グリーンカード取得への道

こんにちは。Norikoです。

アメリカに住んで絶対に必要な物。それは、ビザと運転免許。昨年漸くその2つを取得する事が出来ました。今回は、私のグリーンカード取得までの体験談です。

 

2011年4月、私は主人と子供達が待つアメリカにやってきました。

諸事情により日本とアメリカに別れて暮す事、約2年。ずっと永住権取得の機会を待っていました。

そんな時あの大震災があり、緊急避難処置としてアメリカの親類縁者を頼って移住する者に優先的にビザが下りる。というニュースを聞き主人は即座に申請。私は取り急ぎESTAでアメリカに入国したのでした。

その後もいろいろとあったのですが、とりあえず、健康診断、バイオメトリック(指紋採取と写真撮影)と進み、後は面接の連絡を待つだけ。

田舎生活をエンジョイしていた2012年4月、入管から届いた手紙には『申請却下』の文字。

理由は、『申請者(私)がアメリカ国内に居住していないから。』

はぁ?? ESTAで入国した際、入管のお兄さんから「90日の期限は絶対に守る様に。1日でも遅れたら再度入国するのは難しくなります。」と脅されていたので、期限が来る前に3度確認し、3度とも「もう既に永住権の申請を受理しています。審査中に国外へ出ると全て無効になります。」と言われていたので間違いありません。

それじゃあ、現にここに居る私は誰?

ショックでぼ~っとする私の横で「パスポート番号だって指紋だって取っている。入管の優秀なコンピューターで照会すればすぐに分かる事なのに」と主人が怒りまくり、すぐ入管に問い合わせた所、

『4月に入国した際、復路のチケットを所持していたので、日本に帰ったと判断しました。これは既に決定事項です。もし、判断理由に間違いがあるとお考えでしたら再審査の請求をして下さい。申請書類番号は〇〇〇料金は・・。』

$650払って申請。

 

永住権の申請が却下されたこの頃は本当に不安で、強制帰国させられたら一人でどうやって暮そう?次にアメリカに来れるのはいつだろう?そんな事ばかり考えていました。

 

ですから7月半ば、『調査の結果この申請の再審査が決定しました。』と言う知らせが届いた時も半信半疑。それから一週間もしないうちに”Employment Authorization Card”(就労許可カード)が届いてようやく、目の前に明かりが差し込んできたような気持になれました。

これで不法就労ともお別れ。すぐにソーシャルセキュリティ番号を取得!

そして再度のバイオメトリック。

前回は軽く右手親指と他の指をいっぺんに採取機に乗せて終わったのが、2度目は両手の指の指紋全てを丁寧にぐりぐりと採取され、なんだか犯罪者になった気分。それでも滞りなく終了し、11月に待望の面接のお知らせが届きました。

面接日時は12月14日。朝7時半。場所はFresno(フレズノ)で、私が住むLone Pineからは山を越えた西側。

けれどこの時期雪で既に道は封鎖されているので、山を迂回して片道約5時間半の道のり。寒い寒い朝。30分以上前にオフィスに着いたのですが、館内には入れてもらえず、震えながら始業時間を待つしかありません。

10人ぐらい待っている人達がいましたが、7時半予約の人が優先。でも一人ひとりが入念にチェックされるので、結局館内に入れたのが8時。更に待たされる事30分。

ようやく面接官の待つ小部屋へ。

宣誓の後、住所、氏名、生年月日の確認。そして、いつアメリカに来たのか? その日から今までに、アメリカ国外へ出たか?結婚して何年経つのか?質問はこの程度で、家族や仕事の事で少し雑談した後、再度同じ質問。

そして、PCで書類を作成し、(内容は上記の質問を記載した物)答えに偽りはありません。とサインをします。

面接官は、私のパスポートとID、主人のIDをもって、これをコピーしますので席をはずしますね。と部屋を出て行く事、約5分。(多分ここで私のパスポートを使って、出入国のチェックをしたんだろうと考えられます。)戻ってきた面接官は、笑顔で、

『では、これで面接は終了です。4~6週間後にグリーンカードが届くでしょう。お二人は結婚期間が長い上(この日で22年5ヶ月と4日)既に3人のお子さんもいらっっしゃるので、期間は10年のカードになります。』

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!

 

部屋を出た時点で涙がこぼれて、主人に大笑いされてしまいました。

でも、実際にカードが届くまで安心は出来ないね。と笑い合い、家を出て友人と暮している息子に会って楽しい気分で帰宅。

 

そして、クリスマス。全部のプレゼントをあけ終わった後 主人がカードをラッピングした様な包みをを差し出して、

 

『これがなんだか開けてみないと分からないけど、でも多分、今年最大のプレゼントだと思うよ。家族みんなの前で開けてみて。』

 

ラッピングを開けると、入管からの書留。カードが同封されている手触り。念願のグリーンカード!!

『年内、それもクリスマス前に届けられたのは、入国管理局式の謝罪だよ。』

最高のクリスマス。2012年も無事に終えられました。ありがとう。

 

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2 comments on “グリーンカード取得への道”

  1. はじめまして。
    私も昨年、結婚し、アメリカに移住しました。グリーンカードを受け取るまではハラハラしてましたが、私よりも旦那の方が心配していました( ´艸`)
    次は運転免許を取らないといけないのですが、州によって法律が違うんですよね。日本の免許はあるんですけど、ネバダ州なので、全部のテストを受けないといけないのです(>_<)私の英語力で受かるかどうかが心配です。。。

  2. Masakoさん はじめまして。
    はじめまして。コメントありがとうございます。
    去年結婚して、年内にGC取得出来たんですか?
    きっとそれが普通なんでしょうね。 ^_^
    運転免許は、やっぱり必要ですよね。
    州によって法律が違うといっても、ほんのちょっとした事っだったりします。
    日本で運転されていたのなら、基本は日本もアメリカも変わらないので大丈夫です。
    学科のテストは、お願いすれば日本語を用意してくれますよ。
    (自動翻訳を使っているらしいので、分かりにくいと言う意見もあります。)
    日本と同じで、引っ掛け問題に注意して下さいね。

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