【ニュース】フリーウェイで出産!
今日は、週末にここサンディエゴで起こった、ある感動的な(?)ニュースを紹介します。
世間がスーパーボウル熱で盛り上がっていた頃、サンディエゴのお隣、チュラビスタ在住のとある夫婦に変化が起こっていました。妊娠臨月だったニコルさんの陣痛が夜中に始まったので、夫婦は車に荷物を詰め、病院へ向かっていました。
フリーウェイI-15を猛スピードで北上している最中、病院はもう目の前だというところで、奥さんがなんといきみたくなってしまったのです。(とにかくベビーが生まれる!!ってことです)
旦那さんのアーロンさんは、仕方がなく車をフリーウェイ脇に停め、911コール。夜中に車を停めて助けてくれそうな人はいなく、救急車が駆けつけるまで、ディスパッチャーの指示に従い、ベビーを自分の手で取り上げることになりました。
ディスパッチャーは落ち着いた声で、アーロンさんに指示を出し、車に積んでいたタオルやニコルさんのガウンを使って、無事に出産。7パウンド9オンスの男の子を、なんと父親自身の手で、フリーウェイ脇に停車させた車の中で取り上げたのです。
そこから救急車で病院へ運ばれたベビーとニコルさんは、健康で、男の子はジェレマイアくんと名付けられ、お兄ちゃんとお姉ちゃんとの対面もしたそう。お母さんのニコルさんも元気で、インタビューに答えていました。(私と同じ病院!)
以下は、インタビューに答えるアーロンさん
ご存知のように、アメリカの医療文化が日本と大きく異なるところに、「産前準備」があります。
日本では、予定日の数日前から産院に入院し、陣痛が始まる頃には既に病院にいる、というのが通例のようですが、アメリカではそうではありません。陣痛にも段階があり、進行中の陣痛が中〜最終段階に入っていない場合は入院を認められず、家に帰されるケースが多々あるようです。
出産も二度目以降になると、この陣痛は速く進み、このような「病院へ行く途中で出産」というのも、(ものすごくレアケースだと思いますが)あり得ないケースではないのでしょう。
私たち夫婦が参加したPrenatal class(両親学級)で、「スターバックスの駐車場で生まれたベビーがいるという話は本当か?」という都市伝説的な議論で盛り上がりましたが、両親学級に参加している第一子出産の夫婦には、このようなケースはほとんど皆無だ、と講師が言っていました。
私自身も二度の出産をアメリカで体験したわけですが、実は両方ともハイスピード出産でした。私の出産体験はまた別に書こうと思いますが、一人目がかなりのハイスピードだったので、二人目の時にはミッドワイフにも「早めに入院するように。二人目以降の陣痛は速く進むからね」という釘を刺され、案の定、二度目のハイスピード出産でした。
前述のニコルさんも二人の子供を出産しており、三度目の今回は、陣痛が思ったより速く進んでいたのでしょう。
そしてなにより驚いたのは、冷静だった旦那さんのアーロンさん。男性の目で見てみないとわからないですが、実際の出産時には、旦那さんはここまで冷静になれるものなのでしょうか?いやぁ、素晴らしい。
このニュース記事に対するコメントには、”Congrats!”というお祝いの言葉や、”Wonderful”とか”Amazing”なんていう驚きの言葉も。(ニュース記事はこちら)
「アメリカで妊娠・出産」に関するアメ10記事もぜひ参考にしてください。
アメリカならあり得ますね!無事に生まれて本当によかったです。
私も今、出産直前なので、一人で運転しているときにけっこう緊張します・・・
常に携帯電話は手放せません。
>塚越悦子さん
初コメント、ありがとうございます。
そうですね、私も運転中はドキドキしていました。携帯電話も、いつもなら「あ、充電切れてた!」ということがよくあるのですが、臨月には必ず携帯電話の充電をチェックしていた気がします。
予定日は近いのでしょうか?
どうかお大事に、元気な赤ちゃんが生まれますように、祈っています。