サンクスギビングってなに?
サンクスギビングを明日に控えたアメリカでは、道行く人が「今年のサンクスギビングはどう過ごすの?」と聞きあう光景が目立ちます。(そんなに聞かないだろw)
で、『感謝祭』と訳されつつも、意外と知らないその歴史。
私も詳しくは知らなかったので、思い切ってアメリカ人に聞いてみました!
今回この質問に回答してくれたのは、友人のマデリン。
私は一切何のリサーチもしていませんし、人によって多少の解釈は違うと思いますので、とあるアメリカ人はこう思っているんだなぁ~程度に読んでみてください。
その昔、アメリカに移民してきたイギリス人たちのお話です。
彼ら、新しく自分たちの国を作ろうと意気込んでいましたが…どうにも畑仕事がうまく運びませんでした。
しかし生きていくためには畑を耕さなくてはいけません。
必死で苗を植え、収穫を待つ…を繰り返しますが、どうしても作物が思うように育たない!!
中々サバイブしていくことが難しく、環境の厳しさに耐えられずにたくさんの方たちが亡くなったそうです。
そんなとき、困り果てた彼らを助けたのが、ネイティブアメリカン(先住民インディアン)だったのです。
当時ネイティブアメリカンの中に一人だけ英語を話す人がいて、その人を仲介して『アメリカの土の性質、土と植物の相性、アメリカではトウモロコシがとても育ちやすいこと』などなど、たくさんのアドバイスをくれたそうです。
そして収穫を迎え食卓が食べ物で溢れたとき、ネイティブアメリカンもイギリス人も、みんなが一緒に『作物が育った幸せ、食物に恵まれる幸せ、家族(仲間)とそれを分かち合える幸せ』を祝い、そして続く幸せを願ったそう。
時は過ぎ、現代ではこの国でもめったなことがない限り食べ物に困ることはあまりなくなりましたが、ご先祖様たちが必死で生き抜いたおかげで今の自分たちがあり、食べ物にも恵まれ、こうやって家族が集まって健康に暮らせる、そんなことに感謝をするのがThanksgivingなのだそうです。
サンクスギビングについてマデリンが言っていた言葉がとても印象的でした。
「クリスマスも父の日も母の日も、どんなホリデーも商業的な目的が絡み、ギフトやお金が回ることを世の中が求めてしまうけど、家族と共に時間を過ごすことが純粋に求められていて、私には一番愛に溢れたホリデーに感じられるの。まぁ、たくさんの食材がこの日のために用意されたりして商業的な絡みは厳密には避けられないけど…」
正直、今まではなんとなくの印象でしかサンクスギビングを知りませんでしたし、「連休だー!わーい!」程度な喜びでしたが、今年は全く違った想いで溢れています。
家族と共に、温かいご飯が食べられる、それはどこの国にいても、どんなにお金があってもなくても、幸せなことですよね。
私が感謝するのは、ご先祖様か、両親か、遠くにいても支えてくれる友人か、毎日一生懸命働いてくれる旦那さんか、私たちをほころばせてくれる小桃か・・・うん、思いつく全てのことに感謝です!
そして、こんな素敵なことを教えてくれたマデリンにも、ありがとう。
それでは、HAPPY THANKSGIVING!!
私もアメリカ人と話をしたら、みんな同じこと言ってた。
クリスマスもバレンタインデーも商業目的になってきてるけど、サンクスギビングはそうじゃない!って。
イベント自体は「みんなでごはんを食べる」っていうのが目的だもんね。
季節の食べ物がごっそりと入ったボウルや大皿をテーブルに並べて大切な人たちとごはんを食べる。当たり前のことだけど、やっぱり忘れちゃいけないこと。
特にこんな時代だから、家族や友人と食卓を囲むっていうのは本当に大事なことなのかも。
Thanks(感謝)をgiving(与える)日だから、日ごろの出来事に感謝するのはいいことだね!私もそうします。
マデリン、ありがとう!
Erina
家族を集まらせてくれるホリデーって、中々イキだよね。
今年は友達一家と一緒に過ごす予定だけど、日本の家族を呼びたくなったもん(笑)
今年食べ物の雰囲気をつかんでおいて、来年Maki-Kさんのレシピを実行してみる!
素敵な文化に触れられたことにもありがとうだよ!