アグリー・クリスマス・セーター
いまクリスマスシーズンにダサいセーターを着るのがアツいんです。
クリスマスツリーや赤鼻のトナカイ、雪に覆われた町の風景などクリスマスのテーマを盛り込んだ世界にひとつだけの手編みのセーターは、こちらではおばあちゃんから贈られる伝統的なクリスマスギフト。
映画「ブリジットジョーンズの日記」の中でレネー・ゼルウィガー演じるブリジットとコリン・ファース演じるマーク・ダーシーがクリスマスパーティーで着ていたダサいセーターを覚えていますか?イギリスでは1980年代からクリスマスシーズンにクリスマス・セーターを着るのが流行り出し、おそらくその影響を受けてアメリカのTVシーンでも何人かの歌手がクリスマス番組の中でクリスマス・セーターを着ていたりしていたようですが、一般におばあちゃんからの愛情のこもったプレゼント、捨てるに捨てられない、もらって困るアイテムの代表としてずっと不名誉な地位に鎮座していました。
そんなダサいセーターがトレンドファッションとして人気を集めだしたのはここ2、3年のことだそう。
今週末私の勤め先でも仕事仲間の女の子が突然ユニフォームの代わりにこのクリスマス・セーターを着てきました(うちの店では色々なイベント時にはそれに合ったコスチュームを着用して働くことが許されてるんです)。まだこのトレンドの存在を知る前だった私はそれを見て、「この子私服ダサッ!!!」と心の中でびっくりしていました。その子は21歳の白人の女の子でいつも年上の私のことを“You so cute.”と子ども扱いしてくる(?)イマドキっこだと思っていたのに・・・。でもその子は満面の笑みで周りに“Isn’t it ugly?”に聞いては、周りも“It is!”なんてやっていましたから、あぁこうゆう風習なんだなと気付くに至ったわけです。
Youtubeで発見した日本語字幕つきのニュース動画。
この中でもセーターを買い求めに来た若者が、“As tacky as possible.” 「ダサいのがいい」と言っています。
バンクーバーの市長が今年初めて、先の金曜日(12月21日)をアグリー・クリスマス・セーター・デーとして公式に認めました。いくつかの団体がチャリティーイベントとしてアグリー・クリスマス・セーター・コンテストや、パーティーを開催するようです。
ダサい、恥ずかしいと思われていたおばあちゃんからのクリスマスギフトが時を経て最先端のトレンドファッションとしてもてはやされるようになるなんて、きっと誰も想像していなかったでしょうね。あの時もらったダサいセーター、捨てずに取っておくんだった!と後悔しているティーンエイジャーも多いのではないでしょうか。
ダサさをこうやって笑える文化、良いですね~!
そしてこのセーターを、流行という意味じゃなく、ふつ~に着ている人がいる現実もイイ!!
私はいつもこの時期、普段どおりの地味な色の服しかなくて、「赤いセーター、一枚でも持ってりゃよかったな」と思うんですが、年に一度しか着ない赤いセーターがなかなか買えません。
なので、おばあちゃんからのセーター、あったらそれはそれで嬉しいかも・・・。
カナダでは赤色の服を着る機会が年に2回(今年はオリンピックがあったから3回)はあります!7月1日のカナダデーとクリスマス!8月のプライドウィークではレインボーカラーを、3月のSt.Patrick’s dayには緑の服を着る風習があるので、日本では原色ばかりだった私もこちらでは色んな色の服を機会があります(笑)
こういうのっていいですね。
捨ててしまいたいと思っていたものが明るい日の目をみられるなんて。
ゆみちゃんはいつもおしゃれだったけど来年はやってみるのかな?
もし、来年のクリスマスが日本なら【カナダではこれが熱いのよ!】って
是非、地元でやってみてください。勇気を出してO(≧▽≦)O
是非一緒にやりましょう、hisayoさん!!!
暖かくて季節感満点で、まさに言うことなしでしょう◎
こんにちは、初めまして
突然のコメントすみません
そして、去年の投稿に思わずコメントしてしまい申し訳ありません・・・
私もアメリカに住んでいるのですが、アグリーセーター集めてます(*´д`*)
ハロウィンやイースターバージョンもあって楽しいですよね!
もともと難易度高めなダサかわファッションが好きなので、こういうのは大好物なのです(*´∀`*)
スリフトショップなんかで一生懸命探すのですが、最近はサイズが馬鹿でかい物が多くて中々良い物が見つかりません
先日も古着屋さんで、大量のアグリーセーターが高値で売られてるのを見て苦笑いしてしまいました
それでは、失礼しました
またブログ拝見させてください
ことのはさん、コメントありがとうございます!
このアグリーセーター、「アグリー」なのにそこそこの値段がはっているっていうのがアグリーセーターを着ていなかった同僚からの意見にもありました。日本でも古着屋さんでダサかわなアイテム、生地がボリューミーなものだと中古でも値段しますもんね。
でもそんな中から自分だけの一枚を探すっていう醍醐味も楽しそうですね。
これからも応援よろしくお願いします。