アメリカ流履歴書-カバーレターの話
このカテゴリー、随分前に作ったのですが、最近ネタ切れ状態で、と言うよりも、私自身の勉強不足で思うような記事がアップできていませんでした。
が、このカテゴリーの記事を待っていてくださる方も結構いらっしゃるようなので、ふんどしを締めなおして(失礼...)いろいろな情報をお届けしようと思います。
今まで、順を追ってレジュメの書き方をご説明してきましたが、一旦ここでリセットします。随分、自分勝手ですね(汗)。いつかはつじつまを合わせますのでお許しを。
では...
今回は、レジュメにつき物のカバーレター(Cover Letter)についてお話しようと思います。
日本ではどうでしょう...カバーレターと言うものはあるのでしょうか?履歴書の表紙になるものです。挨拶状とも言えるかな?
このカバーレター、あなたが求職活動をする際に、レジュメと同じくらい非常に大切なもので、その中で、あなた自身を紹介するだけではなく、あなたのレジュメの内容についても紹介することになります。
分かります?
あなたのレジュメが求職活動の中で非常に重要な役割を担う一方、レジュメにカバーレターを含めると言うことは、レジュメと同様、非常に重要なことなんですね。
では、どう言うことを書けば良いか。ちょっといくつかポイントを挙げてみます。
・当たり前のことですが、望んでいるポジションの職務内容を、カバーレターの内容と合致させます。つまり、あなたがいかにそのポジションに向いていて、あなたを雇うことがその企業として最良の判断であることを、歯が浮くほどうまい言葉を使って書きます。
・将来の雇用主に、あなた自身を良く知ってもらうことを目的として、必要に応じてポイント、ポイントを強調します。
・そのポジションに適していると考えられる、あなたが持っている経験について書きます。
・とにかく、あなたが将来の雇用主に言いたいこと全てをうまくまとめて書くことが大切です。
・そして...このカバーレターを見た採用責任者が、レジュメに自然に導かれていくことが最大の目的になります。
カバーレターをまとめる際には、あなたは、自分自身がその仕事に最も適した人材であることを売り込むことが重要になります。そのために、経験や、才能、そして能力など、新しい雇用主に知ってもらいたいことを書いていきます。他の候補者の中で抜きん出た存在になるためにも、出来る限り具体的に、しかも簡潔に書いてくださいね。
カバーレターは簡潔である必要があるのです。何ページにも渡るようなものであってはいけません。カバーレター=表紙ですから、だらだらと書かれていると読みたくもないですからね。それに、カバーレターが長いと、それだけで読むのに疲れてしまって、本題のレジュメを見る前にゴミ箱行きになる可能性だってあります。簡潔で、しかも、あなたが応募しているポジションに関連したポイントを含んでいる必要があります。レジュメの中の重要ポイントですよ、いいですか。雇用主がその職務に関して、あなたがどの程度の経験を持っていて、どの程度の専門知識を持っているのか明確に分かるようにうまくまとめてください。
あなたは、カバーレターの中で、そのポジションに関しての専門家となっている必要があります。雇用主が知っていなければならない、あなたに関連したすべての情報がうまく表現されていなければなりません。簡潔にですよ、簡潔に。
これらのことをうまく文字にすることができれば、採用責任者は、必ずページをめくって、本題のレジュメに目を移していくはずです。
レジュメは大切です。でも、カバーレターもそれと同じくらい大切なのです。
ですから、レジュメと同じくらい真剣にカバーレターを書いてください。
グーグルで”cover letter”を検索すれば、たくさんのサイトが出てきますので、適当に選んで中を見れば、サンプルを見ることが出来るはずです。いろいろなサンプルを参考にして、ベストのカバーレターを作ってくださいね。で、レジュメといっしょにして、意中の企業に送付するとか、知り合いを通じてヒューマンリソース(人事)に出しましょう。
そして、先方からの面接の連絡を待ちましょう。
こんにちわ
勉強になりまうす。そういうことなんですね。
日本方式はお決まりの履歴書に穴埋めするだけですから随分違うもんです。日本の学生が米国の大学になかなか入れないと聞いたことありますが、さもありなん。
もう少し早くこの記事みときゃよかった。 って、大学じゃないです。そこまで遡りません(笑)。今の仕事で随分役に立つ記事です。Thanks!
晴れふらさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
そうですね、最近は良く知りませんが、日本の履歴書は形式が決まってましたよね。
こちらは、個人的には、その人の個性を前面に押し出すことが重要、だと考えています。もちろん、ネット上には、テンプレートが山のようにあるのですが、テンプレートを使う場合にも、自分なりにアレンジして、オリジナリティを出すことが大切だと思います。
>今の仕事で随分役に立つ記事です。
今の仕事?人を採用する時のことかな?
このコーナーでは、レジュメの書き方、その後、面接の受け方などもご紹介していこうと考えています。
レジュメを書く側、面接を受ける側に役に立つものを書いていこうと考えていますが、逆にレジュメを見る側、面接をする側にも役に立つかもしれません。
頑張ってこのコーナーを守り立てたいと思います(自己満足の世界ですな、こりゃ)。