アメリカ企業で「できるやつ」とは

smart businessman
from firefish blog

Masaです。

アメリカに限らず、日本でも「できるやつ」は共通の特性を持っていますよね。

今回は、「アメリカ企業で期待されている特性」について少し話してみましょうか。

 

普通問われるのは、以下の5つくらいです。

 

Excellence in Communication
Execution
Innovation
Integrity & Ethics
Teamwork

 

まずは、

Excellence in Communication

読んで字のごとく、コミュニケーション力。ま、アメリカですから、理解できますね。アメリカは子供の頃から、コミュニケーション力が鍛えられるような、教育がされています。こいつ、口から生まれてきたんじゃないかと思うほどよくしゃべる人がふつーにいます。

しゃべればいいかと言うと、もちろんそうではありません。人といかにうまくコミュニケーションを取って、会社のゴールを達成するかがポイントになります。プレゼン力、交渉力などが必要になりますね。また、「引き付け力」と言うか、人と会話することで、その人を自分に引きつけるような力を持った人っているじゃないですか。「俺もこうなりたい」とか「私はこの人についていきたい」とか思うような人。あれも、コミュニケーション力を持った人です。

 

Execution

これも「できるやつ」にはなくてはならな特性です。Execution、つまり実行力…かな。与えられたゴールを達成するためには、計画と実行(行動)が必要です。計画は綿密に立てられるが、どういうっわけか、うまく実行できない人って結構多いですね。自信を持てないというか。この特性はコミュニケーション力も密接に関係しています。この能力のある人は、とにかく人をグイグイ引っ張っていきます。それも、納得づくで。決して「力づく」ではありません。こちらではよく、Self Starterと言いますが、人を待っているのではなくて、とにかく自分でなんでもやってみるんです。まずはやってみれば、時間をムダにすることもありませんしね。「セルフスターター」、キーポイントです。

 

Innovation

イノベーション。すでに日本語化している言葉ですが、ようするに、新しいアイデアを生み出すことによって、会社に貢献するような価値を創造する行為ですよね。これ、私のような技術屋にとって、必須の特性です。だから私が十分に持っていると言う意味ではありませんけどね(笑)。会社経営者のみならず、会社の従業員にも持っていてもらいたい特性です。これを持つ従業員が多ければ多いほど、その企業は伸びます。私が以前務めていた会社で、やはり、このイノベーションを非常に重要なものと考えていて、従業員ひとりひとりにピーター・ドラッカーの「Innovation and Entrepreneurship(イノベーションと企業家精神」と言う本を読ませていました。効果があったのかどうかは定かではありませんが。イノベーションをするには、常に受信感度の高いアンテナを張って、いろいろなことに興味を持つ必要があるでしょうか。

 

Integrity & Ethics

う〜ん、日本語でなんて言うんだろう…。誠実さと行動規範…かな。つまり、誰に対しても、どんなことに対しても、誠実さを持ってあたることができることってことでしょうか。矛盾がないと言うか、あっちへフラフラこっちへフラフラしたりしないと言うか。そして、誰にとっても、規範になるような行動を取れる。ごくたまに、こう言う人っていますね。ほんと、ごくたまにですが。大企業のエライ人が必ずしもこう言う人達ばかりだとは限りません。気をつけましょう。

 

Teamwork

言うまでもありません。チームワークを大切にすること。これはなかなか難しいことです。チームはいろいろな個性を持った人たちの集まりですから、誰かを立てると、誰かが損をする、みたいなところもありますし。ただ、それは、日頃のチーム内でのコミュニケーションの取り方によって、かなりの部分をコントロールすることができます。まぁ、万人に好かれる人ってのは、なかなかいませんから、完璧なチームワークを持ったチームはなかなかないと思いますけどね。でも、完璧に近ければ、チームとしてかなりのパワーを発揮することができます。

大企業の経営陣の中には、社内で起こっていることを、信じられないほどよく知っている人っています。何百人もの人たちの顔と名前がわかるような人がいます。チームワークを大切にする心を持っていれば、そのようなことも可能になるのでしょうね。自分がどんなポジションに就いていても、人を大切にする心が必要です。

この5つの特性すべてに秀でた人間は、どこにいても、かなり上層の方にいると思いますね。どれか一つでも欠けていると、上に上がることは難しいと思います。ま、欠けている人が上に就いていることもありますけどね。そんな企業は大したことできないってことかもしれません。

 

この5つの特性をすべて持ち合わせている人は、人種、国、文化を問わず、多くの人間を引き付けるパワーを持った人でしょう。

 

あなた、今からでも遅くはありません。この5つの特性を磨いて魅力的な人間になりましょう。

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2 comments on “アメリカ企業で「できるやつ」とは”

  1. 人を惹き付けるパワーって、素晴しいですよね。
    「口から生まれてきたんじゃないか?!」って、同感です^^;
    何なんだ?と思うのと同時に、うらやましくもあったりします。
    これに誠実さが加わっていると、羨望のまなざしです♪

  2. Junさん、コメントありがとうございます。人を惹きつけるって、ただ、仕事ができればいいわけじゃないですよね。そこが難しいところでしょうね。それに、すべての人に好かれるってこともないですからね。でも、人を惹きつけられるように、格好良く仕事したいです。

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