年末の 記憶が遠い 三が日…

今週頭に「mixi」や「facebook」上で(たぶん全員)在米日本人達が「こっちの年始は正月らしくない」と嘆いて(?)いるのを頻繁に見かけました。個人的には「米国での仕事初め」が1月3日(火曜)な時点ですでに「有り得ない」アウトでした(苦笑)。

それでも今年の仕事初日。いつもより少し気合いを入れ、(基本フレックスみたいなものなんで出勤時間は関係ないんですが)いつもより少し早めに自転車で出勤。

自宅アパートからの片道約10分の平坦な道程。この時期の朝7時台らしいキリッとした冷たい空気を、ひたすら駆け抜ける。途中、ウィチタ市街を流れる川を横切るが、水の上の鴨の大群もやはり少し寒過ぎるのか「グワッグワッ(アフラックの宣伝はアヒルですが、あの感じ)」とお互いに寄り添う。

その先にあるガソリンスタンド脇には、ほぼ毎朝見かけるホームレスが無言で寝そべる。右手をパタパタとこっちに振る彼に、こっちも「ヘイ」と振り返しながら、ちゃっちゃと走り去る。

もう四度目の冬をカンザスで迎えましたが、今冬は驚くほど好天気(今週は連日最低0℃以上、最高14~16℃)に恵まれます。皆で「なんか突然ドカッと雪が降って、また振り回されるちゃうんか」とアメリカ人が半端な大阪弁でこの発言をしたわけでないのだが、それが今現在街の雰囲気。

それでもやはり朝七時台は、まだ少し暗いし、吐息も白い。「ダラーストアで応急処置的に買った手袋じゃやっぱ寒いな」と手を上下に擦り合わせながら、出勤ルート最後の直線に到達。

よく見たら、まだ職場正面にデカデカとクリスマス飾りとライトアップが…

「こんなダルダルなら、三が日丸々休みをくれても良かったんじゃね?」とか呟きながら、自転車をオフィスビル(このお城みたいな建物)脇に停める。

この時点で七時半。ビル内の電灯は半分消灯され、オフィスはまだ施錠されたまま。

自分のオフィスに入って、休暇中のメールを確認しながら、ふと時計を見るともう9時。てか、その頃にやっとゾロゾロと同僚が出勤してくる。

「こんなにゆるいんだったら、来年は…」とすでに気持ちは2013年に向いてしまった先走る2012年の仕事初め。

その後、いつものように仕事の嵐がやって来るが、休み呆けが抜けず歯切れが悪いまま時間だけが経過。気付いたら金曜日の今日は、さすがに残業してしまいました。あんなに残業はもう二度としないと心に強く決めていたのに、やはり「できない奴」は「量」で勝負するしかないのか…

もう段々とキャンパス内のアパートには学生が戻り始めていて、日曜には学生寮が再開され、来週火曜には新学期が始まります。

僕は3年間(学生として)お世話になった「Friends University」が居心地良くて本当に大好きでした。こうして仕事をさせてもらえる今も、当時から仲良かった教授やスタッフ等と廊下で遭い、「また始まるね」とお互いを鼓舞し、何も変わらない「新学期を迎えるせわしなさ」を共有できるのは素直に嬉しいです。

たった四日間で、こんなにもデスクに課題が山積するか~と苦笑しつつも、なんか感謝の気持ちとヤル気が満ち溢れています。本当にありがたいことです。

ちょっと給料が上がると更にありがたいのですが(苦笑)、それは次の課題ということで、デスクの片隅にでもしまっておきます。

皆様の初日はいかがでしたか? 

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3 comments on “年末の 記憶が遠い 三が日…”

  1. 私は、2日から仕事始めでした。毎年、NYもクリスマスも雪が降って、年明けも雪なんていうのは当たり前だったので、今年は暖かくて、なんだかNewYearの実感が全くありませんでした。仕事初日は、レストランも、ものすごく暇で、二日酔いだった私は、これだったら家で寝ていたかったなぁ~なんて思いながら働いてました。いっそのこと、アメリカも三が日作っちゃえばいいのに。

  2. 私も3日から仕事でしたが、クリスマス〜新年のゆるさのおかげで、危機感を感じながら仕事が始められました。笑
    休みはありがたかったですが、休み過ぎもどうかと・・・って復職したばっかりだからそう思うのかな。

    やっぱりアメリカでは、クリスマスに圧倒されて、新年は静かですよね。クリスマスの疲れ&食べ過ぎをここで少し挽回しておこう、みたいな。
    私は静かなのが好きなので、ありがたかったですよ。

  3. アメリカにも「三が日」の案、最高です。ただ、また「ほにゃららディ」みたいな全国的セールイベントにされてしまうと、話が変わってきてしまうのですが…

    確かに僕も「やべぇ明日から社会復帰、結構突然だな」と飲んだくれの10日間後に危機感を覚えました。旅行とかみたいにドカッと日数が必要な場合でなければ、程よく頻繁な休みが好ましい、みたいな。

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