Vow Renewal – 2

私達のVow Renewalまであと6ヶ月です。

6ヶ月といえば長い期間に感じられますが、平均的な規模の結婚式でもだいたい1年前くらいには準備を始めるのが普通なので、結婚式より小規模のVow Renewalの場合そろそろ本格的に準備を始めなければいけない時期です。

やはり結婚式ではなくVow Renewalということでゲストは20人から30人ほどに押さえ、小規模にすることで予算も低くなる・・・と期待しているところです。

私は本格的な結婚式というものを日本でもアメリカでもやったことがないので、結婚式に準じた形になるVow Renewalも何から始めれば良いのかわからず、とりあえずオンラインで結婚式の準備ができる「Weddingwire.com」というサイトに登録してみました。

ここに式の日にちを登録すると、それに合わせて「今月やらなければならないこと」をまとめたTo do listを自動的に作成してくれます。

このTo do listをベースにして、「これはVow Renewalだからやらなくていい」というものは削除しつつ、準備を進めています。

さて、今月のTo do listは以下のとおりです。

2013-04-09 14-09-51

「!」マークがついているものは、本当は先月までにやらなければならなかったので「大至急やらなきゃ!」という項目です。

一つ目はゲストリストの作成。最近、子供のお誕生日パーティなどはたいていEviteなどオンライン招待状が使われていますが、結婚式となるとやはりもう少し伝統的な形が尊重され、紙の招待状を郵送するのが普通です。

この招待状を送付するために、ゲストリストをまず作成しなければなりません。このへんはアメリカも日本も同じことかと思います。

ただし、このTo do listで「ゲストリストを作成するように」と書いてあるのは招待状を送るためではなく、「Save the date card」を送るためなのです。

「Save the date card」というのは、式の2、3ヶ月前に送られる招待状とは違い、もっとずっと前に「とりあえず、この日は空けておいてね。あらためて招待状を送るからね」という趣旨でゲストたちに送られるカードのことです。

これは結婚式の準備が始まる1年前とか、ときにはもっと前の場合もあるのですが、とにかく式場を押さえたらすぐに送ることができます。アメリカの結婚式の招待状はとても凝っていてロマンチックなものが多く、花嫁にとってこのデザインを考えるのも楽しみのうち。でも、そんな招待状の前にまずこの「Save the date」なのです。おしゃれで可愛いデザインがたくさんあります。既製品のデザインを使うこともありますが、紙の種類、フォント、色、すべてを細かく指定してオリジナルのカードを作る人たちもたくさんいます。

そんなわけで私達も「そろそろゲストを決めて、Save the dateカードを送らなきゃね」と言い合っていました。

が、ふと、「Vow Renewalだから別に要らないかな?」という気もしてきました。

まあ、本音を言うといろいろなことがつい「ああ、面倒・・・」と感じてしまい、そのたびに「Vow Renewalだからね!」と理由をつけて簡略してしまうというだけのことなのですが・・・

ただし、Vow Renewalをはっきりと結婚式とは区別し、結婚式ほど大々的にならないように気をつけるのは大事なことでもあります。

最近の傾向ということもあって決まったルールというものがなく、ついつい結婚式にそっくりになってしまいがちです。「二度目の結婚式みたいで変だ」とか、「もう何年も結婚しているのにいまさら夫婦が向かい合って誓いの言葉を言ってもしらける」とか、かなり手厳しい意見もみられるので、とにかく大げさになりすぎないように、結婚式ではなくVow Renewalだからこその演出をしたいと思っています。

そういう観点で考えるとやはり「Save the date」は大げさかもしれない。ということで、夫婦でそれぞれ友人にメールでお知らせしておいて、招待状だけをあらためてあとで送ることに決めました。

その他のTo do listには、

「フローリストを予約する」

「ミュージシャンを探す」

「ウェディングケーキを予約する」

「DJを予約する」

「招待状の業者を決める」

「ウェディングドレスを注文する」

「ブライズメイド、フラワーガールドレスを探す」

などなどが入っています。

 

まずこの中で削除できるのは「ブライズメイドのドレス探し」です。

ブライズメイド(Bridesmaid)というのは日本の結婚式にはない慣習ですが、映画の結婚式のシーンでよく見かけるのではないかと思います。

花嫁の友達や姉妹がこのブライズメイドになり、その中でもとくに親しい友人などが「Maid of Honor」として選ばれ、結婚式の準備から当日まで、花嫁の様々な手助けをします。

