出版不況?


出版不況の世の中と言われますが...。



本、読んでますか?



どんな本、読んでますか?マンガ本?自己啓発書?物語?



どんな形の本ですか?印刷され製本された本ですか?それとも電子ブック?オーディオブックですか?



いつ読んでますか?通勤時?会社の休み時間?寝る前?



どこで読んでますか?通勤時の電車やバスの中?食卓?ベッドの中?



今まであまり気にしなかったのですが、アメリカ人(と言うかアメリカに住んでいる人)ってどんな本をどこでいつ読んでいるのかなぁと考えてまして。



アメリカに来たことのある方はご存知だと思いますが、こちらの本屋さん、たいてい、スターバックスなどのちょっとしたコーヒーショップを併設してまして。コーヒーを飲みながら、その辺にある本を「ただ」で読むことができるようになっています。



最初は少し面食らったのですが、コーヒーショップに陣取って、机の上に本を5、6冊積んで、コーヒーを飲みながら読みふけっているんですね。読み終えた本はもちろんもとあった棚に返します(返さない人も結構いるようですが)。日本で言う「立ち読み」ですね。机に座って、コーヒーを飲みながら出来るってことが大きな違いです。



本屋さんで読んでいる人も多いですが、大量に買って、家で読んでいる人も多いようですね。驚くのは、3、400ページもあるような分厚い本を2、3冊かかえて、レジの順番待ちをしている人が結構いること。



「こんなにたくさん読むのか...」と、感心してしまいます。



ニューヨークやロサンジェルスなど、大都市近郊に住んでいる人たちは、通勤時の電車の中とか、バスの中とかで読むんですね。少し前にニューヨークに旅行に行ったときに、地下鉄の中で本を読んでいる人をよく見ました。iPodで音楽を聴いている人の方が多かったかな。



カリフォルニアは車通勤が多いので、通勤時に本を読むってことはほとんどないでしょうね。オーディオブックを聴きながら通勤している人も結構いるようです。



あとは、ラップトップパソコンとか、スマートフォンなんかに、アドビのpdf形式の電子ブックをダウンロードして、それを読むとか。分厚い本を何冊も持ち歩く必要がないので、最近流行っているようです。



また、最近、アマゾンドットコムで、「キンドル」と言う電子ブックを読むための専用のデバイスが登場しました。日本では、ソニーや松下が数年前に市場に投入したのですが、まだ時期尚早だったのでしょうか、ほとんど売れることなく生産終了になりました。でも、最近、アメリカでちょっとした「キンドル」ブームとか。本当かどうか知りませんが、アマゾンドットコムでキンドル向けの電子ブックを購入する人がどんどん増えているとか。



世界的な出版不況と言われて久しいですが(1990年代半ばころからですか...)、思うに、「紙」を媒体とする出版に不況が訪れているんではないかと。



出版業界って、結構古くからありますよね。古くからのしきたりに則って、ネタを仕入れ、校正し、製本し、取次ぎ業者を通じて一般書店へ流す。これが当たり前と考えている。



インターネットや、携帯電話が普及し、紙の本の存在価値が以前よりも薄れてきている。それでもなおかつ旧来のやり方を通して商売をする。倒産が多いのもうなづけます。



アマゾンは言うまでもなく、アメリカ書籍小売店では老舗中の老舗、Barnes & Noblesも電子ブックへの大々的な参入をアナウンスしています。



これからは、「紙」ではなくて、「データ」ですね。



これからそんな出版業界で面白いことをしようと考えています。



何が起こるか...。

 

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2 comments on “出版不況?”

  1. 大変ご無沙汰してます(汗)
    久しぶりのコメントになってしまいました。

    出版不況・・・
    確かに、私も最近は「紙」ではなく、「データ」に頼りがちですね。

    こちらの大学で勉強していた時も、図書館に行って本を借りるよりも、オンラインのドキュメントを読むことが多かったですね。

    普段の生活でも、新聞紙はめったに読まず、ニュース類などの情報は全てネットからですし・・・・

    でも、今日、村上春樹の新作本を日本から送ってもらったので、久しぶりに「紙」ものを読みます(笑)

    これからの時代は、よほどの大作でない限り、出版物は売れないかもしれませんね。

    個人的には「紙」ものも好きなんですけど、便利さでいうと、断然「データ」ものです。

    実際は、Masaさんの言うように、持ち運びに便利な電子ブックがこれからは主流になってくるんでしょうね。
    確かに、重たい本を何冊も持ち歩きたくはないです。
    紙のものはきっと、コレクションか何かとしての役目になっていくような気がします。つまり、よほどの価値があるもの(大事に本棚にとっておきたいようなもの)じゃないと買わない。それ以外は、電子ブックで・・・っていう感じでしょうか。

    私も、アメリカの本屋さんのシステムは好きです。カフェを横につけて、カフェでコーヒーを飲みながら本を読める・・・最高です!

    Masaさんがこれから出版業界ですることが楽しみです!

  2. Sakuraさん、ご無沙汰でした。コメントありがとうございます。

    紙の本だと、「読んでるぞ~」と言う気になりますね。

    うちも紙の新聞を購読していますが、見出しくらいですかね、毎日見るのは。あとは、日曜日に大量に入ってくるチラシくらいかな。

    Sakuraさんがおっしゃるように、便利さ、お手軽さではやはりデータでしょうね。もちろん、世代にもよると思いますが。50歳未満の世代はもうデータの時代になっているような気がします。

    たくさん本を読みましょうね!

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