呪いのユニフォーム

スーパーボールを控えた、フットボールのこの時期に、野球の話です。
NYといえば、ヤンキーズ。3年前に、ヤンキースタジアムも新しくなり、NYにいると、やっぱりヤンキースファンがたくさんいます。その中で、ボストン出身の私の主人はレッドソックスファン。なにかと、NYの人は、ボストンを嫌います。(スポーツの面で)フットボールで言えば、ジェッツ/ジャイアンツ VS パトリオッツ、野球では、ヤンキースVSレッドソックスです。日本で言うと、巨人と阪神のような関係でしょうか。そんなヤンキースとレッドソックスですが、3年前に、新しいヤンキースタジアムを建設する際、ある事件が起きました。
私の主人は、当時、ヤンキースタジアム建設に携わっていたのですが、建設現場に行くときは、いつもレッドソックスのキャップをかぶっていくという、かなり根性のある人です。ところが、主人以上に、根性のあるレッドソックスファンがいたのです。彼は、なんとコンクリートで、スタジアム内に、レッドソックスの強打者デビットオルティスのユニフォームを密かに埋めてしまったのです。これを見ていた他の作業員によって、この「呪いのユニフォーム」の存在が公になり、ヤンキースの役員たちの目の前で、5時間かけて、このユニフォームを取り除く作業が行われたそうです。ライバルであるレッドソックスのユニフォームが、ヤンキースの聖地に埋められたなんて、ヤンキースファンにとったら、悪夢だったに違いありません。
(注)このユニフォームを埋めたのは、私の主人ではありません。
 

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