留学の心構え その1「感謝」

留学の心構え

皆さん、初めまして!Tomoです。
現在27歳。カンザス州の大学で心理学を専攻しています。
最近ではアメリカで暮らすことも普通になりました。
良くも悪くも「慣れ」というものですね。

そして今回、初めて記事を書きます。
アメ10メンバーのTatさんにご紹介いただき、
そのブログのオーナーであるMasaさんに記事を書くことを快く承諾していただきました。まずはお二人にお礼申し上げます。ありがとうございます。

今日は、留学に対する心構えを僕なりの視点で伝えようと思います。
しかしこれは、あくまでも僕の主観ですし
「それは違うんじゃないの?」と思われるかもしれません。

ただ、自分がこのアメリカでの生活を通じて感じたこと、
経験したことが読者の皆さんにとって
何かプラスになるものであれば嬉しい限りです。

留学にするにあたり
2つの事が特に大事だなと
自分の留学を通じて感じております。
まず1つ目は「感謝」です。
(2つ目は次回書こうと思います。)

別に綺麗にまとめようとは思ってませんし、
「なんかありきたりだなー。」
と思われるかもしれませんが、留学を通じて
本当に必要だと自分は感じていることなので書きます。



留学しているとよく周りの友人に言われます。
「留学してるんだ!すごいね!」と。

そう言ってくれた人たちは本当にすごいと思ってくれているのだろうと思います。
なぜなら、
自分が留学しようなんて一切考えてなかった時に、
知り合いが留学することを耳にして、
その時、純粋に「留学かぁ!すごいなぁ!」と思ったことがあるからです。

そして今、こうしてアメリカで留学して思う事は…
「何もすごい事なんてありません。」ということです。
謙遜してるとかではなく、いや本当に。

失礼な言い方になるかもしれませんが、
「お金と時間」さえあえば、誰だってできるのです。

しかし、
日本人留学生の大半は18歳(もしくはそれ未満)~22歳くらいまでの子たちだと思います。
その年齢で金銭的にも、その他の面でも
100%自立している人はかなり少ないと思います。
だから、大半の留学生が親にサポートしてもらって、
留学しているのが現状だと思います。

留学の費用全てを政府が援助してくれる国もあるみたいですが、
日本はまだまだそのレベルの支援はほぼ無いと思います。
ある国から来た留学生の友人は
「自分の国は留学費用を全額支援してくれるんだ。
だから授業料とか生活費は払わなくていいんだ。」と言ってました。
まぁ何ともウラヤマシイ話ですね。笑

話を戻しますが、
すごいのは
「金銭面をはじめ、全ての面でサポートしてくれている皆さんのご両親」なんです。

自分はもうすでに
日本の大学を一度卒業しています。
新卒で不動産業界の会社に就職し、2年ほど正社員として勤めました。
しかし、入社して2年ほど経った時に会社を辞めて、留学することを決断しました。
(会社を辞めて留学しようと思った理由は、
長くなりますのでまた今度ゆっくり書こうと思います。)

しかし、
4年間留学するとなれば本当にお金がかかります。
両親のサポートなしで4年間の留学を成功させるのはなかなか厳しいと思います。

そして
社会で働いた経験が少なからず自分にもありますので、
お金を稼ぐことの大変さを少しは理解しているつもりです。
新入社員が毎日朝から晩までせっせと働いて、
いただけるお給料は20万円くらいでしょう。
いただけるお給料を「たった20万円」と言えば失礼かもしれませんが、
でもそれが現実です。

しかし実際に
4年間アメリカの大学に留学するとなれば、授業料と生活費を合わせると
最低でも総額800万円は必要になってくると思います。
しかしそれは本当に「最低額」であり、
大都市にある大学であれば、
1000万~1500万円もしくはそれ以上必要になってくるでしょう。

また、
4年でキッチリ卒業できるのかは
本人次第としか言いようがありません。
単位を落としたり、卒業が伸びるとなれば
さらに追加で生活費や授業料が必要になるのはお分かりいただけるかと思います。