Bride’s Maidに選ばれることは花嫁の親友の証だし、なかでもMaid of Honorを頼まれれば「あなたは私の一番大事な親友」と認められることでもあるので、とても光栄なことでもあるのですが、花嫁のためにかなりの労力と時間を割いて準備を手伝わなければいけないし、独身最後のパーティ(Bachelorette party)を開催するのもMaid of Honorの責任、これが大規模な場合「ラスベガスに週末旅行」になったりして大仕事に。とにかく重大なコミットメントが必要となります。

そんなわけでアメリカの結婚にまつわる映画では、Bride’s Maidが苦労したり悩んだり、「私は独身で寂しいのに幸せな友達の手伝い・・・」といじけたりする様子が題材になっていたりします。

でも、式のテーマカラーに沿って決められたおそろいの色のドレスを着たBridesmaidたちが、ウェディングドレス姿の花嫁をかこんでずらりと並んだ姿はとても華やか、友人を祝福する幸せな空気が伝わってきて、私はこのアメリカの習慣をとても素敵だと思います。

一方新郎のほうも自分の親しい友人や兄弟を「Groomsman」として選び、なかでももっとも親しい男性が「Best Man」として新郎に付き添うのです。

式が始まると、このBridesmaidたちとGroomsmanたちが男女対になり、腕を組んで入場します。この男女の対がまるでカップルのように入場するのですが、実はこの前日に知り合ったばかりだったりもするのです。もちろん新郎・新婦の共通の友達である場合も多いのですが、基本的にBridesmaidとGroomsmanは独身女性・男性から選ばれるので(最近はそうとも限らない)、それぞれの友達を引き合わせるという意味合いもあり、実際に新たなカップルが誕生することもあるそうです。

このBridesmaid、Groomsman、それにフラワーガールやリング・ベアラー(リングを持って歩く小さい男の子)までを含めて「Wedding Attendants」と呼ぶのですが、その集合写真は典型的なウェディングフォトの構図のひとつです。新郎・新婦が並び、新婦側にずらりとBridesmaid、新郎側にずらりとGroomsmanが並び、それぞれダークスーツとドレス・・・みんな同世代の若い男女なので、こういう写真も本当に華やかで素敵です。

katiering.blogspot.com
katiering.blogspot.com

さて、Vow Renewalに話を戻すと、すでに結婚して何年かしている夫婦はそれぞれの友人を改めて引き合わせる必要もなく、初々しいカップルでもなく十分大人なので、BridesmaidやGroomsmanの介添えも必要なし。

すでに既婚ですから独身最後のパーティも当然不要です(うちの夫は「バチェラーパーティしてもいい?」と聞いてましたが、もちろん却下です!)。

そんなわけで、To do listから「ブライズメイド、フラワーガールのドレス探し」は削除します。

ただし、フラワーガールについては5歳の娘に私とおそろいのドレスを着せて夫と一緒に入場したいと思っているので、ドレス探しは必要です。ざっと検索してみたところ、子供のドレスはすぐに見つかりそうなので、半年前に買わなくてもよさそう(逆に今買うと半年でも背がのびてサイズが合わなくなりそう・・・)。

ミュージシャンとDJについても、おそらく不要と判断すると思います。多くて30人のレセプションで、弦楽器奏者がクラシック音楽を演奏するというのも大げさだし、DJはダンスタイムに必要なのですが、式は昼間の予定なのでダンスタイム自体無さそうです。

2013年らしく、PandoraにVow Renewal用のステーションを作ってiPhoneとスピーカーをつないで音楽を流そうかな?なんて思っています。

ちなみにPandoraというのはオンラインラジオのひとつで、最初に好きな音楽のジャンルやミュージシャンの名前を入れると、似たような音楽を次々に流してくれて、それに対して「好き」「嫌い」などのフィードバックを返すことによって、次第に自分の理想のラジオ局ができあがる・・・という仕組みです。誰でもお気に入りの曲をあつめたプレイリストを作ることはあると思うのですが、Pandoraはラジオのように自分の知らない曲も流してくれて、未知の好きな音楽を発見できるのが大きな魅力です。

フィードバックをすればするほど自分の好みに仕上がっていくので、今から毎日聴いて10月のVow Renewalまでに完成させようかな、と考えています。

でも、以前の記事に書いた結婚40年のVow Renewalのように、一人のチェロ奏者が演奏するというのもいいかな・・・、と、ちょっと考え中です。Craig’s Listで検索すれば応募してくる人がいるかもしれません。

フローリストとウェディングケーキについてはまた次回!

大変だけどとても楽しいVow Renewal準備です。 

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