健康青空教室「女性ホルモン」 vol.5

引っ張りましたが、今回の健康青空教室「女性ホルモン編」もいよいよ最終回です。プリプリな(?)アラサー女性3人が、体のこと、心のこと、将来のことを、ドゥーラの貴代さんと一緒にお勉強しました。

前回のお話はこちらからどうぞ。

このシリーズを最初から読む場合はこちらからどうぞ。

 

今回の参加メンバーは以下のとおり。

貴代:ドゥーラとして、ママとベビー、家族をサポートする女性の体のプロフェッショナル。日本人ママ・パパに向けたワークショップなども精力的に行い、サンディエゴ女性のための指標として活躍。17歳と13歳の子供を持つ働くママ。

ユウコ(20代後半):日本では国際物流企業で輸出入関連の仕事をしていたキャリアウーマン。ロサンジェルスでの生活を体験し、サンディエゴに移住。現在はUCSDのビジネスマネジメントコースで勉強中。

ヤナギ(30代前半):日本語/英語/中国語を話すマルチリンガルなバイヤー。日本の外資系企業と中国にて勤務、管理職も経験する。現在はUCSDのビジネスマネジメントコースで勉強中。

エリナ(30代前半):11年前に留学生として渡米し、アメリカ人と結婚・永住。5歳と3歳の子供を持つ働くママ。

 

 

東京とサンディエゴ

 

貴代: 皆さんは、どんな理由でアメリカ、サンディエゴに来たの?
ユウコ: 私は日本で物流の仕事をしていて、ロサンジェルス支店に転勤になりました。
  ずっとアメリカに住みたいと思っていて。でもロサンジェルスよりもっとのんびりしているところがいいな、と思ってたときにサンディエゴに来て。ここに留学することにしました。
貴代: サンディエゴはロサンジェルスに比べたら田舎だものね。
  ロサンジェルスは、仕事をするには良いと思う。だけど、こうやって、自分を見つめなおす、自分をケアする、っていうことを考えたとき、やっぱりあそこじゃできないわね。
ユウコ: はい、東京に住んでいたときと同じだったから・・・。
貴代: 東京とサンディエゴ、というかアメリカの違いって、人生をコマ割で生きるかどうかだと思うの。
  東京は、一日のスケジュールが常に目の前にある。電車の時間、バスの時間、出勤と帰宅。って。
ユウコ&ヤナギ: はい。
貴代: そこを、6時の電車を6時半にして、その30分はちょっと公園に行ってみよう。一時間ずらしてちょっとミュージアムに行こうっていうことを意識的にしていかないと、常に次の時間、次の時間、って生きることになる。
ユウコ: そういう意味では、サンディエゴはリラックスできます。
貴代: 誰も何も気にしないからね。(笑)

 

 

欲しいときがベストタイミング

 

ユウコ: 私は割りと・・・人の目を気にする、っていうことがあったんです。家族を作りたいけど、子供を生むのも何歳までよ!っていう親の言葉が気になったり。やっぱり年齢って大きいですか?
貴代: もちろんある程度のリミットはあるかもしれない。だけど、実年齢と体の年齢っていうのは違うものだから。最近の20代の若い子達でも、40代の体を持つ女性もいる。50代でも30代の体を持つ女性もいる。
  ほら、90歳を超えた女性が、好きなことを勉強して、一人で海外旅行して、好きなものを食べるとかね。だから、すべて自分しだい。
一同: なるほど・・・。
貴代: 家族も子供も、欲しいと思ったときがベストタイミングだと私は思う。実年齢とかじゃなくてね。日本から転勤でサンディエゴに来て、子供ができました!っていう人は結構多いのよ。
  日本でのしがらみとかストレスが吹っ切れて、新しい環境をきっかけに、念願だった子供を授かるご夫婦って多いの。
エリナ: それだけ、精神的なものの影響が大きいっていうことですね。
貴代: そう、だから本当に自分しだい。サンディエゴは環境的には恵まれてるかもしれない。お天気も良いし、きれいな場所もあるし。だけど、それを利用しなかったら、やっぱりどこにいても同じだと思うの。
ヤナギ: 私もこっちに来て、自分らしく生きるっていうことができてる気がします。
貴代: ヤナギさんはどんなお仕事をしていたの?
ヤナギ: バイヤーでした。中国と日本で。仕事は楽しかったけど、でもこうやって自分に時間をかけてあげることなんてしてなかったです。
貴代: それが今はできてるのね?
ヤナギ: はい。
貴代: 私が今日伝えたかったことはね、『コンクリートのような体だからダメです』、『あなたはこうだから不健康です』、っていうことじゃないの。今は体がそういう状態になっていたとしても、自分のケア次第で、改善するものだから。
  それにはきちんと自分を見つめること、自分を愛すること、自分を知ること。特に女性はそれを知ってなきゃいけないと思う。わかってもらえたかしら?
生徒一同: ハイ!ばっちりです!ありがとうございました!

 

 

生理、PMS、妊娠、出産、不妊、結婚、仕事、家庭・・・。

ティーンも含めた現代の女性は、本当に考えることがたくさんあります。雑誌や本、テレビやウェブサイトから得られる情報はたくさんあるけれど、それに惑わされ、踊らされているという事実も否定できません。

また、「女性ホルモン」という一部分をピックして対処するのではなく、全体(whole)としての役割、メカニズム、影響、というものを知って初めて、その意味がわかる。何が自分にとってベストなのか、ということを知ることができるのではないでしょうか。

 

今回の青空教室で感じたことは、結局、自分の答えは自分の中にあるということ。

私たちは、自分を見つめる作業をする前に、気軽にアクセスできる周りの情報に少し頼りすぎているのかもしれない、と思いました。

こうやってface-to-faceで思ったことや感じることをシェアし、生の声を聞いてもらい、生の声を聞くことで、「安心」できる。それが現代の忙しい女性には必要なのかもしれないとも思いました。

aozora
青空教室第一回目はこんな感じでした。

 

 

貴代さんの個別コンサルティング、青空教室への参加に興味のある方は、アメ10のコンタクトページからご相談ください。

私たちは、がんばる日本人女性を応援しています。

次回のテーマは「家族」(予定)です。

女性の健康は家族の健康、家族の健康は社会の健康。女性が元気なら、その社会は元気になれます。お楽しみに!

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