アメリカで難治性血液癌の治療 vol. 2

アリゾナ在住、Jun です。初の病院シリーズ2回目の今回は、抗がん剤治療について述べていこうと思います。
主治医から、多発性骨髄腫に詳しいがん専門医にバトンが渡り、我々はノースフェニックスの方にあるHonor Healthというグループのがんセンターへ通う事になりました。がんセンターなので、そこに来ている患者さんは全員何らかのがん疾患を抱えているという訳で、「そうか、夫は本当にがんになってしまったんだな…」と改めて現実を突きつけられ、何か胸に迫るものがありました。
続きを読む

カリフォルニア コロナ禍でサンクスギビングデー

Happy Thanksgiving

こんにちは、Masaです。

 

今日はアメリカではサンクスギビング(感謝祭)。うちで恒例になっているローストターキー料理、家長である私の役目。いつも代わり映えしないのですが、美味しく作れるのでいつもどおりのレシピ。

 

作り方はこちら アメリカの食材を食べる-男の料理編【ローストターキー】

 

こちらがMasa作のローストターキー

今年のターキーはわざと小ぶりにしてあるとか。理由は、コロナの影響で、親や子供、孫など家族揃ってサンクスギビングを過ごす家庭が少ないだろうとのことで、いつもよりも小さいターキーを多くしたらしいです。

 

さて、御存知の通り、アメリカでのコロナ感染者数がものすごい勢いで増えています。一日当たりの新しい感染者数も20万人を超えるような勢い。なすすべがない感じです。

 

そんな世の中、カリフォルニア在住の方はすでにご存知のことと思いますが、ロサンゼルスでのコロナに対する新しい措置が今週発表されましたのでここでシェアさせていただきます。(在ロサンゼルス日本国総領事館より)

 

今週月曜日(11月23日)に、ロサンゼルス市長により、今週水曜日(11月25日)から、米国外やカリフォルニア州外からロサンゼルスに入った場合に、オンラインフォームの提出を義務付けると言う発表がありました。

 

LAXや、Van Nuys空港、ユニオン駅に到着する16歳以上のすべての旅行者に対して、カリフォルニア州公衆衛生局発表のTravel Advisoryを読んで理解をして、ロサンゼルス到着時かその前にオンラインフォームを提出することを義務付けするとのこと。

 

提出しなかった場合は、最高で500ドルの罰金が課さられるとのこと。かなり厳しい措置ですね。

 

ちなみにオンラインフォームはこちらだそうです。

 

Traveler Form

 

世の中はサンクスギビングなので、例年ほどのカリフォルニアへの旅行者はないものの、カリフォルニア観光を楽しもうと、結構他州から移動してくる人たちがまだまだいるようです。これ以上感染者が増えないといいのですが。

 

今年のMasa宅でのサンクスギビングパーティは、息子夫婦と娘夫婦、かみさんと私の6人でやる予定だったのですが、息子夫婦の家の同居人(息子の家の一部屋を彼女にレントしています)の会社でコロナ感染者が出たとのことで、大事を取って、自主隔離のため、自宅待機としました。なので、残念ながらパーティは4人のみ。

 

来年の今頃はコロナ騒ぎも収まって、結婚式を挙げた息子夫婦、娘夫婦6人で、ローストターキーを囲みながらワイワイできることを信じています。

カリフォルニア 夜間外出禁止令発令

Curfew

Masaです。コロナ、やばいっすね。

 

カリフォルニアに夜間外出禁止令が発令されました。11月21日土曜日から、とりあえず向こう1ヶ月間、12月21日まで、午後10時から翌朝午前5時までの7時間、外出禁止です。

 

California Governor Gavin Newsom on Thursday issued a temporary curfew throughout most of the state in an effort to slow the spread of coronavirus. The order, which goes into effect Saturday, stops gatherings and non-essential work between 10 p.m. and 5 a.m. in areas under the state’s purple tier label, where virus transmission is considered widespread.

