アメリカ在住日本人用語

どうもこんにちは、Erinaです。

アメリカ在住も12年になった私ですが、その中で学んだ、在米日本人に特有な使い方をする言葉を紹介したいと思います。

 

<あ行>

一時帰国:つまりは里帰り。当初は楽しみだった一時帰国も、アメリカ生活が長くなると、片道10~12時間のフライトや、長期で家を空けることがただ単に億劫となり、里帰りのハードルが年々、上がっていく。家族が増えると、そのチケット代を考えたときに、思考が停止する。

使い方:「もう5年は帰ってないです。」

 

浦島太郎:長期のアメリカ生活後、日本に帰国すると、その変化に戸惑い、浦島太郎のように感じること。店が違う、電車の乗り方がわからない、路線の変更などに戸惑う。帰国前からそれに恐怖を感じる人も多い。

使い方:「帰ったら、絶対に浦島太郎だわ〜。」

 

お手洗い:英語で「トイレ」と言わないため、日本語の”bathroom”, “restroom”にあたる言葉として「お手洗い」を使うようになる。子供にも「お手洗いに行ってきなさい」などと言う。

 

<か行>

逆ホームシック:日本に一時帰国中、やたらとアメリカや英語が恋しくなり、結局BSなどで字幕なしの映画やドラマ(特にCSI)ばかり見たり、TGI Fridayなどのアメリカンレストランに行ってしまう。そこで英語スピーカーを見かけると、ほっとする。

 

<さ行>

サラダ:レストランでサラダをオーダーするときは、それが自分のメインディッシュとしてオーダーする。なのに、シェア用だと思われて、「シェアしよう」と言われてへこむ。

使い方:「今日はサラダを食べたい気分。」

 

自転車:自転車は移動手段ではなく、スポーツだと思うようになる。「自転車」という言葉で連想するものは、マウンテンバイク、またはレース用自転車であり、ヘルメットをかぶらないと危ないと感じる。

使い方:「自転車って危ないよね。」

 

自販機のホット:日本の自販機のように、「ホット」があったら良いと思う。特にコーヒーのセレクションとコーンポタージュ。アメリカの自販機と日本の自販機は、社会的に全く別の意図と役割を持っていると思っている。

 

<た行>

タバコ:タバコを嫌いになる。一時帰国中、日本では絶対に禁煙席を選ぶし、タバコを吸う人がいると思うと、地元の飲み会や外食も気が重い。

使い方:「タバコを吸えない席にしてもらえますか。」

 

どこでもドア:ドラえもんの道具の中で、何が欲しいと聞かれたら、ここ数年は自信を持ってどこでもドアだと答えられる。週末に日本に帰って、温泉に入って、月曜までに帰ってこられたら・・・と本気で考える。

使い方:「どこでもドアがあったら良いよね・・・。」

 

<な行>

馴れ馴れしい:知らない人へのガードが下がり、他人に気軽に話しかけたり、会釈や挨拶をする。無意識にやっていることがほとんどで、これに慣れていない周りの日本人を驚かせる。

 

:食事に「肉があるか、ないか」が基準となる。アメリカ生活中は、米がないのに、肉のある食事が続くと、うんざりしてくる。

使い方:「肉は毎日食べなくてもいいよね。」

 

日本のコンビニ:アメリカのコンビ二のレベルに愕然として、日本のコンビニが恋しくなる。特に、冬場や風邪を引いたとき、日本のコンビニのおでん、肉まん、からあげクンは最強だと思う。

使い方:「日本のコンビニが欲しい。あそこの角にローソンがあったら絶対に儲かると思う。」

 

<は行>

普通のお茶:甘くない、フレーバーつきじゃない、普通のお茶が飲みたいのに、置かれていないことが多く、結局、どこに行っても水ばかり飲んでいる。

使い方:「普通のお茶が飲みたい。」

 

船便:船で郵便物を送ること。数ヶ月かかることもあり、まさに「忘れた頃にやってくる」郵便物で、中味の状態にはあまり期待しないという教訓を得られる。

 

<や行>

やっぱり家が一番:一時帰国で日本を満喫しても、やっぱりアメリカの自宅が一番良いと感じる。異国が家だと感じることに、ちょっと切なさも感じる。

使い方:「やっぱり家が一番だね。」

 

洋式:和式トイレに戸惑う。外泊先はベッドがデフォルトだと思ってしまい、布団だと戸惑う。布団だと腰が痛くなる。

 

<ら行>

リハビリ:帰国してから、日本の生活に再び慣れるまでの期間。アメリカ生活の長さや個人の性格により、リハビリ期間の長さは異なる。 帰国が一時帰国の場合、リハビリ中にアメリカに戻ってしまうことも多々あり。

使い方:「今回のリハビリは時間がかかりそう・・・。」

 

ロゴ中毒:日本のTシャツなどに書かれているロゴや英語のメッセージなどに敏感になる。道行く人の服なども、どんなことが書かれているかじっくり読んでしまう。自分の服には変なメッセージ性のあるものは買わなくなるので、無地やボーダー柄の服が多い。

 

<わ行>

1-800ナンバー:日本で言うところの「フリーダイヤル」。カスタマーサービスなどでこの番号に電話すると、自動音声が対応することが多く、これが大敵となる。人間が答えたとしても、インドやアフリカ、フィリピンなど、アクセントの強い英語スピーカーにつながることが多く、かなりへこむ。

使い方:「メールにすればよかった。」

 

 

みなさんはどんな言葉を使ってますか?

 

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4 comments on “アメリカ在住日本人用語”

  1. 初めまして。在米5年、既婚のユウです。
    どれも納得ー!
    私がこちらで日本人と一緒にいる時によく使うのは、「箱ほしいよね」。レストランで食べきれなかった時です。
    あとは、よく聞こえなかった時の「ハァ?」。これは日本へ帰った時もうっかり言いそうになるので気をつけなければ。日本ではルードですよね、、、笑

  2. ユウさん、こんにちは!
    初コメントありがとうございます♪

    「箱」!!確かに!!(爆笑)
    私も日本にいたら思います。でも、日本の外食はアメリカに比べてポーションが小さいので、今なら残さずに完食しちゃうかも・・・。笑

    「ハァ?」もありますね~。
    確かに気をつけないと、あれはかなりきついですよね。
    リマインダー、ありがとうございます。

  3. おもいっきりうなづきました。^^ 面白い記事をありがとうございます。

    タバコはもう全然ダメですね。居酒屋に行った時には、その場にいるのがきつくなりました。完全禁煙じゃないって、あり得ないです。そして確かに私も、相当馴れ馴れしい人になってしまいました。
    あと私は日本へ帰ったときに、ドアを目の前で閉じられてしまうのにも、敏感になりました。

    でも私は毎年、日本へ帰ります。これは日本国内での移動距離の長さにもよるかなと思います。私の場合、家はLAX から、そして実家はNRT からもそれほど遠くないので、それほど移動が苦痛ではありません。
    今度サイトで紹介させていただきます。

  4. Yuitaさん、こんにちは!コメントありがとうございます。

    タバコはもう体が反応してしまいますね。
    ちょっとした煙のニオイでも、頭が痛くなってきます。

    ドアを抑えてくれないのも、確かにそうですね!
    うちの実家近くの地下鉄の駅のドアを思い出しました。

    空港から近いのは大事かもしれません。うちは実家が札幌なので、成田からまた一便。子供を連れての大移動は体力勝負で、それが億劫なんですよね・・・。
    またいらっしゃってください。
    Yuitaさんのサイトのページもぜひ教えてくださいね!

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