アメリカでゴルフ!
Erinaです。アメリカに来て11年目、今年は本格的にゴルフを始めました。
若い頃はテニスに明け暮れ、今はすっかりゴルフにはまってしまった初心者の私が、アメリカでのゴルフについて勝手にお話してみようと思います。
まず、アメリカに来て私がゴルフに興味が生まれた理由は、その「敷居の低さ」でした。
日本では、ゴルフはお金持ちの大人のスポーツ、というイメージがあります。
道具はすべて新品で揃え、ウェアも靴も、すべてきれいじゃないとだめ。グリーンフィーは数万円で、キャディさんがつく。
そういうイメージがありましたから、子供だった私には手の届かないスポーツでした。
アメリカに来て、うちの旦那が仕事帰りに毎週3回コースを回り、ヨタヨタのバッグを担ぎ、ゴルフショップには中古のクラブがバケツに入って売られている、なんていう光景を目にしたとき、「なんだこの違いは?!」と驚いたものでした。
キャディがつくわけでもなく、自分で考え、自分でプレーする。
アメリカ人は、なんともカジュアルにゴルフというスポーツを楽しんでいる。
その違いに、「私もやってみたい!」と思ったのです。
それから、旦那のゴルフ練習についていき、実は結構あたるんです、というのをアピールすると(笑)、誕生日プレゼントにドライバー、次の年はアイアンセット・・・と着々と道具も増えていきました。(しかしいまだに自分のパターがない・・・・涙)
そうしているあいだに月日は流れ、長男、長女が生まれました。
次世代ロリーくんを育てたい旦那の興味は、私から息子へ・・・・オォ~イ・・・・・。
裏庭で、旦那が打つプラスチックボールをハイハイで追いかけて育った息子は、ゴルフが大好きになりました。「家族4人でラウンドを回りたい!」という私の夢もでき、それには私も練習しなくては!と思うようになりました。
アメリカのゴルフ練習場では「生の芝」でボールを打てるところもあります。
打ちっぱなしのボールも30球で5ドルくらいから、とかなりリーズナブル。仕事の帰りや、空いた時間には、一人でゴルフの練習に向かうようになりました。
また、チッピングとパッティングを練習できるところも併設されていて、こちらの使用はほとんどの場合、無料。
私は職場から車で5分のBalboa Park Golf Courseで、ランチ時間に練習をすることにしました。ピッチングウェッジとボール、グラブだけは車に積み、仕事を適当なところで切り上げて、練習に向かいます。30分ほど一人で黙々と練習していると、仕事の合間の良い息抜きにもなります。
そうやって地味に練習していた私を、旦那がコースに連れて行ってくれることになりました。それが昨年夏のこと。
18ホールではなく9ホールでしたが、初心者の私には十分。週末はここでプレーをする人はほとんどいないらしく、子供を連れても行けるということで、旦那のホームコース(?)でもある、バルボアへ。
日曜日の朝10時に着くと、あ、本当だ。誰もいない。笑
グリーンフィーを払い、子供たちがいるのでカートを一台借り、さぁ開始。
私が初コースで右往左往している間中、子供たちはカート乗りを楽しみ、パッティングをし、ボール探しを手伝い、なんともファミリーフレンドリーなゴルフになりました。
練習だけでは感じられないゴルフコースの感動は、あの景色の中を、自分のボールだけがシュ~ッと飛んでいくこと。
ボールを打つたびに景色が変わり、毎回、自分のボールのコースや距離も変わること。
自分で使う道具(クラブ)を選び、調節しながらゴールに向かうこと。
あんなに広いところで、あんなに小さいゴールを狙うっていうあほらしさ素晴らしさ。
いやぁ、面白い。
めちゃめちゃはまります。
それでは、ここサンディエゴのゴルフコースをいくつか紹介します。
1. Balboa Park Golf Course(ウェブサイト)
- ダウンタウンに近い、バルボアパークに隣接しています。
- 高低差あり。
- コースも狭いところあり。
- 18ホールは経験者向け。
- カート派:歩く派=50:50
- 9ホールは初心者向けで、ファミリーもオーケー。
2. Coronado Golf Course(ウェブサイト)
- サンディエゴダウンタウンから橋を超えたコロナドにあります。
- 高低差なし。
- コースも広いので、18ホールデビューする初心者向け。私もここでしました。
- ペースが遅いので、時間がかかることあり。
- カート派:歩く派=70:30
3. Mission Bay Golf Course
- Pacific Beach (PB)の入り口にあります。
- ここは結構若いゴルファーが多いような。
- サンディエゴで唯一ナイターゴルフができるらしい。
- 高低差はほとんどなし。
- コースは狭いところもあり。
