「ガラパゴスエフェクト」を知っていますか?
“Galapagos Effect”(ガラパゴスエフェクト)とは、日本のある産業を表現する言葉として、最近、新しく作られました。
The “Galapagos” Effect by Michael Zielenziger
もちろん、あの「ガラパゴス諸島」から来ています。
ガラパゴス諸島は太平洋の南アメリカ沖、約970kmに位置し、そこに住む生物は独自の進化形態を持つため、珍しい生物がたくさん存在することで有名です。
そんな「ガラパゴス」という意味を含めたこの「ガラパゴスエフェクト」という言葉は、日本の携帯電話産業を指すために使われ始めています。
上の記事にもあるように、現在の日本の携帯電話産業は、他のどの国の先を行くテクノロジーを持っているにも関わらず、外国テクノロジーと融合することができないため、そのテクノロジーは日本国内に限られたものになっている。
“Isolationist” (隔離主義?)という言葉も使われているように、「日本人は自分たちを(世界から)隔離したい」と受け取られていて、ここではかなり皮肉を含めた言い方のように私はとれます。
つまり、現在の日本は、世界からそういう評価を受けているのです。
しかし正直なところ、これは携帯電話産業だけに関わらず、色々な面でも感じること。
単一民族、単一文化、島国という特徴を持っていることで、日本という国は、今日でも、異文化、異民族との「融合」が進みません。
「融合」とは英語で”integration”。
これはAの良いところと、Bのよいところを混ぜ合わせて、全く別もののCを作り上げることです。AでもBでもありません。
日本はまだまだこの先、国家レベル、経済レベル、個人レベルでの異文化との「融合」ができます。
日本には、世界に知られるべき素晴らしいものや人たちがたくさん存在します。
どんどん、外へ出ましょう!世界はもちろんアメリカだけではありません。
ガラパゴス諸島でしか生きていけない種にならないように・・・・。