アメリカでポスドクになる方法:Part 3 カバーレターを書く

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アメ10読者の皆様こんにちわ、KAZでございます。

さて、アメリカでポスドクを志す人のための指南ブログ第3弾はカバーレターの書き方です。

前回の記事でCVの書き方について書きましたので、今回はCVをアプライ先へ送るためのお手紙の書き方です。

ポイントは以下の4つ。

1.現在自分が行っているプロジェクトについて

2.なぜアプライ先の研究に興味を持ったか

3.どんな研究がしたいか

4.アピールポイント

 

実際にボクが書いたカバーレターはこんな感じでした。

 

Dear ○○

まずは自分は何者か。

I am responding to your opportunity announcement, which appeared in website.  I would like to apply for the postdoctoral position in Dr. ○○’s Research Group.

 

現在携わっているプロジェクトについて

I am currently a postdoctoral fellow in the Laboratory of Dr. ○○ in the Department of ○○, ○○, Japan.

I have been working on ○○○○.

During my Ph.D. program and postdoctoral fellowship, we isolated and identified the ○○, and discovered that ○○○○. On the other hand, we found that ○○○○. These findings identify a novel mechanism of ○○○○.

My current employment contract will expire on next March and seriously looking for aposition for my next career.

 

なぜ、アプライ先の研究に興味を持ったか。(現在行っている研究との関連性を含めて)

I am particularly interested in working of Dr. ○○ because I have been working on ○○○○.

 

アプライ先でどんな研究がしたいか

My research interest is ○○○○.  I am eager to investigate the involvement and regulation of ○○.  Especially, I would like to reveal the physiological function of ○○.  In the future, I would like to examine the effect of ○○. Your project investigating that underlying molecular mechanisms of ○○ is very interesting to me.

I would like to have a chance to work in your excellent laboratory.  I think that I could bring useful skills to your research group. I would be most grateful if you could let me know whether there is any possibility that I might be able to join your group.

 

アピールポイント

I have extensive experience in toxicology, cell biology, molecular biology, protein biochemistry. I trust that my previous research experience and background knowledge will contribute productively to the on-going research projects in your laboratory and also help in expanding the research area for the future in such a way that your laboratory will take the lead in this field of research. I am a quick-learner and highly motivated in mastering new research areas and techniques.  As I would like to pursue a career in performing excellent research and contributing to the biomedical research and public health, I would be delighted, if you could provide me with the opportunity to work with you in your laboratory.

 

締めの言葉

Thank you for your time and I look forward to hearing from you.

 

I am enclosing my curriculum vitae for your review.

Thank you very much for your consideration, and I am looking forward to hearing from you.

 

とまぁ、こんな感じです。

カバーレターの書き方に決まりがあるわけではありませんが、基本を押さえた上でアレンジする方が良いと思います。どの世界にも礼儀と作法があると思いますので。

しかし、あまり型にはまりすぎて相手を刺激するポイントがないと、読み手側に興味を持ってもらえません。

一般的にラボのPIはとても忙しく、有名なPIには常にアプリケーションレターが送られてくるので、簡潔且つ目を引くものでないといけません。

そのためにも、カバーレターといえどもある程度の情熱が見えるような文章を書いた方が良いと思います。そう、ラブレターを書くときのように。

もちろん、ウソは書いていけませんが(自分の性格やスキルは特に)、後で自分が読んで恥ずかしくなるぐらいナルシズムに書いた方がウケは良いと思います。

最後に、誤字脱字のケアレスミスがないか良くチェックしましょう。
文章能力は、論文を書くときにも必要なものですので、あまりにもひどい文章だと、こいつ論文書けへんのチャウかと思われてしまいます。

綺麗な文章かどうかによって研究者としての能力があるかどうかの印象もだいぶ変わってくると思います。

もし可能であれば、ネイティブにチェックしてもらいましょう。

 

文章を何度もチェックして、もうこれ以上ミスはないと確信できたら、CVと共に送りましょう。

いまはほとんどがE-mailで送るのが普通になっています。大学によってはjob oppotunityのポータルサイトがあり、そこから送信する場合もあります。

はやければ翌日には返事が来るでしょう。(返事すらないのがほとんどですが)

その際、必ず推薦状を送ってこいと言われます。大体2ー3通でしょうか。

その時にすぐ対応できるように、予め推薦状をお願いする先生には連絡をしておいた方が良いと思います。

噂によると、日本人の推薦状はいいことばっかり書いてあってほとんど信用できないと思っているPIもいるようですので、その点も推薦状をお願いする先生方には「あまりいいことばかりを書かないようにお願いします」と伝えておいた方がよいでしょう。

 

次回は、自分が経験した、CVを送ってからインタビューまでについて書きたいと思います。 

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