- カート派:歩く派=60:40
4. Torrey Pines Golf Course(ウェブサイト)
- 伝説のトーリーパインズ。PGAプロトーナメントも行われるコースです。ちょうど先週末も行われていました。5年前のUSオープンも行われましたね。
- サンディエゴダウンタウンからは車で25分ほど北にあります。何より眺めが絶景。
- ここはグリーンフィーも格式も高め。経験者向けです。
- 南と北の2コースがあります。
- カート派:歩く派=50:50
5. Bonita Golf Course(ウェブサイト)
- サンディエゴの南東、ボニータという町のゴルフコース。
- 高低差なし。
- コースも広め。
- ここもややカジュアルな感じ。
- カート派:歩く派=60:40
6. Riverwalk Golf Course(ウェブサイト)
- ミッションバレーのモール「ファッションバレー」に隣接しているゴルフコース。
- 高低差なし。
- コースも広め。
- 若いゴルファーも多い。
- カート派:歩く派=70:30
他にもプライベートなコースがいくつかあるのですが、書ききれないのでこれくらいで。
この気候と、このバラエティ。
ゴルファーのパラダイスと呼ばれるのが納得です。
事実、うちの旦那が毎週コースを回ると、毎回、色々な場所からやってきた人たちと会うそうです。
ミシガンから出張で来た人、アリゾナに住むリタイヤした人、ヨーロッパからバケーションで来た夫婦、韓国人や日本人も多いそうです。一度、ラウンドした日本人男性と仲良くなって、その息子の名前をうちの息子にもつけたい、というところまで仲良くなったらしい。笑
こうやって英語の練習もできる、色々な場所からやってきた人(特にプロフェッショナルな大人たち)とも会えるのがゴルフ。
サンディエゴに来たら、やるべきことのひとつに、ゴルフも足してみてはどうでしょうか?
はじめまして!(京都から)コメントさせていただきます。Erinaさんの偏りのなく、そして日本人ととしてのアイデンティティーをしっかりもってコメントされているのに感銘を受けているものです。
当方最近ゴルフを始めたのですがサンディエゴの環境がうらやましくて仕方ありません。サンディエゴにはFairway Golfというゴルフショップがあってゴルフツアーを運営しているようです。ふと考えたのですがErinaさんはゴルフツアーの企画などビジネスとしてされるようなお考えはありませんか?というのは上記のような会社ですが名門コースツアーばかりでコストもかなりかかります。ご紹介されておられるようなパブリックなコースで低コストで練習したり、芝でアイアン練習するようなことができたら夢のようなことだなと日本にいるアマチュアゴルファーとしては思ってしまいます。また、アメリカで車の運転となるとなかなか治安の問題や右車線など私には敷居が高くちょっと自分でコーディネートするとなると敷居が高いです。ローカルな普通の人が利用するようなゴルフを低価格で実践できるというのは本当に魅力です。
突拍子もない提案にはなりますがいくらか取っていただいて、案内していただけるようなことができればと夢想いたします。もしくはそのようなことをしているような方がおられればご紹介いただけましたら幸いです。見ず知らずの人間からの提案で困られることとは思いますがご一考いただけましたらありがたいです。よろしくお願いいたします。
奈良たけしさん、こんにちは!
コメントいただき、ありがとうございます!
サンディエゴでのゴルフは、ゴルファーにとっては夢みたいな場所だそうですね。うちの旦那も相変わらず毎週ゴルフをしていますが、いつも全米、世界中からバケーションでやってくる人たちに出会うらしく、聞いていて面白いな~と思います。
とても面白いアイディア、ありがとうございます。
Fairway Golfさんがそういうツアーを行っているとは知りませんでした。
ただ確かに、安く、手軽に、という意味ではちょっとずれてるかもしれませんね。
わかります、わかります。毎日、無料で、本物の芝生でチッピングの練習なんて、日本じゃ夢みたいですよね。
実はたけしさんが提案してくださったようなことを考えたことがあるんですよ!
うちの両親やお友達がサンディエゴに来る際に、ツアーガイドのような方たちをアレンジしてみたり。
ビジネスとまでは行かないかもしれませんが、もしたけしさんがサンディエゴにいらっしゃる予定があれば、私のまわりのお友達で、運転や、ゴルフコース同行など興味のある方を紹介できると思います。(英語でもオーケーなら、うちの旦那も含め)
せっかくアメリカに来るのだから、アメリカ人や外国人とラウンドしたい!という方もいらっしゃるでしょうしね。
もし良ければ、mail@innadeshikoway.comまでご連絡ください。