我が家のアメリカ南部旅行記 Erina編 その2

ちょうど一年前に、アメリカ南部~東海岸を旅した我が家の旅行記です。

前回の記事「我が家のアメリカ南部旅行記 Erina編 その1」
今回は、サウスキャロライナ州チャールストンから、歴史的な街ジョージア州サバンナへ向かいます。

 

2011/5/26

午前中は、昨日渡ってきた、チャールストンダウンタウンから続く、あの片道約5キロの橋へ。

この橋には歩道があるらしいので、徒歩で渡りに行くことにしました。両親はすでに早朝からこの橋でジョギング済み。元気だなぁ。

 

橋のたもとにちょっとした公園とプレイグラウンドがあるようなので、そこで子供を遊ばせてから橋に上ってみることにしました。

橋に上がってみると風が強い!!横風。冷たくはないけどかなり強い風でした。

 

歩道はかなり広く、車道からも遮断されているため、安心して歩けます。ジョギングしている人や、ベビーを連れてウォーキングしている人、観光客がたくさんいました。

一つ目の吊り橋の部分まで行ったところで、疲れたのでそこから引き返すことに。結局、橋の向こう側までは行けませんでした・・・・。汗

 

 

 

 

午後からはリアルター(不動産エージェント)と待ち合わせて、チャールストンから車で北に15分ほどのところにあるゴルフコースコミュニティ内の家を見せてもらうことになっていました。しかし、サンディエゴの不動産に比べて、こっちの家の大きさはすごい。大きさは二倍、値段は半分、の家が買えます。

アメリカの(おそらく)典型的な「ゴルフコースコミュニティの物件」というものについて、せっかくなので少し紹介してみます。

「ゴルフコースコミュニティ」と呼ばれる住宅街は、たいていプライベート(私営)のゴルフコースを中心として家が建てられています。

コミュニティ内で暮らしている住人は、割引された年間メンバーシップなどを購入し、ゴルフし放題という場合がほとんど。やはりこの割引を利用できるように、コミュニティ内に住んでいる人はゴルファーがほとんどのようです。コミュニティ外に住んでいて、そのコースでプレイしたい場合は、住人と同様、コミュニティへのセキュリティつきのゲートなどを通って、コースに来ます。

家はコースをぐるっと囲うように建てられており、たとえばグリーンから次のティボックスへ移動するカートが家の横を通る、なんてこともあります。つまり、家から一歩外へ出るとそこはもうフェアウェイなんです。

見学に行ったゴルフコースコミュニティ内で、現在売りに出されている物件を一つ紹介します。

物件正面

 

物件の内部

  

バックヤードに出ると、そこはフェアウェイ
 
 Beds(ベッド数)
 Bath(バスルーム数) 4.5
 Sqft. (家の広さ) 3900(362平方メートル)
 Lot(土地の広さ) 16,988 sq ft / 0.39 acres(1578平方メートル)
 Type(物件タイプ) Single Family  (一戸建て)
 Year Build(建築年) 1998

 現在のリスティング価格は$350,000で、日本円にすると約2800万円(2012/5現在)。

リタイヤした後は、こんな家に住んで、家から一歩出たゴルフコースで、毎日ゴルフに明け暮れるというのが、ゴルフ好きな人の夢だそうです。まぁわからないでもない。

 

 

夕方は、Isle of Palmsのビーチに向かいます。初めての大西洋です。

風のせいか、波がないんですね。 そういえばこの辺は、インナーバンクスと言って、入り江みたいになってるのがずっと続いているらしいけど、そのせいなのかな。

カリフォルニアほど水が冷たくないので、子供たちは水遊びに大喜び。まさか服のまま入っていき、転ぶとは思わなかったのでびしょ濡れになりました。

ビーチ自体もファミリー向けで、とても穏やかな感じでした。駐車場を探したり、街中で渋滞することもなく、どこに行っても人が少なくて、のんびりで、とにかく嬉しい。

 

 

 

5/27

チャールストンを出発し、Beaufort(ビューフォート)という町に住む友達ケリーの家に寄って、ジョージア州サバンナへ。 ケリー家族もゴルフコースコミュニティに住んでいて、一番ホールのティボックスがリビングから見えます。ちょっと外に出ればもうそこはゴルフコースのフェアウェイです。

ケリーとベビーにお別れを言い、これしかないの?というような道を通って(笑)、サバンナの市内へ。車を止めて娘のオムツを替えると、その直後からスコールが降り始めました。雨降ったら観光できないなぁと思いつつも、暖かい雨なのであまり気にならない。