なので自分は、
いつも金銭面でサポートしてもらっている両親には
本当に感謝している一方、
いつまでも負担をかけてしまって申し訳ないという気持ちになります。

そして
アメリカという国は本当に車社会で
車がないと生活は本当に不便です。
絶対に車がないと生活出来ないとまでは言いませんが、
かなり不便を感じると思います。

しかし
自分の家庭は決して裕福ではないため、
車を買わずに何とかこれまで生活してきました。
本当に車が必要な時は大学の友人に送り迎えをしてもらっています。

ありがたいことに
留学生の中には親から「車を買ってもいいよ。」
と言われる学生もいるでしょう。

実際に車を買い、
嬉しくなって買った車の写真を撮り、
SNSなどに投稿したくなる人もいると思います。
その投稿した写真を見た友人は、
「アメリカで車買ったんだ!すごいね!」などと言うかもしれません。

しかし
それを真に受け
「オレはアメリカで車を持ってる。オレってカッコいい。」
などあたかも
自分のお金で車を買ったかのように
優越感に浸るなどは、もってのほかです。
実際にそう思ってる子に出会ったことがあるので。

繰り返しになりますが、
「すごいのは、皆さんを支えてくれている親です。」

皆さんの親だって、
毎日一生懸命働いて
いただいたお金の中から
皆さんをサポートしてくれているのです。

あなたは
「自分が興味をもつ以外のものに投資をする勇気はありますか?」
「自分以外の誰かに大金を使うことは出来ますか?」
普通は出来ませんよね。今の自分も考えられません。

でも
それをやってくれているのは、皆さんの親なんです。
皆さんの為に
皆さんの可能性にかけて
汗水たらして働いて、いただいたお金で
皆さんをサポートしているのです。

勘違いしないでくださいね。
大学生が親にお金を出してもらって
車を買うのが悪いと言ってるのではありません。
SNSに車を買ったことを報告するのが悪いと言ってるのではありません。
心構えの問題です。

もし、留学をしようと考えているのであれば、
家族、特に親のサポートは多かれ少なかれ
必ず必要になってくると思います。

だから
自分の親に感謝して、
「親のサポートがあるからこそ留学が出来るんだ。」
という気持ちを常に心に持ってください。

そして大学で一生懸命学び、
留学を価値のあるものにしてほしいという想いだけです。


今年も母の日には
アメリカからプレゼントを送りました。ささやかなものですが。
今は学業に専念していますし、
日本で働いていた時に貯めた少しの貯金から出したものなので、
そんな高価なものはプレゼントできませんが、
今年も感謝を込めて届けました。

いつもありがとうございます。
Tomo 

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4 comments on “留学の心構え その1「感謝」”

  1. 親に感謝、そうですよね。
    今までの自分を精神的にも経済的にもあれほど無条件に支えてくれる存在は親以外にないと思います。
    私は今子供がいます。
    この子に自分ができる精一杯の精神的、経済的サポートをして、この子が幸せであるように願っています。
    私の両親も私の幸せを願ってこうしたサポートをしてきてくれてたんだろうなと思います。
    私は成人してからは親には愚痴を言わない事にしています。
    私が幸せでいる事が親の願いだと思うからです。
    こちらの記事を読ませていただいて改めて親への感謝を思いました。
    ありがとうございます。

  2. Tomoさんのブログを読んで改めて両親に感謝しました。金銭、精神面で家族の支えがなければ私はアメリカに留学できなかったと思います。”感謝”の気持ちを忘れずにまた勉学に励むモチベーションを持ちました。ありがとうございます。

  3. Yumiさん

    コメントありがとうございます。
    Yumiさんはお子様もいらっしゃるんですね。
    私は結婚もしていなければ、子供もいない身ですので、親に感謝と言いつつもまだまだ出来ていない時も多いです。Yumiさんのように子どもを育てる立場になれば親の気持ちも少しは理解できて、本当の意味で親に感謝が出来るのかなと思っております。感謝を忘れず生きていきたいですね(^-^)
    また良ければ’いつでもコメントください、ありがとうございました(^-^)

  4. Rさん

    この記事の冒頭にも書きましたけど、人は誰でも良くも悪くも環境に慣れるものです。本当は感謝しつづけないといけない事でも、いつの間にかそれが「当たり前の存在」になってしまって感謝を忘れてしまう時があります。これからも親への感謝を忘れず、お互い留学頑張りましょうね!時々また記事を更新しますので良かったら見ていってくださいね(^-^)

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