ニックネームのあるコインとカラフルなお札

こんにちは naomiです。 

カナダの貨幣は日本と同様、コインと紙幣です。面白いことに、各コインにはあだ名が付いています。

1セント(1円)はPenny

5セント(5円)はNickel

10セント(10円)はDime

25セント(25円)はQuarter(4分の1という意味)

50セント(50円)あるらしいですけど、見たことはないです。

1ドル(100円)はLoonie

2ドル(200円)はToonie

 

1セントは最近生産中止になりました。商品の値段も四捨五入してしまうようです。(詳細はYumiさんのこの記事で)コインを作る費用のほうが高くなっているので、コイン自体を失くしてしまったようです。クレジットカードを使うときには定価どおり払うので、あまり変化は感じません。Pennyはイギリスのコインの呼び名から取ったものです。

 

1ドルは黄色いコインの後ろ側にLoon(アビ)という鳥がいるためLoonie

2ドルはLoonie が2つだからToonie、黄色とシルバーの2色のコインです。

From craigmarlatt.com
From craigmarlatt.com

 

どのコインにも必ずエリザベス女王の顔が付いています。コインでもお札でもそうですが、女王の顔はその時の女王の顔で作られているようで、同じコインでも徐々に年をとった女王に変化しています。これを知った時にはなんだか感動したな~彼女の人生がコインになっているような気がしたんです。

 

日本には25セント(25円)玉はありませんね。

この25セントは人気者で一番良く使われるコインですが、わたしにとっては曲者で使いづらいです。お釣りをもらった時にとっさに金額が確認できないのです。

払うときには考えて払うので、25セントでも大丈夫。

例えば、36セントを払う時、日本だったら30円と6円、でもこちらでは25セントと11セントで払うことも出来ます。

 

しかしながら、お釣りをもらうときはに、いつも「???」になってしまうんです。

例えば、31セントのお釣りをもらうとします。日本では30円と1円ですけど、25セント混じりのお釣りでは25セント、5セント1セントとかなり複雑な組み合わせになっちゃいます。

日本式に30セントと1セントのコインを期待しているので、25セントが入っているお釣りではとひと目で確認できないんです。期待していたコインと違うコインを見た瞬間わけわからなくなっちゃって、もらったお釣りをジーっと眺めてしまうのです。だから、25セントはわたしにとって苦手な曲者なんです。

だけど、目で見た情報って大切ですね。頭で考えず、見た瞬間「正誤」を判断してしまうんですから。

今では、買い物はほとんどカードなのでお釣りを確認することも殆ど無いし、お釣りもレジに表示されるので、キャッシャーの人が間違えることもないですよね。

現在の紙幣は

5ドル、10ドル、20ドル、50ドル100ドルです。単位はドル(Dollar)、アメリカでもそうらしいですが、単位をDollarでなくてBuck(バック)をよく使いますよね。例えば、10 dollarsを10 bucksというわけです。Buckは鹿の皮の事で、昔インディアンと白人の取引の時に鹿の皮が使われていたことに由来する、ということらしいです。

 

一番の人気の紙幣は20ドル。わたしもお財布のなかにはクレジットカードの他に現金で20ドル紙幣を入れています。

どうして20ドルが一番使われるのかわかりません。10ドルでも全く問題がないと思うのですが…

 

カナダの紙幣は大きさはどれも同じ。ただしお札の種類によって色と絵柄が違います。

5ドルは青、10ドルは紫、20ドルは緑、50ドルは赤、100ドルは茶色です。

色が違うのはすごくいいです。ひと目で金額がわかるので、間違えることがないです。

From wikipedia.org
From wikipedia.org

 

カナダでも去年から新しい材質を使ったお札に徐々に変わってきました。
手触りがプラスチックの様、というかポリマーを使った本当にプラスティックのお札になりました。
ピラピラとしていて、折り曲げてもなかなかすじが付きません。水に濡れても全然平気!色はさらに鮮やかになったような気がします。
 
わたしがカナダに来た時には1ドル札が1ドルコインになって間もなくでした。そして、しばらくして、2ドル札が無くなり2ドルコインへ、2000年には1000ドル札が廃止されました。

わたしは1000ドル札には縁がなく、見たことはありません。10万円札ということですよね。1000ドル札は資金洗浄や組織犯罪に使われていたそうです。うーんやはりこれほどの大金のお札は、普通は必要ないですもんね。今でも100万ドル分の1000ドルがどこかに残っているらしいですよ。

 

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2 comments on “ニックネームのあるコインとカラフルなお札”

  1. naomiさん、こんにちは。

    >色が違うのはすごくいいです。ひと目で金額がわかるので、間違えることがないです。

    「Monopolyのお札みたい。」と笑われる事のあるカナダのお札ですが、色が違うっていいです。5台のレジからお金を集めて数える職にあったときは、色つきのお札がありがたかった。仰るとおり、間違える事が無いからです。

    USドルは見た目一緒なので気を使いました。アメリカにお住まいの方は、間違えて多く払っちゃった!とか無いのでしょうか?

  2. 支払いをするときに気をつければアメリカのお札でも大丈夫のような気がしますが、急いでいる時やSUEさんのように集金したお金を数えるときに、米ドルはかなり大変だと思います。
    モノポリーでもいいですよ、使いやすいんだから。

    ところで、以前はカナダではかなりの割合でアメリカのコインが混ざっていました。そして、お店にも平気でアメリカの25セントで支払っていました。
    でも、最近はあまり家のコインを貰うこともないし、それを支払いで使うこともないです。
    なぜでしょうね。

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