ランチブレイクミスでまさかのクビ?→レイオフ→撤回→そして退職

 

こんにちは、Tomomiです。お久しぶりです!

以前の記事でやっと昨夏にアメリカの会社に就職が決まった話を書きましたが、これが、まさかの展開になってしまいました。涙

まず遡ること昨年10月。仕事にもすっかり慣れ、同僚たちにも恵まれ、言うことなし!と余裕に毎日をこなしていた私ですが、同僚が解雇されたことにより、自らの愚かなミスに気づきました。それは、ランチブレイク。

カリフォルニア州は、企業に対して、従業員が働きやすい環境を与えるように労働基準の法律がきっちりと決まっています。私がミスをしてしまった「Meal and Rest Breaks」というルール。

5時間以上働く場合、5時間に到達するまでに30分の食事休憩をとることが決まっています。この30分間、給料は支払われません。このルール、企業側はかなり真剣です。なぜなら、従業員がこのランチブレイクを取らなかった場合、「meal penalty」 として、企業はその社員に1時間分の時給を払わなければいけないのです。

そういえば、勤務初日の研修時に、HRから「Meal and Rest Breaks」のルールを映像つきで説明されました、、、

しかし、私はそんなに時間きっちりと深刻に考えておらず、5時間を数分過ぎてからランチに行くなんてことを何度もしてしまっていたのです。

 

話に戻ると、そのクビになった同僚は同じくそのミスを4度してしまい、HRに呼び出され解雇。何も知らなかった私に、

「ともみも気をつけなよ!」

と言い捨て、アメリカお決まりのダンボールに私物を入れ、その日にオフィスを去って行きました。

え?!

私は足早に帰宅し、過去の給料明細を全てチェック。

あーーーー!!!支払われている!「meal penalty」 の1時間分の時給が!しかも3度も!

すぐさま別の同僚にテキストして聞くと、「3度ミスでアウトと聞いたよ。でもあの人は4度目で解雇だったから、ともみもまだセーフじゃない?あと1回ミスしたらクビじゃないかな」

翌日からオフィスに入る度にビクビク。HRの人と目が合う度にドキドキ。そしてついにその日は来ました。

直属のスーパーバイザーから呼ばれ、「あなた、ランチブレイクミス何回したの?HRがあなたのこと話していたわよ!」

ひー、、、3、3回。。。

「とにかく、私が今ともみがチームから抜けたら非常に困ることをアピールしておいたから!」と言われ、どうもそのスーパーバイザーはその後も何度もHRと話してくれたようで、クビは免れました。

しかし、その後12月に入り、さらなるピンチが!年末の非常に忙しい時期に今度はマネージャーに呼ばれ、「実は1月以降、Visual Merchandiserをカットすることになって、あなたをキープしないことになったの」とはっきりと言われてしまいました。

え?!まさかのレイオフ!

その日の帰り道はもうどうやって帰ったか覚えてないくらい、暗い気持ちで土砂降りの雨の中を運転して帰り、旦那に報告。納得できないから抗議したいと言う私に、

「アメリカではレイオフはよくあること。let go and move on」

とあっさり言われてしまいました。つづく

 

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6 comments on “ランチブレイクミスでまさかのクビ?→レイオフ→撤回→そして退職”

  1. Tomomiさん
    こんにちは!カリフォルニアに住んでいるMakiと言います。
    いつも楽しく記事を読ませていただいております。また、Tomomiさんの記事は、アメリカに滞在している日本人として非常に心強く思っております。

    Meal and Rest Breaks!なんですか?それ?初めて聞きました。
    カリフォルニアは、労働基準が厳しいのですね。

    えっ!そしてこの記事の続きが気になります。レイオフ??

  2. Tomomiさん、ども。Masaです。

    えええ???という感じで拝見しました。すでに私はカリフォルニアに20年ほど住んでいますが、今までこの程度のことでクビとかレイオフされた/したなどということは一度も聞いたことがありませんでした。

    何すか、これ?という感じです。

    ま、考えてみれば、私は時給ではなく年収で給料をもらっているので、ランチタイムであろうが深夜残業であろうが、全く関係なし、で働いてきました。もちろん「残業時間オーバー」とか「ランチタイムなし」で人事から警告を受けたことも皆無です。

    こんなのおかしくない?って思ってしまいました。でも、実はそういうルールがあるんでしょうね。

  3. Tomomiさん
    こんにちは。私も続きが気になります!
    最初Meal and Rest Breaks??と思いましたが、そういえば、私の産休代理の人をトレーニングしていた時、ランチは家から持ってきたものをデスクで仕事をしながら食べるから、ランチ休憩は要らないと会社に交渉できるかと訊かれた事があったのを思い出しました。
    彼女はその後、人事にランチ休憩は要らないと申し出たけれどそれは認められない(タイムカードにそのように記載は出来ない)と断られたと話していました。
    しかし、詳細はまだわかりませんが、それが理由で解雇という事例があるのに驚きました。

  4. MAKIさん、
    コメントありがとうございます!
    そうなんですよ!結構厳しいんです。企業がこのmeal penaltyで年間すごい金額を無駄にしているらしく、特にうちのデパートのようなリテイル企業はかなり細かくチェックしているようです。
    続編書きましたので、今週アップされます!

  5. MASAさん、
    無職になっちゃいましたー!
    うちのデパートのようなリテイル企業はこのmeal penaltyで年間かなりの金額を無駄にしているらしく、ここ数年は特にかなり細かくチェックしているようです。
    続編にも書いたのですが、最後はもう悲しい結末でした。今までそこまで感じることがなかった差別という壁にぶち当たりました。。。

  6. HANAさん、
    コメントありがとうございます。どうもリテイル企業はこのmeal penaltyで年間かなりの金額を無駄にしているらしく、会社も厳しく取り締まっているようです。
    会社によって全然違うのもなんだかおかしな話ですが。最後の退社理由はまたこれが、、、なんです。ぜひ続編読んでください。涙

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