アメリカの「社交辞令」
ここアメリカでも、「社交辞令」というものがあります。
その場の雰囲気や、話の流れで、「こう言っておこう」というのはアメリカ人でもあるようです。
私がアメリカに来て感じたのは、「何かをやろう」と言って、実行されない人が多いということ。
たとえば、「近いうちにディナーでもしよう」とか、「どこどこに旅行したいね」と言ってくれるのですが、実際に次のステップが起こることは少ない。
悪気はないとわかっているし、個人的にそのせいで損をしたわけでもないので、「嫌な経験」という印象はないのですが、これが何度も続くと、「この人も口だけか〜」と感じるものです。
そんなことを思っているうちに、実は自分もその立場になっていることを気づかされました。
私はサンディエゴで出会った日本人女性のYさんという友人がいます。
彼女は私の母親と同い年で、毎年お正月には日本人の知り合いを招待して、ごちそうを振る舞ってくれる、サンディエゴのお母さん的な存在です。
だいぶ前の話になりますが、そのYさんご夫婦を、「今度はうちにディナーに招待しよう」と、ある日、私の旦那が提案してきました。
「そうだね」と同意した私は、Yさんに会った日に、「今度はうちに来てください」と言い、彼女も「そうね、ありがとう!」と答えてくれました。
それからしばらくして、うちの旦那がYさん夫婦のことを持ち出しました。
旦那:「Yさんご夫婦はいつになっても来てくれないね。エリナ、ちゃんと誘ったの?」
私:「うん、誘ったよ。」
旦那:「いつ、来るの?」
私:「そこまで決めてない。」
旦那:「それじゃいつまでも来ないよ。来て、って誘ってイエスだったら、『じゃあいつにしようか』ってその場で日程を決めなきゃ。今週末がだめなら、いつがいい?って聞かないと。」
な〜る〜ほ〜ど〜、そうだったのか!
これまで、「人を誘うのが苦手」だと思っていた私には、自分の誘い方に問題があったらしい。
いつまで経っても、実行されないのは、「時間」の話をしないから、だそう。
旦那曰く、アメリカでは、「口だけのヤツ」のことを、”He was blowing smoke.”(あいつは口だけだ。)と言うそう。
だけど、こうやって時間のことを持ち出してくれる人は、そうじゃないんですね。
これを機に、Yさんを我が家に招待することもでき、それ以来、アポイントメントを作るのが嫌じゃなくなりました。
誰かに「これ、一緒にやろう!」と言われたら、それが起こるのを待つだけじゃなくて、「じゃあいつにしようか?今週末はどう?」と一押しする必要性が見えた体験でした。
「私は興味がありますよ!」という意志を表示する意味でも、日にちを決めるという作業に参加するべきなんですね。
どうですか?
この経験、心当たりありませんか?
わかります、わかります。
私は誘われても本気にしないたちなので実際時間まで
決められたら戸惑いますが、嬉しいです。
自分自身は社交辞令を言わないたちです。
予定は未定が気楽でいいんです。
かといって人づきあいが苦手なわけでも、初対面の方と
お話することが苦痛と言うわけではないのですが、
つい、相手の方の気持ちをあれこれ慮り、勝手に気疲れして
しまう点があるからかもしれません。
のびのびしている方に出会うと素敵だなぁと思います。
アメリカ人、本当に口だけの人多いですよね。パーティなどの招待メールを送って、「行く」と行っていたのに、ドタキャンする人も、たくさん。ひどい時は、約束した言い出しっぺの人が来なかったり…。
私は、結構実行型なので、結構お誘いをするのですが、あまりにも口だけの人が多くて、それにも慣れてきましたが、たまに嫌になるときも…。特に、人数などはっきり分かりたいときに、こういう人は本当に迷惑です。ちなみに、私の旦那もアメリカ人ですが、実行型の方です。
>His agoさん
コメント、ありがとうございます!
お誘いに戸惑ってしまう人もいらっしゃるんですね・・・よいことを知りました。笑
私は、こちらに来て以来、(よくも悪くも)あまり深く考えなくなりまして・・・日本にいたら、無神経に見えてしまうのでしょうか?気をつけないといけないですね。
>Ayaさん
多いですね〜。Ayaさんにそう言われてみると、確かにもっとありそうな・・・苦笑。
ドタキャンは多いですよね。明らかに優先順位が変わった、みたいな。
そういう人との付き合いは薄くなりますね。
または、お互いにコミットメントしなくていいような付き合いになったり。
そんなときは、don’t take it personallyと自分に言い聞かせるしかありませんね。
すみませんiPhone だと打ち間違いが多くて。。。
Hisayoさん、めちゃくちゃ受けたのは私だけでしょうか? 笑