ごめんなさい、を言う前に

1998年7月17日夜11時過ぎ。

外出先から帰宅して、鍵を置きながら電話を見ると、留守電が入っている。

仲は良いが、普段電話なんかはせず、久しく声を聞いていない姉から。

「(…ツー)あ、タツヤ?お姉さんだけど。何かね、お父さん、もうあと残り24時間くらいらしいよ」 続きを読む