炎上車の下からレスキュー@ユタ州
今日はあるニュースを紹介します。下はCBSニュースのリンクで、その映像が見られますので、ぜひチェックしてみてください。日本語の要約は下にあります。
Amazing video: Bystanders lift car to save biker
(CBS News)
A fiery rescue in Utah was caught on tape Monday. A car hit a motorcycle in Logan. The bike slid under the car, trapping the rider under the car as flames burst out.
Grad student Chris Garff, who shoots video of lectures and school events for Utah State University, happened to be there when it happened, and began getting the scene on video.
Half a dozen people tried the lift the blazing BMW.
“We were cheering them on, like ‘Get that car up! Get that guy outta there!” Garff says.
No luck. Then, a flood of people swarmed the car and crane it managed to lift it into the air. A construction worker dragged the limp body from under the 4,000 pounds of steel.
“It felt like he was motionless for a very, very long. It felt like forever,” Garff says. “I thought he was a goner.”
But then, as one witness described it, “He’s moving! No freakin’ way!”
The man, 21, was rushed to a hospital where, police say, he’s in stable condition with broken bones and minor burns.
“Absolutely,” says Garff, the Good Samaritans “are heroes.”
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9月12日の月曜日、ユタ州ローガンでの交通事故を、撮影したものです。この日、バイクと自動車が衝突、バイクは自動車の下に滑り込むと、バイカーが車の下に引っかかってしまいました。このビデオは、そばにいた大学院生が撮影したものだそうです。
この事故を目撃した、通りがかりの人たち(Bystanders)が力を合わせて、炎上している自動車を持ち上げます。女の人もいますね。
4000パウンドの車を持ち上げて、建設作業員らしき人がバイカーをずるずると引っ張りだしたとき、彼はもう死んでしまったように見えたそうですが、数分して、動いているのを目撃しています。
この21歳のバイカーは病院に運ばれ、手当を受けていて、骨折とやけど以外は順調に回復しているそうです。
「この人たちは全員、ヒーローだ。」
ここで使われている、”Good Samaritans“という言葉、ニュースではよく聞きますね。
もともとは、聖書の中のストーリー、「善きサマリア人のたとえ」から来ているそうで、現在では、通行人などの顔見知りでない人が、特に自分の利益を考えずに、誰かのことを助け、結果として命を救った場合などに使われます。
“Good Samaritans Saved Drawning Girl in River”みたいに、ニュースのタイトルで使われています。
その場で機転を利かせ、自らの恐怖に打ち勝ってこうやって誰かを助けることって、誰にでもできることじゃないですね。人としてすごいと思います。
最近では、日本でも通り魔事件、アメリカでも銃乱射事件など、「全く知らない人」を傷つける事件が増えているように見えます。
だけど、こうやって「全く知らない人」の命を救おうとする人もまだまだたくさんいるはずです。相手も「自分と同じ人間」だと思って、広く世界とつながっていけるといいなと思いますね。