クレジットスコアってなんだ?
アメリカはよく、「クレジット社会」と言われます。
そこで、よく聞くんだけど、本当のところ、これってなんなの?と思う言葉。
クレジットスコア (credit score)
クレジットレポート (credit report)
クレジットヒストリー (credit history)
というクレジット軍団。
そもそもクレジット(credit)とは、「信用」という意味。って調べるとどこにでも書いてあるのですが、私はそれだとさっぱり意味がわかりませんでした。
今日は、もうちょっとわかりやすく説明してみようと思います。
そもそも、「信用」とはなんでしょう?
あなたの信用がどれだけあるか、誰が決めますか?他人ですね。
それは何に基づいてでしょうか?これまでのあなたの行いだったり、あなたの人格だったりしますね。
あなたが信用できる人間かどうか、というのはとても主観的な判断です。
それを統一されたものさしで判断をするためのツールが「クレジットスコア」で、有名なのがFICO Score(ファイコ・スコア)。
判断に使う材料は「金銭的責任」。
なので、アパートの賃貸費、クレジットカードやローンの返済などがきちんとタイムリーに払われているか、をチェックします。毎月、滞納をせずに一定額を払い続けているほど、高いクレジットスコアになり、ローンの未払い、レントの滞納などがある場合は、クレジットスコアが下げられます。
これをレポートとしてまとめる会社(= credit bureau)にExperian, Equifax, TransUnionなどがあります。
例えば、あなたのアクションが左だとすると、右のパーティがクレジットレポートをリクエストします。
・新しくクレジットカードを申請→クレジットカード会社
・家を購入するためのローン申請→銀行
・別の賃貸に引っ越し→大家
クレジットレポートを集めて、将来的にお金が払える人かどうかを調べるために、あなたのクレジットスコアをチェックするわけです。
クレジットレポートに載っているのは、クレジットスコアだけではありません。
あなたの今までのローン、クレジットカードに関する情報が全て載っています。たとえば10年前にどこそこのデパートで申請したクレジットカードや、20年前に買った車のローン、あなたに関わる全てのクレジット情報を「クレジットヒストリー」と言います。
日本では、「ローン=借金」でマイナスイメージですが、
アメリカでは、「ローンを組める=社会的に認められている」というプラスのイメージがあります。
これがクレジット社会の秘密。
なので、一人でいくつものローンを持つことは珍しいことではありません。
これをクレジットヒストリーとして記録することは、その人の金銭的な強さ(financial strength)を調べるために必要なことなのです。
ここで私自身の体験を少し。
留学生が学生生活を送っているうちは、アメリカでのクレジットヒストリーというものがありません。キャンパス内でバイトをしてお給料をもらって政府に税金を納めているだけでは、クレジットはできないのです。
私が大学を卒業して新しい仕事をし始めたとき、新しい車を買おうと思いました。
そこでローンを組もうと思ったのですが、ディーラーで私のクレジットはないということを発見。結局、私名義でローンは組むことはできませんでした。
そこで旦那のクレジットカードにジョイントアカウント(夫婦共用アカウント)として私の名前を追加してもらったのです。これはクレジットヒストリーを立ち上げる、一つ目のやり方。
もう一つのやり方は、これは人に聞いた話なので、自分で試すことはできなかったのですが、大学に在学中に、学生用のクレジットユニオンから、クレジットカードを作ること。これで学生のうちに、クレジットヒストリーが作れます。
「どこかで始めないと、クレジットがない→ローンが組めない→クレジットがいつまでもできない」という悪循環になります。
アメリカ人の一般的なクレジットヒストリーの作り方も、大学生の時あたりに、親のクレジットカードアカウントに名前を追加してもらう、というものらしく、みんな一から立ち上げる方法をあまり知らないようです。
このクレジットはアパートレントや携帯電話のデポジット(deposit)などにも影響します。留学生や外国人のように、クレジットがない場合、2ヶ月分のレントということになりますが、これが原因です。
あとは、自己破産をした場合や、不動産のforeclosure(抵当入り)した場合などもクレジットがガクッと下げられます。
上手く使えばとても色々なベネフィットがあるクレジット 。
日本ではあまりなじみのない文化ですが、うまく付き合えればいいな、と思います。
僕のクレジットヒストリー盗難の為、国境の町エルパソにてストップ…(笑)
治安が悪いとは聞いていたのですが
外務省、地元警察おかげで助かりましたが
打たれなくて良かったです・・・
サンディエゴは次回落ち着いて遊びに行きますね。
おお、Marlboroさん、ご無沙汰です。今日本ですか?アメリカですか?時期的には、アメリカのお仕事は終わってますね。
クレジットヒストリー盗難なんてことがあるんですか。気をつけなきゃいけませんね。結構大変だったでしょう。
では、次回は、サンディエゴで、Marlboroさんのおごりでお寿司を食べに行きましょうか(笑)。