(カリフォルニア州知事のギャビン・ニューサムは木曜日に、コロナウイルスの蔓延を遅らせるために、州のほとんどで一時的な夜間外出禁止令を発令した。土曜日に実施される命令は、ウィルス感染が蔓延していると考えられる、州の紫色のティアラベルの下にある地域で、午後10時から翌朝午前5時の間、集まりと必須ではないビジネスを禁止する。) 続きを読む

なんか最近丸く収まってる自分に気づいた − 徒然なるままに…

COVID19

こんにちは。超ご無沙汰のMasaです。アメ10ブログオーナーであるにも関わらず、このブログをうまくマネージできてない…。

 

100万人のアメ10ブログ読者の皆さんに置かれましては、このコロナ禍、いかがお過ごしでしょうか…などとかしこまって伺っても、その辺は皆同じですね。

 

こちらサンディエゴは、日当たりのCOVID19の感染者数がついに1000人を超え、まだまだ収まることを知らず、増える一方です。おかげで、サンディエゴカウンティは超危険区域(Tier1)に指定され、Small Businessがますますその経営に打撃を受けています。

<Google.comから>

レストランやジムなどは、先週末まで建物内での営業はトータル収容人数の25%まで入ることが許可されていましたが、今週からは屋内での営業は禁止。すべて屋外営業になりました。来年早々まで続くとか。

私はと言えば、3月中旬から今まで、ずっと在宅勤務。最初のうちは慣れていないせいか、いろいろと不便を感じることがありましたが、今では、逆に在宅勤務の方が楽に感じるようになりました。かみさんから一部屋分の仕事部屋をもらって、そこにPCやら、モニタやら、その他いろいろなツール類をおいて、ほぼ会社と同じセットアップで仕事ができています。

 

ミーティングはWebExやGoogle Meet、Microsoft Teams、チャットはSlack、メールはOutlookと、いろいろと使い分けてコミュニケーションをしています。全く不便を感じることがありません。不安なのは、皆、個々に離れた場所で仕事をしているので、皆が働いている「雰囲気」を感じることができないこと。同じフロアで働いていたときには、そのような不安を感じたことはありませんでした。ていうか、そもそもそんなこを考えたこともありませんでしたが、在宅勤務が始まって、しばらくすると得体のしれない不安を感じていることに気が付きました。ま、そんなことはどうでもいいことですけどね。

 

よく言われる「働き方改革」ができてしまったわけで、私の勤め先も、「在宅勤務ができる場合は、それをしてもよし!」みたいになっていくらしいです。

 

うちのかみさんにとっては、在宅勤務は歓迎できるようなものではありません。「亭主元気で留守がいい」ではありませんが、朝出勤、夜帰宅が普通だったのが、ずっと家にいて3食しっかりと家で取るわけで、メニューに困るとか。ま、出勤していたころも、在宅勤務でも、食事については同じだとは思うんですけどね。

 

幸いにもうちはすでに子供が片付いているので、子供のための食事とか、オンラインクラスとかの心配をする必要はありませんが。

 

子供と言えば、手前味噌ながら、うちの息子と娘は、それぞれのフィアンセと入籍を済ませました。今年の夏に結婚式をあげる予定だったのですが、コロナで式が開けず、来年に延期。来年も結婚式を上げられる保証はないんですけどね。親としては式を挙げさせてあげたい。

2組ともCounty of San Diego(日本で言う市役所?)に婚姻届を出しに行きました。まだうちの子供は日本市民なので、日本総領事館へ婚姻届とか名前の変更(娘の場合)などの書類を提出。結構書類まみれになりながら、いろいろと記入して早々に提出しなければならないので、大変だったようです。

 

そんな毎日を送っている私、Masaですが、最近丸くなり始めている自分に気が付きました。少し前までは、「日本人のために何かするぞ!」とか「日本に向けてビジネスを立ち上げるぞ!」とか、結構血気盛んだったのですが、それがどういうわけか、落ち着いたというか、萎えてしまった、というか。歳のせいもあるとは思っているのですが、何か以前とは違うんですね。これでい〜のかなとも思うんです。

 

このアメ10ブログも今年で運営13年になるわけですが、ここ数年、他のブロガーの皆さんに頼りっきりで、自分はほったらかし状態なんです。立ち上げ当初はやはり、「日本人のために何かするぞ!」だったわけですが、気持ちが萎えたので「ネタ切れ」を理由にして、放ったらかしにしてしまった。考えてみると結構情けないなぁと感じたり。

 

ということで、徒然なるままに書いてしまい、何を言いたいのかよくわからなくなってしまいましたが、とにかく、「日本人のために何かするぞ!」とか「日本に向けてビジネスを立ち上げるぞ!」のような気持ちをもう一度持って、何かをしていこうと思う今日このごろです。

アメリカで難治性血液癌の治療 vol.1

ご無沙汰しております。アリゾナ在住、Junです。

アメリカに住む人なら、医療費のバカ高さはご存知でしょう。それ故に、保険には入ってはいても、滅多な事では病院には行けないと我々も常々思っておりました。しかし、今まで風邪一つ引かなかった夫が、まさかの希少血液癌と診断されてしまい、現在も絶賛闘病中です。

