BBQ Party

先日、近所に住む友人から「家でBBQパーティをするから来て」と招待されて、夫と娘と一緒に参加してきました。

彼はアパートの1階の、日本風に言うと「1LDK」の部屋にガールフレンドと住んでいます。

とてもこじんまりとしたアパートなのですが、キッチンにつながっているパティオがあって、そこに置いたテーブルに10人くらいが楽に座れるようなスペースがあります。

このパティオと小さなリビングルームとキッチン、あわせて15人くらいが集まっていたと思います。

集まったメンバーは主に、夫と友人が卒業した大学院の仲間と、その家族。

小さい子供はうちの4歳の娘の他に、2歳~3歳の女の子が2人来ていました。

夫の友人なので、私にとってはほとんどが初対面の人々だし、夫も初めて会う人がたくさんいます。でも、同じ大学院の卒業生がメインなので、なんとなく興味や仕事の分野が重なっていてあちこちで会話が盛り上がり、子供がいる家族同士では子育ての話も出てきたり、女性は女性同士でおしゃべり・・・友人がキッチンからパティオに次々と運ぶお料理がどれもおいしくて、とっても楽しいパーティでした。

アメリカではこういうちょっとした友人の集まりがとても気軽に行われていますね。

BBQ用のグリルがお庭やバルコニーに置いていある家がとても多いし、このときの友人のように小さなアパートでも、パティオがあってそこでBBQをすることはよくあります。

日本にいた頃、「パーティ」と言うとなんだかとっても華やかな、きちんとした服を来て参加する立食パーティのようなイメージがあったのですが、アメリカに来て初めて本来のPartyの意味と内容がわかったような気がしました。

私が持っていた「パーティ」のイメージはFormal Dinner PartyとかBlack Tie Partyであって、Partyにもいろいろあり、アメリカに来てからもっとも参加する機会が多かった普通の家のHome Party、BBQ Partyというのは、もっとずっとカジュアルで気軽なものでした。

この自宅パーティに日本で一番近いのは、冬にやる「鍋」のような気がします。

日本人の友人同士、「こんどうちで鍋やろうよ!」という言葉は、アメリカの「今度うちでBBQやるから来てよ!」っていうのと非常に近いものがあります。

したがって、日本にもアメリカで言うところのHome Partyがまったく存在しないわけではないのですが、私個人の感覚では、日本人がたくさん集まったパーティとアメリカ人が主催するパーティにはなかなか興味深い違いがあるような気がします。

まず、日本人が誰かの家に集まると、みんなしっかりテーブルを囲んで椅子にすわり、落ち着いてじっくり話し込むというイメージがあります。

一方でアメリカのHome Partyは、もちろん座っている人もいるんだけど、全体的に人の流れがもっと流動的で、立ったまま食べたりしゃべったりしている人がたくさんいます。これはパーティの種類にもより、フォーマルにしようと思ったら、ちゃんと自宅でもフォークとナイフ、お皿、グラスなど美しく人数分テーブルに並べ、みんな自分の席に座ってディナーをいただくというパターンもあるのですが、「BBQパーティ」と言われたらまずそういうことはなくて、みんななんとなく隣の人としゃべっては、ちょっとしたきっかけで移動したり、誰かに紹介されたりしてまた別の人と話し、しばらくするとまた別の人と・・・と、できるだけまんべんなく参加している人みんなと話そうとするような気がします。

もしかしたら私の個人的な経験の違いなのかもしれませんが、実は、まったく同じことをアメリカに住む日系人の友人たちが言っていたことがあるのです。彼らは日本から来た日本人の友達が多いアメリカ人なので、両方のタイプのパーティに参加する機会が多く、「参加したときの日本人・アメリカ人の比率で、今日はじっくり座るパーティなのか、立って動き回るパーティなのか判断するんだ」と彼らは言っていました。

この違いについて私なりに考えてみました。

日本では古くはみんな畳に座って食事をしていたので、立ったり歩いたりしながら食べるという行為にまだまだ違和感がある。それに対しアメリカでは玄関というものがなくてドアを開けて一歩踏み込んだらそこはリビングのカーペット、という場合が多く、土足のまま家にあがってそのままパティオに出たり、入ってきたりできて移動が簡単・・・といった、歴史と文化の違いも一因なのでしょうか。

また、大きなテーブルを畳に置いて、そのまわりに座布団をしけばいくらでも人数を増やせる日本の伝統的な食卓と違い、テーブルと椅子の文化ではパーティに大勢が参加したときに椅子が足りなくなるので立食パーティのほうが楽なのかもしれません。

テーブルに料理をずらりと並べて周りを取り囲む日本に対し、アメリカでは食べ物を置く場所と食事する場所を離しておいて、テーブルに来るのは食事をお皿に置くときだけ、とったらパティオなど広い場所に出てゆっくり食べる、という傾向があります。

あるいは、単純に欧米人のほうが足腰が強い・・・?!

いろいろ考えてみましたが、実は私の周囲では和洋折衷のパーティが一番多いです。フォーマットはアメリカ式なんだけど、メンタリティがとても日本ぽいことが多いのです。つまり、アメリカの広いお庭つきの家にお呼ばれしたり、バックヤードでBBQを楽しんだりしつつ、けっこうじっくり腰を落ち着けて日本人の友人と日本語のおしゃべりを楽しむ、というパターンです。テーブルには、オーダーしたピザと一緒に日本人の奥様たちの自慢レシピがずらりと並びます。子供たちは英語と日本語を両方使いながら遊び、日本語がわかる私の夫と私の日本人の友達と、それぞれ日本語・英語好きなほうを勝手にしゃべって会話したり、アメリカ人の配偶者同士が英語でしゃべっていたり・・・BBQのグリルでお肉を焼くのは男性の役目、というのはアメリカ流だけど、お庭から家に入るときは靴を脱いだりするのは日本流・・・、パーティのどこをとっても和洋折衷。

LAはそろそろ初夏、パティオでのBBQが楽しいこれからの季節がとても楽しみです。 

BBQ Party” への2件のフィードバック

  1. やっぱりBBQグリルは一家に一台ですね。
    家に帰る途中で、ビーチの横を通るんですが、だんだんホットドッグやBBQの匂いがするようになってきて、あ~暖かくなってきたんだな~なんて思います。アメリカらしい季節感?
    私もこれからの時期が楽しみです!

  2. あー、ビーチでBBQの匂いが漂うと、夏だー!と思いますね。たしかにこれはアメリカならではの季節感かも。まぁ、LAやサンディエゴだと1月とか2月にも突然「BBQ日和だ!」というくらい暑い日があったりもしますけどね(笑)
    ただ夏のほうがやっぱり日が長いので、晩ご飯がまだまだ明るい屋外で食べられるのがいいですよね〜。

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