも話してほしい。そう思っている親御さんは多いはず。でもそれを達成するためには子供に日本語で話しかけるだけでは十分ではないのです。そこで何をするかというと・・・

子供と一緒に読み書きのドリルをやったり、日本の教科書を取り寄せて一緒に勉強したり、補習校という現地で日本の教育を受けられる学校に週末通わせたり、近所の日本人家族と頻繁に交流したり、家にいるときはテレビで日本の番組をかけ続けるとか、経済的時間的余裕があるなら機会のある毎に日本へ子供をつれて一時帰国したり・・・。

これをアメリカの学校の勉強や社会生活にプラスしてやるんですから、大変です。

アメリカに暮らしながら自分の子供を日英バイリンガルに育てるというのは、実はそんなに簡単なことではないんですね。。。(泣)

もちろん始めから日本語を一切使わず、英語だけで育てている日本人の親御さんもいます。日本語をどこまで習得させたいか。習得してほしいか。これは個人の選択。

私が娘にどこまでを望むか??
そりゃー望みは高く、漢字の読み書きも完璧、大阪の吉本から声がかかるくらいのノリつっこみができるレベルを目指します(笑)

もしアメリカで生まれ育ったけれど日本語もペラペラ!っという人に出会ったら「すごーい!」と羨望の眼差しを向けつつ、本人の努力とその裏にある彼女たちの親の努力にも拍手をしてあげてください。

日本にいながら日英バイリンガルに育てるとなると、これはまた別のお話。
私は日本で幼児も含めて英会話を教えていたこともあるので、こちらもお話したいことはたくさんありますが、また別の機会に。

ではこれからよろしくお願いします♪ 

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6 comments on “バイリンガル教育”

  1. Maki-Kさん、はじめまして。Ayaです。私は、NYで日本語を教えているのですが、同じ日本語教師の卵の中にも、このような方がたくさんいます。子供に日本語を教えたいから、日本語を教える勉強をしているという方たちです。その方達の苦労話はよく聞いています。こっちが一生懸命日本語で話しても、英語で返事が返ってくるとか…。私も将来は子供が欲しいと思っているので、どう育てようか、今から悩んでいます。(うちの主人も日本語全く話せないので)
    日本語を教えている生徒さんの中にも、アメリカで産まれ育った日本人とアメリカ人のハーフの方がいます。彼のお母さんは日本人だけど、英語のみで育てられたそうです。日本の家族とコミュニケーションがしたい、日本に遊びに行った時に、少しでも日本語を理解したいと思って勉強をしています。でも、もう30代の方ですから、仕事に追われ、家庭に追われ、なかなか勉強するのも大変です。子供の頃から、お母さんに日本語を教えてもらっていれば良かったと後悔しているそうです。彼の場合、読み書きはまだできず、カタコトな自己紹介と、単語などを少し知っている程度。まだまだバイリンガルには、ほど遠いです。
    Maki-Kさんも、がんばってください!

  2. 我が家も苦労しているクチです・・・。
    誰かに日本語を教えるようになってはじめて、日本語の難しさを知りました。
    うちの旦那もほとんど(いや、全く)日本語を話しません。なので夫婦の会話は100%英語です。
    3歳の息子は、私の話す日本語は理解しますが、出てくる言葉は全て英語です。とにかく辛抱強く、ですね〜。

    うちもできるだけ日本に連れて行ったりして、日本語の必要性(というか一般的に外国語の必要性)を教えたいなぁと思ってます。

  3. うちは、私もかみさんも日本人で、日本語ネイティブですが、それでもやはり、子供たちは英語の方が得意です。日本語は下手です。家では基本的に英語は禁止ですが、子供同士は英語でペラペラやってます。

  4. >Ayaさん、Erinaさん、Masaさん、コメントありがとうございます♪

    日本語で話しかけても返ってくるのは英語、家では英語禁止でも兄弟間での会話は英語・・・。やはりアメリカで暮らしながら日本語をマスターさせるのはそう簡単ではないのですね。

    Ayaさんの、大人になってから日本語を学ぼうとしている男性の話。
    私もカレッジの日本語クラスでボランティアをしたとき、同じように親が日本人だけど日本語ができないからとクラスを取って勉強をしている子が何人かいました。彼らが日本語を習いたいと思っていることや、その努力はうれしいですね。

    親としては、もちろん自分の話す言葉だから子供にもそれを習得してほしいという希望があるのですが、Erinaさんが言うように子供が将来なにをするにしても、語学ができるということはプラスですよね。そういった観点からも私は自分の子供にはバイリンガルになってほしいと思っています。

    子供が成長するにつれどんどん英語が優勢になっていく中、子供に日本語を教える!というモチベーションをいかに維持するか。。でも親があきらめてはだめだよね。
    私は身近に成功例があるので、彼らを見て、やればできる、と思ってやっていきます。

    ちなみにそのご家族は日本人母×アメリカ人夫(日本語の先生)で、娘さんも息子さんもとても自然な日本語を話し、娘さんは日本の大学へ行けるレベルかつ、なんとフランス語もできてフランスへ留学中・・・。

  5. すごく興味津々で読ませていただきました。
    うちは駐在で日本人同士の親がアメリカで子供を出産したケースですが、周囲の同僚の家庭で小学生のお子さんがいらっしゃる家庭は、こっちにいる間に何とかして英語を身につけさせたいと必死です。学校も現地校、学校の後はtutorをつけて、常に英語に触れさせている状態。
    かたや3年こちらで英語づけで生活した男の子は、日本に帰国して漢字が一切読めなくなっていたそうです。子供の吸収力のすごさが裏目に出たと言っていました。
    私は1歳半の娘がいますが、今のところ英語とも日本語ともこだわらず、家では日本語、外では英語という感じです。
    話しかける言語はどちらも理解してるようですが、口に出す言葉は英語ばかりですね…バランスの取れたバイリンガルは難しいんだなと実感します。

  6. >カズミさん コメントありがとうございます♪
    駐在員の家族としてアメリカで暮らしていると、子供をバイリンガルに育てるのにはまた違った努力が必要ですよね。
    アメリカにいる期間にもよると思いますが、親が積極的に子供に英語を学ばせようと思えば、子供の英語力はすぐ伸びると思います。でも、何年かしたら日本に帰って日本の学校へ戻るわけですから、そのときに日本の学校の勉強についていけるように日本語+日本の学校の勉強のレベルをKeep +Keep up withしておかなきゃいけないですよね。それがアメリカ在住の子供と大きく違いますよね。日本に帰ってからいかに英語力をキープするかという問題もあるし。
    娘さん、一歳半なんですね~。かわいいでしょ~。毎日なにか新しいことができるようになって。これから二歳半くらいまでがいちばんかわいいですよ!
    うちも最初の頃の単語は英語ばかりでした。日本語に比べて、単純に発音しやすいからだと思います。「く・ま」より「Bear」、「く・る・ま」より「Car」、英語の方が音節が少なくて言い易い!

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