ここでもこの日に泊まるホテルを決めていなかったので、観光地の中心部、サバンナ川の辺りでホテルを探しますが、高い・・・。観光地を出て、Historic Districtと呼ばれる歴史的建造物住宅街のエリアを通り過ぎたところのこのホテルに滞在することにしました。1ベッドルーム(大人2人)$126×2。今夜はちょっと高め。

ホテルにチェックインした直後にまたスコールが降るも、夜にはやんだのでサバンナへ観光に出かけます。 なんて変わりやすい天気。

 

ホテルのコンシエージュの女性オススメのPirates Houseというレストランで夕食。レストランにはジャック・スパロウ(の格好をしたパフォーマンスの人)がいましたが、子供達は怖がり、ちょっと申し訳なさそうなジャック・・・。こっちこそごめんね。

オーダーした食べ物はこんな感じ・・・

Deep Fried Green Tomato
海老のクレオール

 

観光地のレストランだからなぁ・・・とあまり期待していなかったけど、とてもおいしかった!! 実は私、脂っこかろうが粉ものだろうが、アメリカ南部の料理が大好きなのです。

しかもクレオール料理(フランスとかスペインの影響を受けた、シーフードをたくさん使った南部の料理)はガンボ(シーフードのスープ)を始め、大好き。あ〜満足。初めて食べたDeep Fried Green Tomatoもおいしかった。

 

・Savannah(サバンナ )

サバンナは、南北戦争を始め、とても歴史が深い街です。(詳しくはwikiを読んでください)

街中には、一つおきのブロックに「スクエア」と呼ばれる広場があり、大きな木とベンチ、記念碑などがあります。それぞれのスクエアには記念碑に残された歴史や意味があるそうです。先ほど降った雨で植物には瑞々しさがあり、夕方の光の中でとても穏やかな空気でした。時間があればゆっくりとこのスクエアを散歩したかったなぁ。

(From discoveringurbanism.blogspot.com)

 

夕食の後は、観光地である、サバンナ川のそばに降りて散策。途中、ステージがセットアップしてあって、みんなで歌って踊る地元民。

古い建物は保存され、今でもレストランやバー、オフィスに使われています。歩道もレンガが敷き詰められていたり、とても歴史を感じられる町です。ただ古いだけでなく、地元の人たちの町への愛情や誇りも感じられる町でした。

ジョージア州を中心とした“Deep South”(ディープサウス)と呼ばれるこのエリアは、アメリカ南北戦争(Civil Warと呼ばれます)の歴史や文化を、今でも自分や家族の一部として生きている人たちがとても多いです。アメリカの歴史に基づいたアメリカ人のアイデンティティをビシビシと肌で感じられた数日でした。人種差別の捉え方もカリフォルニアとは全く違い、アメリカという国を知る上ですごくよい経験になりました。

観光で行く機会があったら、ぜひお勧めしたい場所です。

 

今日の移動距離:

  • Charleston, SC – Beaufort, SC: US-17 Sで70 mi (1hr30min)
  • Beaufort, SC – Savannah, GA : S Carolina 170 W で43mi (1hr)

 

 次回へ続きます・・・ 

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2 comments on “我が家のアメリカ南部旅行記 Erina編 その2”

  1. チャールストンは一度行きましたが、私も大好きな街の一つです!
    渡米以来南部に住んでいますが、西海岸と比べて大分文化は違いますか?
    アイスティーと頼むと問答無用で”sweet tea”が出てきたりするのは南部だけと聞きましたが本当なのでしょうか??(これは未だに甘すぎて飲めません)
    東京と比べて余りののんびり感に最初は戸惑いましたが、住めば都、今ではどっぷり漬かっています(笑)

    ゴルフといえば、Pinehurst等、ノースカロライナも有名なので、もしまた機会がありましたら是非いらしてください!

  2. Eriさん、コメントありがとうございます!
    ノースキャロライナに在住されてるんですか。ゴルフコース多いみたいですね。
    こないだ知人が、Biltmore Estate(だったかな?)に行って、私も行ってみたいな~と思ってました。
    東京と比べたら、だいぶ時間の流れが違うでしょうね。私ものんびり屋なので、日本の生活にはもう戻れる気がしません。苦笑

    チャールストンは、残念ながらダウンタウンを観光する時間がなくて、次回はぜひしたいと思っています。
    近々、またこのルートで旅行しようかと計画中です。

    アイスティーは・・・確かに甘いのが出てくるかも。
    こっちは出てくるときは甘くないはずです。(うちの旦那がsweetenerを入れてるから・・・)
    ぜひEriさんの生活の様子も、また聞かせてくださいね!

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