アメリカで癌の治療、一体どのようなプロセスで行うのか。ならないのが一番ですが、もし、いつか誰かが似たような状況になってしまって困った時に、少しでも参考になれば、と思い、現在までの闘病生活を綴っていきます。

時間は戻って、昨年8月。夫が「背中が痛い、背中が痛い」とやたら口にするようになりました。マッサージをするとマシにはなっていたようですが、仕事が仕事(アイスホッケーコーチ)なので、まぁ背中が痛いのは一種の職業病のようなもので、単に疲労だと二人とも軽く考えていました。

が、背中痛は一向に治る気配がなく、カイロプラクティックに通っても悪化の一路を辿るばかり。やむなく9月には保険適用の近所のホームドクターにアポイントメントを取って診察して貰いましたが、「背中の筋肉が凝ってるね、ただのBack spasm(背中の痙攣)だよ。レントゲンを撮るまでもない。カイロは止めて、フィジカルセラピーに行け」と言われて終了。しかし、フィジカルセラピーや鍼に通ったりしたものの、やはり効果無し…。

そんな状態でも夫は指導には行っていたものの、氷から降りるとヨチヨチ歩きしか出来ない状態に。グループレッスン後、あまりのヨロヨロっぷりを見たとある父兄(医師)が、「えらい調子悪そうだな、明日俺の診療所で見てやるから来ないか。」と声をかけてくれ、有難く行く事に。幸い、保険適用のグループでした。アメリカでは入っている保険により、行ける病院・行けない病院があるので、この点もややこしいのです。我々にはまだ決まった主治医(ホームドクター)も居なかったので、彼に主治医になって貰う事になりました。

彼の診断も「やっぱりBack spasmだとは思うけど、念の為レントゲンも撮っておこう」でした。が、レントゲンを撮って帰って来て明けた月曜日、朝から電話がかかって来て、「お前の背骨、何か所か折れてるぞ! 事故にでも遭ったのか?」と言われました。「いやそんな事はない」と答えると「これは異常だ、じゃあ骨密度のテストを受けろ」と言われて、アレンジされるがままに骨密度のテストを受けると、背骨だけが彼の年代の40%の骨密度しかないとの事。「この年代でこれは異常だ」と次は血液検査、MRIとアレンジが出来次第、検査に行くという状態に。

                      ※写真はイメージです。

 

そして10月頭の金曜、レッスンに息子を連れて来ていた主治医の元に、木曜受けたMRIの結果が届いたようで、レッスン後に夫に伝えられたのは、考えもしなかった結果でした。

医師:「今考えられるケースでは、癌の可能性が高い。最悪で、多発性骨髄腫(Multiple Myeloma)。

夫:「それは何?」

医師:「脊髄の稀な血液癌だ。」

夫:「・・・その他の可能性は?」

医師:「白血病とか、リンパ腫とか…」

夫:「全部悪そうな癌じゃねーかよ!(←思わずツッコミを入れてしまったらしい)」

医師:「ともかく、確定させる為にも、明日ラボに来て、もっと詳しい血液検査と、丸一日分の尿検査をしよう」

との事で、土曜日、血液採取の後にハーフガロンの牛乳用みたいなペットボトルを持って帰宅し、その週末、24時間分の尿を全て採取し、提出。

私は、最初の検査を受けてからというもの、毎週月曜朝にかかってくる医師からの電話が憂鬱でした。思いもしない事が毎週毎週起こる訳ですから。そして尿検査後の月曜朝かかって来た電話。医師の声も沈んでいて、「残念だが、数値から見ても多発性骨髄腫だと思う。次は骨髄の生検、PETスキャンを取って、ここからは癌の専門医を紹介する。」と告げられました。

多発性骨髄腫は、日本では、「大介花子」の花子さんが罹患したという事で、少しは聞いた事がある方もいらっしゃるかも知れません。血液細胞の1つである「形質細胞(けいしつさいぼう)」の癌で、本来形質細胞は、体内に侵入した細菌やウイルスなどの異物から体を守ってくれる「抗体」を作る働きをもっています。しかし、形質細胞が癌化して骨髄腫細胞になると、役に立たない抗体(Mタンパクと呼びます)を作り続け、さまざまな症状を引き起こします。夫の場合は、背骨の骨密度が著しく落ちて、背骨が何か所も圧迫骨折を起こして、それが背中の痙攣に結びついていたのです。

結局のところ、

主治医は「この病気ではないか」という診断をし、専門的な診断を下すのは、専門医 続きを読む