ミリ妻、アメリカ軍人病院で出産する 【前編】

こんにちは、Yukaです。
今日は、前回の記事に引き続きミリ妻シリーズをお届けします。

アメリカの軍人病院(海軍病院)での
初診から出産までの経験をまとめた前編です。

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1.妊娠発覚

軍人病院のOBGYNに妊娠検査薬で陽性が出た事を電話。
初診の予約をお願いすると・・・
軍病院『まだ5週なので、12週になったら来てください』

12週までは待てないと思い、もう一回電話。すると・・・・
軍病院『あ、そういえば妊娠証明書ないと診察できないからね〜』
(↑もっと早く言ってください!)

軍人病院に行き、尿検査で妊娠を確認。
誰かの殴り書きのような『POSITIVE+』というメモでしかない
”証明書”をゲット。笑
やっと初診の予約を11週目に入れる事ができました。

2.悪阻期〜初診

悪阻がひどく、みるみるうちに2、3週間で10キロ弱減りました。
悪阻が悪化した理由に、旦那が3週間の出航で不在だった事があげられます。
私は孤独で過ごしたあの悪阻を一生忘れません。笑

買い出しも行けない、掃除・洗濯・料理もできない。
引越したばっかりで友達も限られ、『悪阻はみんな通る道』だと思うと頼れず。
病院に連れて行ってくれる旦那もいない。
毎日吐きすぎて血を吐いてしまい、泣きながら、フラフラのまま運転。
初診は11週目との事でしたが、理由を話し、9週目で初診。

その病院は産婦人科のある病院ではなく
軍人用診療所のような簡易施設でしたが、症状がひどく、
たまたま妊娠検査のできるドクターがいたおかげで診て頂けました。

ミリ妻の方々。くれぐれも無理はなさらずに、周りに頼って
健康で元気な妊娠期を過ごして下さい。

3. 点滴で震える

初診:悪阻&脱水症状で即効点滴。
*悪阻で水分がとれず、脱水症状になると、吐き気が悪化するようなので
お気をつけ下さい。

軍関連の映画でみる、戦争中に兵士を手当するような
超簡易ベッドで点滴をうけました。(←今思えば良い経験)
しかも軍服をきた衛生兵(Corpsman)に点滴をうってもらいました。

冷蔵庫から出したばっかりの、キンキンに冷えた点滴。
(↑冷え過ぎ!)
寒すぎてぞくぞくブルブル、危ない人のように震えていました。
簡易ベッドに簡易カーテン。ナースコールなんて存在しません。

やっと一袋点滴が完了した頃にCorpsmanが確認に。
替えの点滴の袋と交換。
すると、、、点滴のラインに溜まった空気がドーーーーーーっと
私の血管めがけて、入ろうとしてきます。
コレハ、アブナイ!!!!!!!!!
私:『NOOOOOOOOOO。』
見ていた彼の部下(笑)が『What the f*** are you f***ing doing』
と注意してくれ、空気を出してくれました。
**この経験が怖すぎて、無痛分娩は絶対しないと心に誓う**
無痛分娩なしのお産の様子は後編で。

4.ソーシャルワーカー介入
悪阻がひどすぎ、脱水症状、点滴、旦那不在、体重10キロ減る

という条件が重なり、拒食症をと鬱を疑われ
軍のソーシャルワーカーと面談する事になりました。

行かないと、色々疑われそうで怖いな・・・
と思い、吐き休憩を入れつつ運転。 面談へ。
色々話した挙げ句
『うーん・・・・悪阻が収まれば貴方の問題はなくなりそうね。問題は悪阻ね。
Your case is closed!!!!!!』

だからそうやって最初から言ってたやんか!!!!!!!!!!!!!!!!
面談して色々疑うくらいなら、かわりに買い出しいってくれ!(←切実)

という心のつぶやきを胸に、帰宅しました。

でも、本当にサポートが必要な場合もあるやろうし
そういう意味では家族へのサポートは充実しているのかなぁ〜と。
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さて、長くなってしまいますのでココから出産までは
次回の後編でおとどけします。

ミリ妻のみなさんの軍人病院での経験談をお待ちしております。笑
そして、ミリ妻の皆さん、ご主人不在の際はくれぐれも無理をなさらずに。 

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2 comments on “ミリ妻、アメリカ軍人病院で出産する 【前編】”

  1. やっぱり。。。と思ってしまいました。私の主人もあと2年で軍をリタイヤです。私は運良く日本でのPCSが続いていますが、妊娠時はまだ何も知らず、ミリタリーホスピタルでの出産を決めてしまいました。いろいろやらかしてくれましたよ〜、あの人たち。血液検査時、Corpsmanが先輩に「どうやって針、刺すんすか?」と患者の目の前で聞いてみたり。あるときは、別のCorpsmanが採血後に手袋を外す際、血の入った容器までゴミ箱にポイ。。。再度、採血することに。。。大きくなりましたが、息子が生後4日目で採血が必要になった際も、うまく針が通らず、43回も失敗した結果、医者も「採血しなくても大丈夫だから、ここでやめておかさましょう。」と。。。頭やらお腹にまで針を刺され大泣きの息子を横に私も罪悪感で大泣きでした。
    こういうのってローカルの病院はもっとしっかりしているんでしょうかね?
    ちなみに友人は帝王切開だったのに2日で退院させられていました。。。

  2. >Yuriさん
    コメントありがとうございます。
    あと2年でリタイヤですか。本当にすごいです。
    我が家は途中で軍を辞め、今はシビリアン。
    あの時に比べればのほほんとした生活を送っています。
    43回の失敗ですか・・・・?それは聞いた事がないです(笑)
    もう伝説ですね。怖すぎます。
    親としては、子どもの泣く姿、辛いですよね><
    ローカルの病院、アメリカの話をしますと、もう少ししっかりしています(笑)
    軍の病院はやっぱりお役所仕事で『医療ミス』がとりだたされませんが・・・
    普通の病院は『訴訟大国アメリカ』ですので、軍ほど目立ったミスをされる事はありません。
    アメリカの病院では初産は24時間、経産婦は48時間で退院です。
    帝王切開の場合3日と聞きましたが、お友達の場合、経過が良好だったのでしょうか?どちらにせよ、日本の産後の至れり尽くせりは羨ましい限りです。

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